福島牝馬ステークス2021 追い切り情報

福島牝馬ステークス2021 追い切り情報

福島牝馬ステークス2021 追い切り情報


4月24日(土)福島芝1800m

シゲルピンクダイヤ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースを中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
特に一週前追い切りは栗東CWで長めに追われていて、実戦を意識した調整が行われることが多いです。
全体時計は平凡ですが、ラストはは毎回鋭い伸びを見せているので、直線の動きは要チェックですよ。

併せ馬ではいつも先着をしていますし、しっかり折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
近走は不振が続きますが、2走前はG3中日新聞杯で2着に好走しています。
今走も休養を挟んでどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:愛知杯(9着)

1/6 栗CW良 強め
83.7 67.1 51.5 37.7 12.4 [9]

馬なりに追われた古馬2勝のファストボウラーと併せて、外を2.0秒追走して1.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/15 栗CW良 一杯
79.4 64.7 51.0 37.6 11.7 [7]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:愛知杯(9着)

1/14 栗坂良 馬なり
56.1 41.7 26.9 13.0

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/21 栗坂良 強め
53.8 39.0 25.1 12.4

先週はビッシリ追われて6F80秒を切る猛時計を叩き出しています。
直線も11秒台の時計で、休養前と比べても絶好の動きです。
今週はやや抑え目でしたが、力強い反応で終い12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


デンコウアンジュ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東坂路で追われ、水曜追いは栗東CWでの調整が多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に最終追い切りの動きは本番にも反映されるので、最終追い切りには注目ですよ。

いつもは加速ラップを刻んでいますし、全体時計は6F82秒台が通常です。
近走はプール調教やポリトラックで追われ、脚に負担の少ない調整が行われていますが、5,6着が多く馬券県内まではあと一歩という結果が多いです。
今走はひと叩きした上積みもありますし、仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(6着)

3/7 栗P良 馬なり
67.1 50.7 38.1 11.8 [8]

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/14 栗CW稍 強め
84.9 70.1 55.5 41.1 13.1 [8]

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(6着)

3/10 栗CW良 馬なり
85.2 69.8 54.9 40.7 12.6 [8]

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/21 栗CW良 強め
85.6 69.8 55.2 41.0 13.1 [6]

先週に続いて終い重点に追われましたが、ラストは2週とも13.1秒とイマイチです。
全体時計も平凡ですし、前走時と比べても特に良化は感じないですね。
ただ、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
入念に乗り込まれてはいますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


ドナアトラエンテ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、同入する形が多いです。
レース直前では遅れることはないので、今走も遅れるようなら注意が必要です。

比較的攻め動くタイプの馬で、4F51秒台の時計を出すことも多いです。
直線は失速する傾向がありますが、全体時計が優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は9着に敗れましたが、前々走がやっと3勝クラスを制したところなので、能力的にまだ通用しないという感じです。
ただ、前走は不良馬場ということもあったので、今回は走りやすいとは思いますし、引き続き好調なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(9着)

3/3 美南W重 馬なり
64.5 50.1 36.5 12.6 [2]

強めに追われた古馬2勝のシンハリングと併せて、内を1.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/14 美南W稍 馬なり
68.3 53.3 39.4 13.0 [4]

馬なりに追われた古馬1勝のミッキーパンチと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(9着)

3/10 美南W良 馬なり
66.5 51.8 37.7 12.5 [2]

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/21 美南W良 馬なり
68.0 52.4 38.5 13.2 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のダイワクンナナと併せて、外を0.6秒先行同入しました。
今走も馬なり中心の調教でしたが、2週連続で終い13秒台とイマイチです。
全体時計も平凡で、前走時と比べても物足りなさが残ります。
今週は失速ラップを刻んでいますし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


パラスアテナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wと美浦坂路で追われ、水曜追いはウッドチップで調教が行われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬との動きにも注目です。
いつも遅れはとっていないので、今走も同入、先着できていれば順調と考えて良いでしょう。

馬なり中心の調教が多いですが、一週前追い切りは比較的意欲的に追われる傾向があります。
好時計を出すことも多いので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは良好です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アメジストステークス(3着)

2/11 美南W良 一杯
82.2 67.2 52.6 39.2 13.5 [6]

一週前追い切りは伴騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のシーオブクラウズと併せて、内を1.6秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/15 美南W稍 強め
67.4 52.6 38.9 12.6 [8]

強めに追われた3歳1勝のエトワールマタンと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アメジストステークス(3着)

2/17 美南P良 馬なり
65.0 51.2 37.4 12.4 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のシーオブクラウズと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/21 美南W良 馬なり
66.2 51.5 38.3 12.6 [5]

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のイースタンワールドと併せて、内を1.0秒追走して0.6秒先着しました。
ひと追い毎に状態は良化していて、今週は馬なりでも絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
行きっぷりは抜群で、加速すると終い12.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。