福島牝馬ステークス2020 追い切り情報

福島牝馬ステークス2020 追い切り情報

福島牝馬ステークス2020 追い切り情報

4月25日(土)福島芝1800m

フェアリーポルカ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

レース直前は栗東CWコースを中心に追われており、併せ馬で気合い付けすることが多いです。
レース間隔が短い時は馬なりで追われていますが、好時計を出していれば特に心配はいらないでしょう。
一週前追い切りや最終追い切りの動きが、レース本番でもそのまま反映される傾向にあるので、ビッシリ追われる最終追い切りの動きは要チェックですよ。

攻め動くタイプの馬で、基本的に併せ馬では併走馬に先着しています。
併走馬に遅れるようなら注意が必要ですね。
前走はハンデ戦でも見事快勝しており、同様の芝1800mなら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(1着)

3/4 栗CW良 一杯
81.3 66.1 51.9 38.1 12.7 [6]

一杯に追われた古馬1勝のオーシャンスケイプと併せて、内を0.4秒先行して1.0秒先着しました。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/15 栗CW稍 馬なり
83.4 67.4 52.7 38.6 12.0 [5]

一杯に追われた3歳1勝のグランスピードと併せて、外を0.4秒先行してクビ差先着しました。
一週前追い切りは和田竜二騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は先行する形でしたが、馬なりでもしっかり併走馬に先着。
折り合いもスムーズで、直線は12秒の好時計を叩き出しています。
前走の疲れもなく、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(1着)

3/11 栗坂重 強め
56.3 40.2 25.9 12.5

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/22 栗坂稍 強め
55.7 39.9 25.8 12.7

今週は終い重点に追われ、直線は12.7秒の時計をマーク。
前走時よりも速い時計を出してはいますが、直線の伸びはイマイチ。
ただ、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
まだ動きは硬いように感じますので、仕上がりはマズマズといったところでしょう。

 


デンコウアンジュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東坂路で追われ、水曜追いは栗東CWでの調整が多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に最終追い切りの動きは本番にも反映されるので、最終追い切りは要チェックですよ。

いつもは加速ラップを刻んでいますし、全体時計は6F82秒台が通常です。
全体時計80.2秒の好時計を出した愛知杯では、見事快勝しており、速い時計を出すようなら軽視は禁物。
昨年制した舞台ですし、仕上がり万全なら今年も期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(4着)

3/4 栗CW良 強め
82.8 67.3 53.1 39.2 12.5 [8]

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/15 栗CW稍 強め
82.6 67.6 53.8 39.7 12.0 [6]

普段通り今週は強めに追われ、抜群の行きっぷりを見せています。
折り合いもついており、全体時計は優秀です。
追われた反応も良好で、直線は12.0秒の好時計をマーク。
前走時以上に良い動きを見せており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(4着)

3/11 栗CW不 強め
84.8 69.0 53.5 39.0 11.8 [6]

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/22 栗CW稍 強め
85.2 68.7 53.6 38.9 11.8 [6]

全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは上々。
追われた反応は良好で、軽快なフットワークを見せています。
折り合いもついており、仕上がりは万全です。
当レースは過去4着、3着、1着と安定して走れている舞台。
状態の良い今年も期待したい一頭です。

 


リュヌルージュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで乗り込まれ、基本的に併せ馬で調整されています。
併走馬に遅れることもありますが、結果は出ていますし好時計を出すようなら軽視禁物ですよ。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は速い時計を出す傾向があります。

折り合いもスムーズで、鋭い伸びを見せるようなら押さえておきたい一頭です。
前走の中山牝馬Sではハンデ戦とはいえ、14番人気で2着に好走。
今走は条件が厳しくなりますが、持ち前の先行力を生かせれば楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(2着)

3/4 栗CW良 強め
85.1 68.2 52.7 38.1 11.9 [7]

強めに追われた3歳未勝利のアランチャアミーゴと併せて、外を0.8秒先行してクビ差遅れました。
一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/15 栗CW稍 馬なり
85.0 68.3 52.8 38.5 12.0 [8]

馬なりに追われた古馬3勝のヒンドゥタイムズと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、前走よりも速い時計を叩き出しており、叩いてさらに上積みが見込めます。
直線も力強い伸び脚で、併走馬に追走同入しているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、引き続き好調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(2着)

3/11 栗CW不 馬なり
84.5 66.9 52.2 38.0 11.8 [8]

強めに追われた3歳未勝利のアランチャアミーゴと併せて、外を0.3秒先行同入しました。
最終追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/22 栗CW稍 強め
85.6 69.5 55.1 40.8 12.5 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のヒンドゥタイムズと併せて、外を0.8秒先行して0.3秒遅れました。
最終追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
併走馬には遅れをとりましたが、元々攻めは動く馬ではないタイプ。
終い重点に追われ、直線12.5秒の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走と同様に先行力を生かせば可能性は十分です。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。