フェブラリーステークス2022 追い切り情報

フェブラリーステークス2022 追い切り情報

フェブラリーステークス2022 追い切り情報


2月20日(日)東京ダート1600m

エアスピネル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
水曜日は坂路コースで一杯に追われることが多く、特に一週前追い切りは実戦を意識した調教が行われます。
早い時計を出す傾向があるので、一週前追い切りの動きには注目です。

毎回仕上がりは良好で、休養明けも苦にしないタイプの馬です。
普段通り折り合いのついた調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は9着に敗れましたが、当レースは昨年2着した舞台ですし、得意のマイルなら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(9着)

11/24 栗坂良 馬なり
55.9 41.2 27.1 13.3

今回の一週前追い切り:フェブラリーステークス

2/9 栗坂良 一杯
52.4 38.4 24.6 12.2

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のレヴィーアクイーンと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。
今週はビッシリ追われましたが、力強い反応で終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬にもあっさり先着しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


カフェファラオ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併せ馬では先行する形でも同入しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で12秒台の好時計を出すようなら優秀です。

比較的折り合いがついている馬ではありますし、今走も折り合い面と直線の伸びはチェックしておきましょう。
近走は不振が続きますが、昨年のG1フェブラリーSを制しています。
昨年も前走のチャンピオンズカップでは負けていますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(11着)

11/18 美南W良 馬なり
85.6 68.6 53.2 38.0 11.7 [8]

馬なりに追われた古馬1勝のイヴと併せて、内を0.5秒追走して0.4秒遅れました。

今回の一週前追い切り:フェブラリーステークス

2/10 美南W稍 一杯
81.3 64.7 50.5 36.8 11.6 [4]

今週はビッシリ追われると、5F時計は自己ベストを大きく更新。
追われた反応も抜群で、直線も11.6秒の力強い伸び脚を見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、全体時計も優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。


ソダシ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬にはいつも先着することが多く、特に最終追い切りはしっかり先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
速い時計が出るタイプの馬ではありませんが、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

近走は大敗が続きますが、G2札幌記念では見事快勝しており、能力は決して低くはありません。
マイルなら実績がありますし、ダート2戦目でどこまでやれるかといったところでしょう。
血統的にはダートは問題なさそうですし、今走も態勢が整えば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(12着)

11/24 栗坂良 一杯
51.1 37.0 23.8 11.9

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のサトノアイと併せて、0.8秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:フェブラリーステークス

2/9 栗CW良 強め
81.5 65.9 51.2 36.7 11.2 [6]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのリレーションシップと併せて、外を0.9秒追走同入しました。
1月から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで14本目。
今週は意欲的に追われると、絶好の動きで直線は11.2秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


テオレーマ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で意欲的に追われる傾向があります。
併走馬には遅れることも多いですが、結果は出ているのでしっかり動けていれば心配はいらないです。
直線は伸びるタイプの馬で、強めに追われれば終い12秒前半の時計を出しています。

折り合いのついた調教で、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
中央の重賞は初めてになりますが、地方では安定した成績を残しています。
相手のレベルは上がるとはいえ、引き続き好調なら今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:TCK女王盃(1着)

1/13 栗CW良 強め
98.8 82.0 67.2 52.4 37.6 11.6 [5]

馬なりに追われた古馬3勝のワールドバローズと併せて、外を0.8秒先行してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:フェブラリーステークス

2/9 栗坂良 強め
53.0 38.4 24.7 12.3

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のミスティファイと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬にもあっさり先着しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。


レッドルゼル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
直線の反応はいつも良好で、今走も終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、遅れることもありますが、結果は出ているのでしっかり動けていれば問題はないです。

当レースは昨年4着した舞台にはなりますが、ひとレース毎に力をつけており、前走もJBCスプリントで2着に好走しています。
マイルは若干長いかもしれませんが、昨年もそこそこやれていますし、折り合いがつけば十分通用すると思います。
昨年よりもパワーアップしていますし、今走も仕上がり万全なら楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:JBCスプリント(1着)

10/24 栗坂良 強め
50.6 36.5 24.1 12.5

今回の一週前追い切り:フェブラリーステークス

2/9 栗坂良 一杯
53.5 38.8 24.5 11.9

いつも通り今週はビッシリ追われて、ラストは11.9秒の好時計をマーク。
前走時と比べると全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週も良い動きを見せていますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。