ファルコンステークス2020 追い切り情報
ファルコンステークス2020 追い切り情報
3月14日（土）中京芝1400m
シャインガーネット 追い切り評価：A
1.この馬の追い切り傾向
水曜追いは併せ馬をすることが多いです。
併走馬にはいつも先着をしているので、遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
また、最終追い切りは美浦南ポリトラックや美浦南芝コースで軽めに調整されています。
時計は出る馬ですが、しっかり折り合いがついていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
レースが上手な馬で、赤松賞では直線で外へ出すとゴール前で2着馬をきっちり差し切って快勝。
前走は敗れましたが、G3で4着なら優秀です。入念に乗り込まれた今走も楽しみな一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り：フェアリーステークス（4着）
1/3 美南Ｗ良 馬なり
67.1 52.4 38.7 12.2 ［７］
強めに追われた新馬のシェダルと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りはO.マーフィー騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り：ファルコンステークス
3/5 美南Ｗ重 馬なり
66.4 51.2 37.9 12.1 ［７］
馬なりに追われた3歳1勝のシアトルテソーロと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
一週前追い切りは田辺騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、重馬場でも前走時を楽に上回る好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、直線も12.1秒と鋭い伸び脚を見せています。
引き続き動きは軽快で、好調キープと見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り：フェアリーステークス（4着）
1/9 美南Ｗ稍 馬なり
53.2 37.8 12.6 ［５］
今回の最終追い切り：ファルコンステークス
3/11 美坂稍 馬なり
50.8 37.1 24.6 12.5
今週もサッと流す程度の調教でしたが、抜群の手応えで全体時計50.8秒の猛時計をマーク。
強めに追われて出した自己ベストを、馬なりで0.8秒更新しています。
ひと追い毎に状態は良化し、先週よりも良い動きを見せています。
直線はやや失速したものの、12.5秒の時計なら優秀で仕上がりは良好と見て良いでしょう。
成長を感じる今走は改めて期待したい一頭です。
ビアンフェ 追い切り評価：A
1.この馬の追い切り傾向
普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整されています。
最終追い切りは時計を出す調教はしていませんが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているかは、チェックしておくと良いでしょう。
また、実戦を意識した調整が施されるのは一週前追い切りが多く、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
栗東坂路で4F52秒前後の時計を叩き出していれば、好調と考えて良いでしょう。
前走の朝日杯は7着に敗れましたが、レースごとに力はついています。
間隔を空けて入念に調整された今走も、仕上がり良好なら軽視禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り：朝日杯FS（7着）
12/4 栗坂良 一杯
53.6 37.9 24.6 12.1
今回の一週前追い切り：ファルコンステークス
3/4 栗坂良 一杯
51.6 37.1 23.8 11.9
一週前追い切りは藤岡佑介騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週で3本目の調整ですが、先週に続いてしっかり負荷が掛けられているのは好感が持てます。
2週連続で全体時計51秒の時計を叩き出していますし、今週は終い11.9秒の猛時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りでも好調キープなら楽しみな一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り：朝日杯FS（7着）
12/11 栗坂良 一杯
53.3 38.3 24.3 11.8
最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り：ファルコンステークス
3/11 栗坂重 馬なり
55.6 39.8 25.9 13.0
先週に続いて最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
2週前と1週前追い切りで意欲的に追われた分、今週は軽めの調整。
馬体は絞られていますし、フットワークも軽快です。
乗り込み量も豊富で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
相手関係も楽になる今走は、久々でも軽視禁物ですよ。
ラウダシオン 追い切り評価：B+
1.この馬の追い切り傾向
普段は栗東CWで乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めの調整が行われています。
基本的に併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れをとりますが結果は出ているので、しっかり動いていれば特に心配はいらないでしょう。
攻め動くタイプの馬で、ラストは12秒前半の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
重賞でも安定感のある馬で、敗れたのはG1朝日杯FSのみ。
レースごとに状態は良化していますし、前走叩いて上積みが見込める今走も楽しみですね。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り：クロッカスステークス（1着）
1/22 栗ＣＷ良 馬なり
86.9 69.5 53.5 39.2 12.3 ［７］
馬なりに追われた3歳1勝のトゥルーヴィルと併せて、外を0.4秒先行して0.2秒先着しました。
今回の一週前追い切り：ファルコンステークス
3/4 栗ＣＷ良 馬なり
82.9 66.4 51.7 38.5 12.3 ［９］
一杯に追われた3歳1勝のミレニアムクロスと併せて、外を1.7秒先行して0.2秒先着しました。
今週はサッと流した程度の調整でしたが、行きっぷりは良好でしっかり82秒台の時計をマーク。
加速ラップを刻んでいますし、併走馬に先着しているのは好感が持てます。
先週も鋭い伸び脚を見せており、引き続き好調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り：クロッカスステークス（1着）
1/29 栗ＣＷ重 馬なり
82.1 65.9 51.2 37.1 12.3 ［６］
馬なりに追われた古馬2勝のリュヌルージュと併せて、内を1.2秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り：ファルコンステークス
3/11 栗ＣＷ不 強め
83.4 66.6 51.1 37.5 11.9 ［６］
一杯に追われた古馬2勝のアシャカリブラと併せて、内を1.4秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りは武豊騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
前走時と比べると時計は出ていませんが、追われた反応は良好で終い11秒台の好時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、併走馬にもあっさり先着。
馬体も充実しており、態勢は整ったと見て良いでしょう。
追い切り（調教のポイント）
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG！
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。