朝日杯フューチュリティステークス2020 追い切り情報

朝日杯フューチュリティステークス2020 追い切り情報

朝日杯フューチュリティステークス2020 追い切り情報

12月20日(日)阪神芝1600m

ショックアクション 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で調整されていて、一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めに追われることが多いです。
そこまで速い時計が出るタイプの馬ではありませんが、直線は伸びる傾向があります。
馬なりでも直線は鋭い伸び脚を見せていて、終い12秒前半の時計が出て、折り合いもスムーズなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

ひとレース毎に力をつけていて、前走は初重賞でも2着に1馬身以上差をつけて圧勝しています。
新馬戦では伸び切る前に終わってしまいましたが、1600mに距離を伸ばしてからは本当に強いです。
2走前の内容から道悪も問題はないですし、瞬発力勝負にも対応できる馬なので、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟2歳ステークス(1着)

8/20 栗坂良 強め
52.4 37.4 23.9 11.8

一杯に追われた3歳未勝利のアバディーンと併せて、0.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/10 栗CW良 一杯
82.7 67.1 53.0 38.9 12.2 [7]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のチュウワノキセキと併せて、内を1.0秒追走して0.4秒先着しました。
今週は実戦を意識した調整で、一杯に追われると力強い反応で直線は12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
長めにやれているのも好感が持てますし、乗り込みも十分で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟2歳ステークス(1着)

8/26 栗坂良 馬なり
55.1 39.3 24.7 11.8

今回の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/16 栗坂良 馬なり
52.8 38.0 24.3 11.9

先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで絶好の動きを見せています。
全体時計も優秀ですし、直線は加速すると11.9秒の猛時計をマーク。
先週も楽に好時計を出していましたし、加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ステラヴェローチェ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走する形でもいつも先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
比較的時計は出るタイプの馬ですが、栗東CWなら6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

初戦は遅れましたが、力強い走りで無傷の2連勝を決めています。
前走は2戦目で重賞だったにも関わらず、2着には3馬身も差をつけて圧勝。
まだ若さはありますが、2戦とも違う展開で競馬をして快勝しているのは好感が持てますし、距離適性も問題ないので、入念に乗り込まれた今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:JBCスプリント(8着)

10/1 栗CW良 馬なり
81.5 65.4 51.0 37.3 12.2 [5]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のブレイニーランと併せて、外を0.2秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/9 栗CW良 一杯
84.5 67.0 51.7 37.8 12.2 [7]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
11月11日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで14本目。
先週は馬なり調教で、全体時計79.4秒と自己ベストを大きく更新するなど、ひと追い毎に動きは良化しています。
今週も追われた反応は抜群で、終い12.2秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:サウジRC(1着)

10/7 栗CW良 一杯
82.7 66.0 51.3 37.5 12.2 [4]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のブレイニーランと併せて、外を0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/16 栗坂良 馬なり
53.8 38.5 24.7 12.0

最終追い切りは畑端騎手が騎乗しての調教です。
乗り込み量は申し分なく、11月11日から最終追い切りまで18本も追われています。
先週は意欲的に追われて好時計を出していましたし、その前の週は馬なりで6F79.4秒の猛時計を叩き出し自己ベストを大きく更新しています。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで直線も12.0秒と優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全と考えていいでしょう。


ドゥラモンド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは美浦南Wで追われていて、併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れる傾向もありますが、結果は残しているので、しっかり動いていれば心配はいらないでしょう。
また、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
いつも折り合いはついていますので、失速ラップなら注意が必要ですよ。
まだ若い面はありますが、前走は力強い走りでしたし、距離適性も問題ないので、昇級戦でも仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アスター賞(1着)

9/2 美南W稍 強め
68.6 53.4 38.8 12.5 [6]

強めに追われた2歳未勝利のコンソレーションと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/9 美南W良 強め
69.7 53.8 39.6 12.2 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のライルと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
いつも通り今週は強めに追われると、反応は良好でラストは12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にもしっかり先着していますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アスター賞(1着)

9/9 美南W良 馬なり
66.7 51.8 38.2 11.7 [7]

最終追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のフジノタカネと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/16 美南W良 馬なり
68.5 54.0 40.4 12.8 [8]

馬なりに追われた2歳1勝のシュネルマイスターと併せて、外を0.6秒先行同入しました。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、普段と比べると時計は平凡です。
それでも動きは軽快でしたし、併走馬に差を詰められたとはいえ、同入できているのも好感が持てます。
折り合いもついていますし、引き続き気配は良好です。


ホウオウアマゾン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われて、実戦を意識した調整が行われているので注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではないので、全体時計は平凡ですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけていて、前々走はオープン戦で2着に2馬身差をつける圧勝をしています。
前走はアタマ差の2着に敗れましたが、+12kgの馬体増が少し余裕があったのかもしれないですね。
それでもG2で2着に好走したのは優秀ですし、今走も態勢が整えば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:デイリー杯2歳ステークス(2着)

11/4 栗CW良 一杯
83.7 67.7 53.1 39.4 12.1 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/9 栗CW良 一杯
83.0 67.4 52.9 39.1 12.6 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのエントシャイデンと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。
一週前追い切りで2本目の調整ですが、今週は一杯に追われると力強い反応で自己ベストを更新。
併走馬には遅れましたが、0.6秒追走してのものですし、直線は鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:デイリー杯2歳ステークス(2着)

11/11 栗坂良 一杯
53.9 39.8 26.1 12.9

一杯に追われた新馬のアスクスタイルマンと併せて、0.6秒追走してクビ差遅れました。

今回の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/16 栗坂良 馬なり
54.1 39.3 25.7 12.6

馬なりに追われた古馬1勝のキングオブドラゴンと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、フットワークは軽快で、全体時計も攻め駆けしないこの馬にとっては優秀です。
直線も12.6秒の時計を出していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。
あとは前走+12kgだったので、今走も当日の馬体重には注意が必要ですよ。


モントライゼ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で調整されていて、一週前追い切りは意欲的な調整が多いです。
特に終い重点に追われることが多く、直線はいつも12秒台の時計を出しています。
折り合いもついていて、結果にも繋がっているので、終い12秒前半なら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

前々走は惜しくも2着に敗れましたが、馬場状態の差が大きな敗因です。
続く前走は抜群のスタートを決めると、後続の追い上げを振り切って快勝しています。
ただ、今走は距離延長が課題で、安定化はある馬ではありますが、マイルに上手く対応できるかがカギとなってくるでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京王杯2歳ステークス(1着)

10/28 栗坂良 一杯
54.4 39.9 26.0 12.8

今回の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/9 栗坂良 一杯
52.4 38.8 25.3 12.8

普段通り今週はビッシリ追われると、力強いフットワークで楽に好時計をマーク。
先週も馬なり調教で自己ベストを更新していて、前走時以上に良い動きを見せています。
2週とも直線で失速しているのは気になりますが、終い12秒台の脚は使えていますし、全体時計も優秀で仕上がり順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京王杯2歳ステークス(1着)

11/4 栗CW良 強め
83.3 66.4 52.0 38.5 12.2 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/16 栗CW良 強め
82.2 66.1 51.9 38.5 12.4 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週も意欲的に追われると、力強い動きで自己ベストを大きく更新しています。
追われた反応も抜群で、直線は12.4秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全です。
あとは、距離延長でマイルに上手く対応できるかがカギとなってくるでしょう。


レッドベルオーブ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りではしっかり先着しているので、最終追い切りで遅れていなければ特に問題はないでしょう。
馬なり中心の調教が多いですが、前走は馬なりでも終い11.8秒の好時計を叩き出しています。

直線は伸びるタイプの馬なので、今走も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
新馬戦では2着に敗れましたが、続く2戦は両方ともレコード勝ちです。
レコード駆けの疲れはあるかもしれませんが、G1でも能力は十分通用する馬なので、態勢が整えば今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:デイリー杯2歳ステークス(1着)

11/4 栗CW良 馬なり
81.8 66.2 51.5 38.4 11.8 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のサトノシリウスと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/9 栗CW良 強め
69.0 53.2 39.2 12.4 [5]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳1勝のエイカイファントムと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、道中は若干掛かりましたが、力強い反応で終い12.4秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、併走馬にもあっさり先着しています。
前走後からしっかり休養を挟んで疲労もなさそうですし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:デイリー杯2歳ステークス(1着)

11/11 栗CW良 馬なり
67.6 52.0 37.9 11.8 [5]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた2歳未勝利のエイカイファントムと併せて、内を0.3秒追走してアタマ差先着しました。

今回の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス

12/16 栗CW良 馬なり
65.9 51.2 37.4 12.5 [4]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサトノシリウスと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで全体時計は自己ベストを更新しています。
直線は若干したものの、一杯に追う併走馬にも同入できていますし、終い12.5秒なら優秀です。
ひと追い毎に状態は良化していて、最終追い切りで態勢は整ったと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。