アンタレスステークス2022 追い切り情報

アンタレスステークス2022 追い切り情報

アンタレスステークス2022 追い切り情報


4月17日(日)阪神ダート1800m

オメガパフューム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りと最終追い切りに攻めの調教が施されています。
プール調教を併用することもありますが、G1でも結果を残しているので特に心配はいらないでしょう。
また、実戦タイプの馬なので、調教では併走馬に遅れたり、先行同入といった内容が多いですが、本番では抜群の手応えで直線を駆け上がっているので、中間で動けていれば問題なさそうです。

近走も状態は安定しており、前走はG1東京大賞典で見事快勝しています。
今走は相手関係も楽になりますし、仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京大賞典(1着)

12/22 栗CW良 馬なり
70.7 54.6 38.9 11.9 [7]

一杯に追われた新馬のシエルと併せて、外を1.5秒先行して0.9秒遅れました。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/8 栗CW良 一杯
80.5 65.1 50.6 36.6 11.7 [5]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のサンライズウルスと併せて、内を0.8秒先行同入しました。
今週は一杯に追われて楽に好時計をマーク。
併走馬には追いつかれた形ではありますが、直線は11.7秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京大賞典(1着)

12/25 栗坂良 馬なり
53.6 38.8 25.2 12.4

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/13 栗坂良 馬なり
52.3 38.1 25.1 12.6

一杯に追われた3歳未勝利のカレンアップラウゾと併せて、0.3秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
直線は若干失速しましたが、12.6秒ならこの馬なりに優秀です。
ひと追い毎に状態は良化しており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


グロリアムンディ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りから意欲的に追われる傾向があります。
全体時計が平凡なことが多いですが、直線の伸びは毎回優秀です。
ただ、失速する傾向もありますが、結果は出ているので特に心配はいりません。

しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ダートに転向してから現在4連勝と絶好調です。
昇級戦でも難なく好走しており、G3でも仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:名古屋城ステークス(1着)

3/10 栗CW良 一杯
82.8 67.4 52.4 37.8 11.8 [6]

一週前追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のハピと併せて、外を0.7秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/7 栗CW良 強め
82.9 66.8 51.5 36.6 11.4 [5]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のシェパードボーイと併せて、内を0.6秒追走してクビ差先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは11.4秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:名古屋城ステークス(1着)

3/17 栗坂良 一杯
51.8 37.2 24.3 12.3

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/13 栗坂良 馬なり
53.3 38.4 24.8 12.1

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも軽快なフットワークで、加速すると直線は12.1秒の好時計をマーク。
引き続き折り合いのついた調教で、仕上がりは良好です。


ケイアイパープル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで馬なり中心に追われ、水曜追いは終い重点に追われる内容が多いです。
一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしており、併走馬には遅れることもあります。
結果は出ているので遅れてもしっかり動いていれば心配はいらないです。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で12秒台前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は地方重賞ではありますが、3戦連続で連対と安定した成績を残しています。
中央競馬でどこまでやれるかといったところですが、今走も仕上がり万全なら押さえておきたいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:名古屋大賞典(2着)

2/27 栗CW良 馬なり
69.9 54.1 38.9 12.8 [6]

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:アンタレスステークス

4/6 栗CW良 馬なり
70.4 54.0 38.6 12.0 [6]

今週はサッと流す程度の調教です。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで終い12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いはついていますし、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:名古屋大賞典(2着)

3/6 栗CW良 一杯
83.7 67.1 52.7 38.5 12.7 [6]

今回の最終追い切り:アンタレスステークス

4/14 栗CW良 強め
86.2 70.2 54.4 38.7 11.9 [5]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサクラアリュールと併せて、外を0.6秒先行して0.2秒先着しました。
いつも通り最終追い切りは終い重点に追われる内容で、ラストは11.9秒の好時計をマーク。
併走馬にも追いつかれた形ではありますが、しっかり先着しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。