オールカマー2020 追い切り情報

オールカマー2020 追い切り情報

オールカマー2020 追い切り情報


9月27日(日)中山芝2200m

カレンブーケドール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬で、4F52秒台の時計が出ていれば順調な仕上がりと見て良いでしょう。

普段の水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり先着をしているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教で、軽快な動きをしていれば今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都記念(2着)

2/5 美南W良 一杯
64.1 50.2 36.3 12.3 [4]

一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のダイワクンナナと併せて、内を0.7秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:オールカマー

9/16 美坂良 一杯
52.2 38.2 25.1 12.7

一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのオウケンムーンと併せて、0.3秒追走同入しました。
8月末から調教を再開して、今週で7本目の調整です。
ひと追い毎に状態は良化していて、今週は一杯に追われると力強い反応を見せています。
ラストは失速したものの、併走馬にはしっかり追走同入できていますし、全体時計も優秀で仕上がりは順調と見ていいでしょう。


クレッシェンドラヴ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南ウッドチップコースを中心に乗り込まれ、馬なり調教のみで調整されることが多いです。
負荷をかける時は一週前追い切りと最終追い切りでビッシリ追われ、併せ馬で気合い付けをしています。
時計は4Fで52秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

近走はひとレースごとに力をつけていて、追われると抜群の反応を見せています。
レース本番は調教通りの動きで好走しており、動きが反映される一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:七夕賞(1着)

7/1 美南W不 馬なり
63.5 50.6 37.9 12.9 [7]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のシャドウアロングと併せて、内を1.5秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:オールカマー

9/16 美南W良 馬なり
67.1 52.4 38.7 13.1 [6]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のラージヒルと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで併走馬にも同入できています。
ラストは失速したものの、乗り込みも十分で、引き続き好調と考えて良いでしょう。
最終追い切りも良い動きなら要チェックです。


ジェネラーレウーノ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りは強めの調教が多いですが、最終追い切りは終い重点に追われることが多いです。
また、最終追い切りは基本的に併せ馬で、間隔が空いている時は一週前追い切りも併せ馬で本番を意識した調教をしています。
攻めの調教で好時計を叩き出してくるなら、押さえておきたい一頭です。

休養後は得意な馬で、昨年も休養明けのセントライト記念は一週前追い切りで79秒台の好時計を出し、本番でも調教通りの動きを見せて圧勝しています。
前走は惜しくも4着に敗れましたが、展開が少し向かなかったのが敗因の一つ。
今走も長期休養明けにはなりますが、仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(4着)

1/10 美南W良 強め
80.8 65.4 51.3 38.0 13.6 [3]

今回の一週前追い切り:オールカマー

9/17 美坂良 一杯
50.6 37.2 24.1 12.0

プール調教を併用しての調整ですが、8月23日から入念に調整されています。
今週はビッシリ追われると力強いフットワークで、自己ベストを大きく更新。
追われた反応は抜群で、直線も12秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。


ステイフーリッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りはウッドチップコースで調教される傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多く、意欲的に追われることが多いです。
最終追い切りでは、終い重点に追われることがあるので、ラストの伸び脚は要チェックですよ。

強めに追われて終い12.5秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、大きく追走してのものであれば心配は要りません。
近走はG2でも安定した成績を残しており、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:目黒記念(3着)

5/20 栗CW良 一杯
81.2 65.7 51.4 38.2 12.5 [8]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳オープンのコントレイルと併せて、外を0.9秒先行して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:オールカマー

9/16 栗CW良 一杯
82.5 67.3 52.8 39.8 12.9 [9]

強めに追われた古馬オープンのコントレイルと併せて、外を0.7秒先行して0.6秒遅れました。
いつも通りコントレイルには遅れましたが、追われた反応は悪くないです。
外を回って全体時計も82秒台なら優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
今週で3本目と乗り込みは少ないですが、仕上がりは順調と見ていいでしょう。


フィエールマン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りか最終追い切りは終い重点に追われることが多いです。
また、水曜追いはウッドチップコースで時計を出す調教で、日曜追いは坂路コースで軽めに追われています。
比較的時計は出る馬で、馬なり調教でも12秒台を出すようなら好調と見て良いでしょう。

また、水曜追いは基本併せ馬で調教をしていて、普段はしっかり先着しているので遅れるようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教ができていて、ラストもしっかり伸びていれば押さえておきたい一頭です。
前走天皇賞春を2連覇して長距離はトップの実力ですが、G2とはいえ2200mでも対応できるかは注目ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(1着)

4/22 美南W良 馬なり
65.5 50.4 36.8 12.4 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のニシノコトダマと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:オールカマー

9/17 美南W良 馬なり
66.7 51.3 38.0 11.8 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のココロノトウダイと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
今週は馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで終い11.8秒の好時計をマーク。
前走時と比べると時計は出ていませんが、直線の伸びは抜群で併走馬にもあっさり追走同入しています。
折り合いのついた調整で、仕上がりは良好です。


ミッキースワロー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で時々終い重点に追われています。
また、併せ馬で気合い付けをすることが多く、単走で追われることが多いほど結果を残せていない傾向があります。
最終追い切りに終い12秒台を出しているレースの成績が良く、最終追い切りで好時計をマークするようなら押さえておくのが良さそうです。

展開によって成績が大きく左右されてしまうので難しい馬ですが、昨年の七夕賞から成績は安定していて、前走はG1天皇賞春で3着に好走しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、昨年2着した舞台なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(3着)

4/23 美南W稍 強め
65.2 51.2 38.3 12.5 [7]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のダノンハイパワーと併せて、外を1.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:オールカマー

9/16 美南W良 馬なり
66.2 51.0 38.1 12.3 [4]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのダイワキャグニーと併せて、内を1.4秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで強めに追われた前走時よりも良い動きをみせています。
行きっぷりも抜群で、直線は12.3秒の好時計をマーク。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。