AJCC2020 追い切り情報

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1月26日(日)中山芝2200m

サトノクロニクル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追い、木曜追いは基本的に併せ馬で気合付けをしています。
一週前追い切りで意欲的に追われ、最終追い切りは直線強めか軽めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬で、強めに追われて終い11秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

また、最終追い切りでは併走馬に遅れを取ることも多いですが、実戦を意識した調整が行われる一週前追い切りで動けていれば特に心配はいらないです。
ビッシリ追われる一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
長期休養明けとはなりますが、2018年には阪神大賞典で2着しており、能力は低くない馬なので、今走も仕上がり万全なら軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:小倉記念(2着)

7/26 栗CW良 一杯
81.1 65.4 50.5 37.0 11.7 [7]

一杯に追われたオープン馬のマウントゴールドと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:AJCC

1/16 栗坂良 一杯
52.1 37.9 24.4 11.9

一杯に追われた古馬2勝のスプマンテと併せて、0.7秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。
栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りで11本目の調整。
2週前追い切りに続いて今週もビッシリ追われましたが、ラストは抜群の反応で終い11秒台の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストを大きく更新する動きで、格下の併走馬を圧倒。
折り合いもついており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:小倉記念(2着)

8/1 栗CW良 馬なり
83.1 67.1 52.3 38.2 11.7 [7]

馬なりに追われたオープン馬のマウントゴールドと併せて、外を0.5秒先行して0.1秒遅れました。
最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:AJCC

1/22 栗坂良 一杯
52.4 38.4 24.6 12.1

一杯に追われた古馬2勝のプランドラーと併せて、0.7秒追走して0.4秒先着しました。
3週連続で意欲的に調整され、3週とも自己ベストを上回る好時計。
今週も追われてからの反応は抜群で、終い12.1秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで態勢は整ったと見て良いでしょう。
休養明けのレースは成績が良好で、今まで2着-3着-2着-2着と来ています。
今走は長期休養明けにはなりますが、仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。


ニシノデイジー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りに強めに追われて、最終追い切りで軽めに調整する傾向があります。
毎回終いの伸び脚は鋭く、ラスト1F12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
直前の調教を併せ馬で調整されているレースでは好成績を残しています。

また、併せ馬では普段追走同入か先着なので、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
近走は中々3着以内に入れていないですが、重賞でもしっかり掲示板内は確保しています。
安定感はある馬で、今走も態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(9着)

10/9 美南W良 一杯
67.6 53.5 39.4 12.3 [5]

馬なりに追われたオープン馬のマイネルサーパスと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:AJCC

1/16 美南W重 強め
66.1 51.9 37.7 12.6 [7]

強めに追われた古馬オープンのマイネルフロストと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは田辺騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は強めに追われ、重馬場でも自己ベスト同等の時計をマーク。
追われた反応は良好で、ラストも12.6秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いのついた調教で併走馬にもあっさり先着し、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(9着)

10/16 美南W良 馬なり
66.1 51.2 38.0 12.6 [6]

強めに追われたオープン馬のマイネルクラースと併せて、内を1.0秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:AJCC

1/22 美南W良 馬なり
66.0 51.2 36.9 12.3 [4]

一杯に追われたオープン馬のマイネルクラースと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
先週強めに追われた分、今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりを見せています。
ラストも鋭い伸び脚で、自己ベストを0.1秒更新。
併走馬を大きく追走したにも関わらず、0.4秒先着しているのも好感が持てます。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、乗り込み量も申し分なく態勢は整ったと見て良いでしょう。


ブラストワンピース 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段水曜追いはウッドチップコース、日曜追いは坂路コースで交互に調整され、併せ馬で強めに追われています。
基本的に一週前追い切りは長めの調教で、意欲的な攻めの内容なので、一週前追い切りの時計が基準となってきます。
一週前追い切りの攻めで良い動きをしていれば、押さえておくのが良いでしょう。

2018年は有馬記念でレイデオロの追撃を凌いでG1初制覇!
昨年は凱旋門賞や春は敗れましたが、札幌記念ではフィエールマンやサングレーザーを抑えて快勝。
今走は帰国後一発目とはなりますが、このメンバー相手なら可能性はありますし、仕上がり良好なら注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:札幌記念(1着)

8/7 函館芝良 一杯
65.3 49.0 36.0 12.2 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のロジシルキーと併せて、外を0.4秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:AJCC

1/16 美南W重 一杯
79.7 64.3 50.3 36.9 12.3 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のマサノアッレーグラと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
今週は長めに調整され、全体時計79秒台の猛時計をマーク。
元々攻め動くタイプの馬ではありますが、ラストも12.3秒と鋭く格下の併走馬を圧倒しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、久々でも仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:札幌記念(1着)

8/14 函館芝良 強め
64.9 49.4 36.1 11.8 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のロジシルキーと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:AJCC

1/22 美南W良 馬なり
68.0 52.7 38.1 12.6 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のマサノアッレーグラと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
最終追い切りは川田騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週は自己ベストに近い好時計をマーク。
今週は軽く流した程度の調整でしたが、軽快なフットワークを見せています。
全体時計は平凡ですが、ラストの伸び脚は良好。
折り合いもついており、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。


ミッキースワロー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で時々終い重点に追われています。
また、併せ馬で気合い付けをすることが多く、単走で追われることが多いほど結果を残せていない傾向があります。
最終追い切りに終い12秒台を出しているレースの成績が良く、最終追い切りで好時計をマークするようなら押さえておくのが良さそうです。

昨年はG3新潟大賞典からスタートして、ハンデ差を物ともせず2着。
秋もG2オールカマー2着、G3福島記念3着と好走が続き、重賞レースでも安定してきました。
展開によって成績は大きく左右されてしまうので難しい馬ですが、能力は高い馬なので今走も相手としては押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:福島記念(3着)

10/31 美南W良 馬なり
67.2 52.6 39.0 12.1 [5]

馬なりに追われた古馬2勝のインテンスライトと併せて、内を3.9秒追走して0.1秒遅れました。
一週前追い切りは菊沢騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:AJCC

1/16 美南W重 馬なり
69.3 53.2 39.8 13.3 [4]

馬なりに追われた古馬2勝のインテンスライトと併せて、内を3.1秒追走同入しました。
今週は軽めに流した程度の調整でしたが、行きっぷりは良好で3.1秒追走した併走馬にあっさり同入。
ラストは若干失速しましたが、動きは軽快で気配は良好です。
最終追い切りの動きは要チェックですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:福島記念(3着)

11/6 美南W良 馬なり
69.0 54.2 40.5 12.5 [7]

今回の最終追い切り:AJCC

1/22 美南W良 馬なり
84.7 68.9 53.4 39.6 12.5 [6]

最終追い切りで9本目の乗り込み。
今週も馬なり調教でしたが、いつもと違って長めに調整されています。
単走ではありましたが、行きっぷりは良好で、時計もこの馬なりに悪くなさそうです。
前走時と同様にラストは12.5秒の鋭い伸び脚を見せており、先週よりは良化が見られます。
昨年は2着に好走していますし、適性がある馬ではありますので、展開次第では押さえておきたい一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

 

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

 

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

 

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

 

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

 

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

 

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。