AJCC2022 追い切り情報

AJCC2022 追い切り情報

AJCC2022 追い切り情報


1月23日(日)中山芝2200m

アンティシペイト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、同入する形が多いので遅れるようなら注意が必要です。
比較的直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い11秒台の時計を出すことが多いです。

全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は初重賞のアルゼンチン共和国杯で8着に敗れましたが、近走はひとレース毎に力をつけています。
長距離は安定した成績を残していますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和苦杯(8着)

10/27 美南W稍 強め
66.0 50.8 36.5 11.3 [4]

強めに追われた古馬3勝のダイワクンナナと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:AJCC

1/13 美南W良 強め
83.4 67.4 52.2 37.4 11.5 [4]

一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのハヤヤッコと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.5秒の伸び脚を見せています。
全体時計も優秀で、併走馬にもあっさり先着。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和苦杯(8着)

11/3 美南W良 馬なり
66.5 51.8 37.3 11.8 [4]

馬なりに追われた古馬2勝のワンデイモアと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:AJCC

1/19 美南W良 馬なり
83.5 66.9 51.9 37.6 11.9 [3]

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、引き続き軽快な動きでラストは11秒台の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


オーソクレース 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には追走同入することが多いです。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配は要りません。
攻めは比較的動くタイプの馬で、ウッドチップなら4F52秒台の時計が出ていれば優秀です。
近走は中々勝ちきれないレースが続きますが、ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(2着)

10/13 美南W稍 馬なり
84.6 68.5 53.3 38.7 12.5 [8]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のロスコフと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:AJCC

1/13 美南W良 一杯
83.5 66.7 51.8 37.5 12.0 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのエフェクトオンと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
前走時以上に良い動きで、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(2着)

10/20 美南W稍 馬なり
85.2 69.2 53.8 38.7 11.8 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のグランオフィシエと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:AJCC

1/19 美坂良 強め
53.5 38.6 25.2 12.4

馬なりに追われた古馬オープンのイルーシヴパンサーと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週はやや抑え目でしたが、力強い反応で直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
ひと追い毎に状態は良化しており、2週連続で併走馬を圧倒しているのもプラス材料です。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。


ポタジェ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路やポリトラックで調整され、水曜追いは栗東CWで追われる傾向があります。
特に水曜追いは併せ馬で気合いづけをすることが多く、意欲的に追われて好時計を叩き出しています。
併走馬に遅れることもありますが、しっかり動いていれば心配はいらないです。

最終追い切りはポリトラックで追われる傾向がありますが、折り合いがスムーズなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走はG1天皇賞秋で6着に敗れましたが、G2までなら安定した成績を残しています。
距離延長に対応できるかが鍵になりますが、ひとレース毎にパワーアップしており、今走も万全に仕上がれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(6着)

10/20 栗CW良 馬なり
85.7 68.1 52.9 39.2 12.0 [9]

今回の一週前追い切り:AJCC

1/13 栗CW良 一杯
84.8 69.1 53.7 38.3 11.5 [8]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのラインベックと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週は一杯に追われて絶好の動きを見せています。
直線は11.5秒の力強い伸び脚で、併走馬にもあっさり先着。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(6着)

10/27 栗P良 馬なり
85.4 67.6 53.1 39.5 12.2 [9]

今回の最終追い切り:AJCC

1/19 栗CW良 強め
86.5 70.3 54.3 38.4 11.5 [8]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のリアドと併せて、外を0.4秒先行して0.1秒遅れました。
今週はやや抑え目でしたが、格下に先行して遅れているのは気になります。
直線も11.5秒の時計が出ているとはいえ、全体時計も平凡です。
ただ、折り合いはついていますし、反応は悪くないので、仕上がりはマズマズ良好とみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。