アーリントンカップ2022 追い切り情報

アーリントンカップ2022 追い切り情報

アーリントンカップ2022 追い切り情報

4月16日(土)阪神芝1600m

ジュンブロッサム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われ、一週前追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
早い時計を出すタイプの馬ではありませんが、直線の伸びは毎回優秀です。
強めに追われる時は終い11秒台の時計を出すことも多く、一週前追い切りの動きには注目です。

最終追い切りは軽めに追われる傾向で、加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
詰めが甘いところはありますが、G3共同通信杯では初重賞で4着とマズマズの成績を残しています。
前走もエンジンのかかりが遅く惜しくも2着に敗れましたが、能力の高さを感じましたし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルメリア賞(2着)

2/23 栗CW良 馬なり
39.7 12.2 [4]

今回の一週前追い切り:アーリントンカップ

4/6 栗CW良 馬なり
85.0 68.3 52.9 38.1 11.8 [8]

一週前追い切りは珍しく馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡だったものの、軽快なフットワークを見せています。
直線の伸びも優秀で、折り合いもスムーズです。
長めにやれているのも好感が持てますし、引き続き好調キープとみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルメリア賞(2着)

3/2 栗CW稍 馬なり
68.3 52.8 37.6 11.7 [5]

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:アーリントンカップ

4/13 栗CW良  馬なり
82.4 66.5 51.9 37.0 11.7 [7]

今週も馬なり調教でしたが、先週以上の動きで直線も11.7秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に状態は良化しており、全体時計も優秀です。
折り合いもついていますし、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ダノンスコーピオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているので、追走した分以内の遅れなら心配はいらないです。
意欲的に追われる時は時計が出やすい傾向があるため、強めに追われた時の動きは要チェックですよ。

終い11秒台の時計を出すことが多く、全体時計も優秀なら仕上がりは順調とみて良いでしょう。
前走はG3共同通信杯で7着に敗れましたが、前々走のG1朝日杯FSでは3着に好走しています。
距離短縮はプラス材料ですし、良化が見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:共同通信杯(7着)

2/2 栗CW良 一杯
81.8 66.2 52.2 37.3 11.3 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのメイショウウズマサと併せて、内を0.6秒追走して0.3秒遅れました。

今回の一週前追い切り:アーリントンカップ

4/6 栗CW良 強め
83.9 68.2 52.9 37.5 11.4 [7]

強めに追われた3歳未勝利のフライシュッツと併せて、内を1.0秒追走してクビ差遅れました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.4秒の好時計をマーク。
併走馬には遅れをとりましたが、かなり追走してのものなので心配はいらないです。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:共同通信杯(7着)

2/9 栗CW良 馬なり
84.6 68.6 53.9 38.4 12.0 [7]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのダイアトニックと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:アーリントンカップ

4/13 栗坂良 強め
55.1 39.2 24.4 11.7

最終追い切りで12本目の調教です。
今週も意欲的に追われると、力強い反応で終い11.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
引き続き軽快な動きを見せていますし、仕上がりは順調です。


ディオ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
直線は好時計を出す傾向があり、全体時計が平凡でも直線の伸びは注目です。
毎回乗り込みは少ないですが、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

前走は初重賞でしたが、G2スプリングSで5着と掲示板内を確保できたのは好感が持てます。
今走は距離短縮で得意のマイルに変わりますし、相手関係も楽になるなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリングステークス(5着)

3/9 栗坂良 馬なり
54.9 39.4 24.9 12.2

馬なりに追われた3歳未勝利のララヴォルシエルと併せて、0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:アーリントンカップ

4/6 栗坂良 馬なり
52.8 37.9 24.6 12.3

一週前追い切りで一本目の調教です。
今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで全体時計は自己ベストを更新。
直線の伸びも優秀で、ラストは12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリングステークス(5着)

3/16 栗坂良 馬なり
54.0 39.0 25.0 12.2

今回の最終追い切り:アーリントンカップ

4/13 栗坂良 馬なり
55.7 40.3 26.4 12.9

最終追い切りも軽めに追われています。
引き続き軽快なフットワークで、直線は12秒台の時計を出しています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはスムーズです。
フットワークも軽快で仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。