京都金杯2022 追い切り情報

京都記念2022 追い切り情報

京都記念2022 追い切り情報


1月5日(水)中京芝1600m

ザダル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心の調教で、水曜追いはウッドチップコースで調整されることが多いです。
攻めの調教では併せ馬で気合付けすることが多く、いつもはしっかり同入しているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いはつかずラストで失速することもありますが、結果を残しているので特に心配はいりません。

乗り込み量は毎回6本程度ですが、美浦南Wなら4F52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、3走前にはG3エプソムカップで快勝しています。
能力は重賞でも十分通用すると思いますし、今走も仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:富士ステークス(7着)

10/14 美南W重 馬なり
81.8 67.4 53.1 37.8 11.9 [7]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のセルヴァンと併せて、外を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/23 美南W良 強め
79.2 64.7 51.0 37.2 11.7 [5]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のアバンチュリエと併せて、内を1.2秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われて、6F80秒を切る猛時計をマーク。
力強い反応で直線は11.7秒の伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:富士ステークス(7着)

10/20 美南W稍 馬なり
85.0 68.8 52.9 37.7 12.1 [7]

最終追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のセルヴァンと併せて、外を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京都金杯

12/31 美南W良 馬なり
86.5 69.5 52.5 37.7 11.9 [4]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のペルソナデザインと併せて、外を0.1秒追走して0.2秒先着しました。
今週は軽めでも抜群の行きっぷりで、直線は11.9秒の好時計をマーク。
先週は絶好の動きを見せていましたし、今週も折り合いはスムーズで、仕上がりは万全です。


ダイワキャグニー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで、馬なり中心に追われています。
時々強めに追われることもありますが、直線の伸びを確かめる程度です。
全体時計は速い数字が出るタイプの馬ですが、終い12秒台なら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には追走しても同入しています。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
近走は不振が続きますが、G2では4着に好走できていますし、G3なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(8着)

11/3 美坂良 強め
52.4 38.2 25.2 12.8

馬なりに追われた古馬2勝のストラテジーマップと併せて、0.6秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/28 美南W稍 馬なり
70.2 54.0 38.1 11.9 [8]

強めに追われた3歳1勝のミッキーブンブンと併せて、外を1.2秒先行して0.2秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、ラストは11秒台の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にも追いつかれた形とはいえ、しっかり先着できています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(8着)

11/10 美南W稍 馬なり
85.3 68.3 53.0 38.0 11.5 [5]

馬なりに追われた古馬2勝のアポロミラクルと併せて、外を1.1秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京都金杯

1/2 美南B良 馬なり
68.6 53.1 38.7 13.1 [2]

今週も軽めの調教で、直線は失速しています。
全体時計も平凡で、いつもと比べても物足りない印象です。
失速ラップですし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


ステルヴィオ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、たまに終い重点に追われることがあります。
一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調教をしていて、一週前追い切りで好時計を叩き出している時は、本番でも結果を残していることが多いです。
併走馬にも遅れず、加速ラップを刻んでいれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

近走は不振が続いており、昨年は一度も3着以内に入れていません。
一昨年はG2でも実績がありますが、年齢的にも厳しい感じはありますね。
G3とはいえ、今走も過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スワンステークス(5着)

10/20 美南W稍 強め
96.1 80.7 66.0 51.4 37.4 11.7 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のドゥラヴェルデと併せて、内を1.2秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/26 美南W良 馬なり
99.4 83.5 68.0 53.3 38.1 11.6 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のドゥラヴェルデと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今週は軽めの調教でしたが、前走時と同様に長めに追われています。
行きっぷりは抜群で、加速すると直線は11秒台の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スワンステークス(5着)

10/20 美南W稍 強め
96.1 80.7 66.0 51.4 37.4 11.7 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のドゥラヴェルデと併せて、内を1.2秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:京都金杯

10/27 美南W稍 馬なり
69.6 53.4 38.7 11.4 [4]

馬なりに追われた古馬オープンのオーソリティと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、ラストは11.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でも、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。