福島記念2021 追い切り情報

福島記念2021 追い切り情報

福島記念2021 追い切り情報


11月14日(日)福島芝2000m

ココロノトウダイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われ、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いです。
水曜追いは基本的に併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬にもしっかり同入先着できています。
直線は伸びるタイプの馬で、12秒前後の時計が出ていれば仕上がりは順調とみていいでしょう。

前走は休養明けではありましたが、オープン戦で9着に敗れています。
ただ、今年はハンデ戦とはいえ、重賞で好走していますし、昨年よりは着実に力はつけています。
今走はひと叩きした上積みが見込めますし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オクトーバーステークス(9着)

10/6 美南W良 強め
70.5 54.7 39.0 11.3 [7]

一週前追い切りは丸山騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのユーバーレーベンと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/3 美南W良 馬なり
87.6 70.7 55.3 40.4 12.3 [8]

一杯に追われた新馬のウインルシファーと併せて、外を0.2秒先行して0.2秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、全体時計は平凡です。
併走馬には先行した分を先着しているものの、格下相手を考えるとイマイチですね。
直線は12.3秒の鋭い伸び脚を見せていますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オクトーバーステークス(9着)

10/13 美南W稍 馬なり
69.0 53.6 38.4 11.8 [9]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のビートザウイングスと併せて、外を0.6秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:福島記念

11/10 美南W稍 強め
85.7 69.2 53.7 38.6 11.5 [9]

今週は終い重点に終われる内容でしたが、ラストは11.5秒の猛時計をマーク。
先週も馬なりで直線は鋭い伸びを見せていましたし、いつも通りちの調教内容と考えて良いでしょう。
全体時計は平凡ですが、折り合いはスムーズで、仕上がりは良好です。


コントラチェック 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
基本水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、併走馬に遅れることもありますが、しっかり結果は出ているので、遅れても抜群の伸び脚を見せているようなら押さえておくのが良いでしょう。
いつも終いの伸び脚は良好で、終い12秒台の時計を出していれば軽視禁物ですよ。

大敗することも多いですが、ハマれば3着以内に好走しており、大きく負けるか連対するか極端な傾向があります。
今年もG3シルクロードSとG3函館SSでは敗れましたが、G3オーシャンSとG3京成杯AHでは好走しています。
今走も仕上がりというよりは、スタートが上手く決められるかの方が重要になりそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京成杯AH(2着)

9/8 美坂良 馬なり
53.3 38.5 25.0 12.4

一週前追い切りは木幡育也騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のフォッサマグナと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/3 美南W良 馬なり
82.4 65.4 50.7 36.8 11.8 [5]

今走も入念に乗り込まれ、一週前追い切りで8本目の調教です。
今週はいつも通り馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京成杯AH(2着)

9/8 美坂良 馬なり
53.3 38.5 25.0 12.4

最終追い切りは木幡育也騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のフォッサマグナと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:福島記念

11/10 美南W稍 馬なり
81.3 66.2 51.9 37.6 11.7 [7]

最終追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のフォッサマグナと併せて、内を1.3秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きで楽に好時計をマーク。
行きっぷりも抜群で、加速すると直線は11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計もかなり優秀で、仕上がりは万全です。


ステイフーリッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りはウッドチップコースで調教される傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多く、意欲的に追われることが多いです。
最終追い切りでは、終い重点に追われることがあるので、ラストの伸び脚は要チェックですよ。

強めに追われて終い12.5秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、大きく追走してのものであれば心配は要りません。
近走は不振が続きますが、G2ではマズマズの成績を残していますし、相手関係が楽になる今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都大賞典(7着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/4 栗CW良 馬なり
80.1 64.4 50.3 36.8 12.4 [5]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで6F80秒台の好時計を叩き出しています。
直線も若干失速しているのは気になりますが、12秒台の時計なら優秀です。
最終追い切りでも好調キープなら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都大賞典(7着)

10/6 栗坂良 馬なり
54.2 40.0 26.2 13.3

最終追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:福島記念

11/10 栗坂稍 一杯
52.2 38.0 24.7 12.4

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のステイブルアスクと併せて、0.7秒追走して0.1秒遅れました。
今週はビッシリ追われましたが、前走時以上の時計を叩き出しています。
直線で失速しているのと併走馬に遅れているのは気がかりですが、直線も12秒台の時計ならこの馬なりに優秀です。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調です。


モズナガレボシ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東ポリトラックや坂路コースで追われています。
プール調教を併用しながらの調教で、比較的脚に負担が少ない調教内容が多いです。
水曜追いは栗東坂路で意欲的に追われる傾向がありますが、直線強めの内容となっています。

失速する傾向ではありますが、結果は出ていますし、12秒台の時計が出ていれは順調とみて良いでしょう。
前走のG3小倉記念はハンデ戦とはいえ、初重賞で見事快勝しています。
今走は斤量の増加はありますが、能力は十分通用すると思いますし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:小倉記念(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:福島記念

11/3 栗坂良 一杯
53.0 37.8 24.7 12.4

一週前追い切りは田中健騎手が騎乗しての調教です。
今週は珍しくビッシリ追われると、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
失速ラップではありますが、12秒前半の時計を出しているのはこの馬なりに優秀です。
いつも通りプール調教やポリトラックで入念に乗り込まれていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:小倉記念(1着)

8/11 栗坂良 馬なり
54.8 39.4 25.1 12.8

今回の最終追い切り:福島記念

11/10 栗坂稍 馬なり
53.8 39.2 25.4 12.8

最終追い切りは田中健騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
直線は若干失速していますが、普段通りの傾向ですし、12秒台の時計が出ているので特に心配はいらないです。
全体時計も前走時以上の時計を叩き出しており、引き続き軽快な動きを見せています。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。