武蔵野ステークス2021 追い切り情報

武蔵野ステークス2021 追い切り情報

武蔵野ステークス2021 追い切り情報


11月13日(土)東京ダート1600m

オメガレインボー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
また、併せ馬で気合付けをすることが多いですが、併走馬に遅れているレースでは成績が悪いので注意が必要です。
比較的攻めは動くタイプの馬で、ウッドチップなら一杯に追われて、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ただ、坂路ではそこまで速い時計は出さない傾向があります。
直線は13秒台も多いですが、折り合いがついていれば問題はないでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、前走はG3エルムステークスで2着に好走しています。
当レースは昨年13着に大敗した舞台ではありますが、力をつけた今年はどこまでやれるのか注目です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エルムステークス(2着)

7/30 函館W良 馬なり
71.0 54.9 40.2 13.0 [2]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/5 栗CW良 一杯
82.2 65.4 50.0 36.4 11.9 [6]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のラストヌードルと併せて、外を2.5秒追走して0.8秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で併走馬を楽に圧倒しています。
全体時計も優秀ですし、直線は11.9秒の好時計をマーク。
折り合いもついており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エルムステークス(2着)

8/4 函館W良 強め
70.5 55.2 39.9 12.8 [4]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/10 栗CW稍 一杯
71.1 54.0 39.4 12.2 [5]

最終追い切りは岡田祥嗣騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週は抜群の動きを見せていましたし、仕上がりは万全とみて良いでしょう。


ソリストサンダー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を馬なり中心に追われ、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りは軽めの調教が多いため、実戦を意識した内容が多い一週前追い切りの動きには注目ですよ。
比較的時計は出るタイプの馬ですが、意欲的に追われて6F82秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

直線の伸びも優秀で、失速ラップでも12秒台前半の時計なら心配はいらないです。
中央競馬では中々結果を残せていませんが、地方ではかしわ記念2着、マイルCS南部杯3着と好走しています。
中央でもG3なら十分通用すると思いますし、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルCS南部杯(3着)

9/29 栗CW良 一杯
81.7 66.7 52.3 38.7 12.5 [7]

一週前追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/3 栗CW良 一杯
83.6 66.8 52.5 38.7 11.9 [9]

一週前追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われて、ラストは11秒台の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
いつも通りの調教過程で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルCS南部杯(3着)

10/7 栗坂良 馬なり
54.2 39.2 25.3 12.3

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/10 栗坂稍 馬なり
53.5 38.6 24.7 12.3

先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでもフットワークは軽快で、加速すると終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上ですし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


タガノビューティー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで乗り込まれ、レース直前は坂路コース中心に追われています。
水曜追いは実戦を意識した調整が多く、併せ馬で強めに追われることが多いです。
特に本番の動きが反映される、一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですよ。

攻め動くタイプの馬ではなく、栗東坂路で強めに追われて全体時計は53秒台程度。
併走馬にも遅れを取っていますが、結果は出ているので特に心配はいりません。
ダートは安定して成績を残していて、得意の東京コースなら重賞でも期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:欅ステークス(1着)

5/20 栗CW稍 一杯
83.0 66.4 51.4 37.6 12.0 [8]

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/4 栗CW良 一杯
81.0 65.6 51.9 39.0 13.1 [9]

強めに追われた古馬2勝のアスカリと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今週は一杯に追われましたが、全体時計は自己ベストに近い時計を叩き出しています。
直線は13.1秒と伸びはイマイチですが、実戦タイプの馬で普段通りの傾向なので、特に心配はいらないです。
併走馬にはしっかり同入できていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:欅ステークス(1着)

5/26 栗坂良 馬なり
54.8 39.4 25.6 12.7

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/10 栗CW稍 一杯
85.4 68.8 53.0 38.7 12.0 [9]

今週もビッシリ追われると、ラストは12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、直線は力強い伸び脚を見せています。
先週は逆に全体時計は優秀でしたが、直線はイマイチでしたね。
折り合いがついているのはプラスですし、仕上がりは良好とみて良いでしょう。


ヒロシゲゴールド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はプール調教を併用しながら、栗東CWと栗東坂路で追われています。
比較的水曜追いは意欲的に追われることが多く、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が行われる傾向があります。
併走馬にはしっかり先着しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。

また、時計は出るタイプの馬で、直線は12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は地方重賞で結果を残しており、前走はマイルCS南部杯で2着に好走しています。
中央ではオープン戦ですら3着以内に入れていませんが、良化が見込めるようなら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルCS南部杯(2着)

9/29 栗坂良 一杯
51.4 37.5 24.6 12.2

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/3 栗坂良 一杯
50.3 36.9 24.1 11.9

一週前追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、絶好の動きで50秒台の猛時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.9秒の力強い伸び脚を見せています。
前走時以上に良い動きを見せていますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルCS南部杯(2着)

10/6 栗坂良 一杯
50.9 37.0 24.1 12.0

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/10 栗坂稍 強め
52.7 38.5 24.4 11.8

最終追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
今週はやや抑え目でしたが、先週に続いて終い11秒台の好時計をマーク。
全体時計も52秒台の時計なら優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ワンダーリーデル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われています。
レース間隔が短くても最終追い切りでは強めに追われているので、意欲的に追われている内容はチェックしておきましょう。
ただ、間隔が短いレースは成績も悪いので、要注意ですよ。

直線は失速することも多いですが、比較的時計は出るタイプの馬なので、坂路なら4F52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走はオープン戦で8着に敗れましたが、2走前にはG1フェブラリーSで3着に好走しています。
当レースも2019年1着、2020年4着と相性は悪くないですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:グリーンチャンネルカップ(8着)

10/1 栗坂良 一杯
51.4 37.2 24.6 12.6

強めに追われた古馬1勝のカレンヒメと併せて、0.1秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:武蔵野ステークス

11/5 栗坂良 一杯
51.3 37.4 24.9 12.8

いつも通り一週前追い切りはビッシリ追われて、楽に好時計をマーク。
直線は失速していますが、これも普段の傾向なので特に心配はいらないです。
前走時以上に良い動きを見せており、全体時計もこの馬なりに優秀です。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:グリーンチャンネルカップ(8着)

10/6 栗坂良 一杯
53.9 38.9 25.4 12.8

今回の最終追い切り:武蔵野ステークス

11/10 栗坂稍 馬なり
53.2 39.1 25.2 12.6

先週一杯に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
行きっぷりは抜群で、全体時計も前走時以上の好時計を叩き出しています。
直線も12.6秒の鋭い伸び脚で、折り合いもスムーズです。
ひと追い毎に状態は良化しており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。