府中牝馬ステークス2021 追い切り情報

府中牝馬ステークス2021 追い切り情報

府中牝馬ステークス2021 追い切り情報


10月16日(土)東京芝1800m

シゲルピンクダイヤ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースを中心に乗り込まれ、最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
また、プール調教併用をしていますが、しっかり結果を残していますし、まだ若いので特に心配はいらないです。
終い12秒台の時計を出していれば、普段通り好調キープと考えて良いでしょう。

昨年のG3中日新聞杯2着以降不振が続いており、近走もG3ですら結果が出ていません。
2走前のヴィクトリアマイルでは5着に好走しており、マイル戦なら少し戦えるといった印象です。
今走は相手のレベルも上がりますし、仕上がり良好でも過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:クイーンステークス(10着)

7/21 栗CW良 一杯
84.6 68.7 53.3 38.9 11.5 [7]

今回の一週前追い切り:府中牝馬ステークス

10/6 栗CW良 一杯
82.4 66.6 51.3 37.5 11.8 [9]

いつも通り今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い11.8秒の好時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、前走時以上に早い時計を出しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:クイーンステークス(10着)

7/28 函館W良 強め
68.6 53.6 39.1 12.3 [5]

強めに追われた3歳未勝利のラヴィエントと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:府中牝馬ステークス

10/13 栗坂良 馬なり
54.4 38.9 24.5 11.8

今週は軽めの調教でしたが、ビッシリ追われた先週と同様に、直線は11.8秒の伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、いつも通り直線の伸びは優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


シャドウディーヴァ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
また、毎回折り合いはついており、失速ラップなら様子見と考えて良いでしょう。

近走は不振が続きますが、G3なら3着に好走していることもあり、十分通用するような印象です。
少し衰えを感じますが、当レースは昨年2着した舞台です。
得意なレースですし、牝馬戦ならG2でも展開次第で好走する可能性はありそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:関屋記念(7着)

8/4 美坂良 馬なり
52.8 38.7 24.9 12.3

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のリアンフィーユと併せて、0.7秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:府中牝馬ステークス

10/6 美坂良 一杯
51.9 38.1 24.5 11.8

一週前追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のトキメキと併せて、0.8秒追走して0.2秒先着しました。
今週は一杯に追われると、絶好の動きで4F51秒台の好時計をマーク。
直線も11.8秒の力強い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:関屋記念(7着)

8/11 美坂良 馬なり
53.8 38.7 25.1 12.1

強めに追われた3歳未勝利のジョングルールと併せて、0.7秒追走して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:府中牝馬ステークス

10/13 美坂稍 馬なり
52.1 37.9 24.4 12.3

馬なりに追われた古馬2勝のアリエノールと併せて、0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りでビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
直線は若干失速しましたが、12.3秒の時計なら優秀です。
全体時計も前走時以上ですし、併走馬に同入できているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


デゼル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
基本馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われ、最終追い切りは栗東坂路で軽めに追われる傾向があります。
一週前追い切りは実戦を意識した調教が多く、早い時計を出すので、特に一週前追い切りの動きは注目です。

直線も11秒台の時計を出すことが多く、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併せ馬には遅れることもありますが、結果は出ていますし、レース直前で先着していれば心配は入りません。
前走のG1ヴィクトリアマイルでは8着に敗れましたが、2走前はG2阪神牝馬Sで見事快勝していますし、能力はある馬です。
芝1800mも実績がありますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(8着)

5/5 栗CW良 強め
96.0 80.0 65.2 51.4 37.6 11.8 [6]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のムーンビードと併せて、内を1.8秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:府中牝馬ステークス

10/6 栗CW良 馬なり
81.1 65.5 51.6 38.3 12.2 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のディヴィーナと併せて、外を0.9秒先行して0.3秒先着しました。
9月20日から入念に乗り込まれて、一週前追い切りで8本目の調教です。
今週は軽めに追われましたが、軽快な動きで全体時計は81.1秒の好時計をマーク。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚を見せていますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(8着)

5/12 栗坂良 馬なり
55.0 40.4 26.6 13.2

今回の最終追い切り:府中牝馬ステークス

10/13 栗CW良 馬なり
53.8 39.5 12.5 [8]

今週も馬なり調教でしたが、引き続き軽快なフットワークを見せています。
行きっぷりも抜群で、直線は12.5秒の好時計をマーク。
攻め駆けするタイプの馬ではありますが、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。


ドナアトラエンテ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、同入する形が多いです。
レース直前では遅れることはないので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的攻め動くタイプの馬で、4F51秒台の時計を出すことも多いです。
直線は失速する傾向がありますが、全体時計が優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走はG3クイーンSで11着に大敗しており、洋芝は向いていないような印象です。
今走は実績のある東京芝1800mですし、相手のレベルが上がるとはいえ、仕上がり万全なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:クイーンステークス(11着)

7/21 美南W良 馬なり
65.3 50.7 37.3 12.2 [4]

馬なりに追われた古馬3勝のシンハリングと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:府中牝馬ステークス

10/6 美南W良 馬なり
67.0 52.2 37.0 11.2 [4]

強めに追われた古馬2勝のベルクワイアと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
いつも通り馬なり調教でしたが、絶好の動きで加速すると終い11.2秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:クイーンステークス(11着)

7/28 函館W良 馬なり
68.3 52.7 39.2 12.5 [2]

馬なりに追われた古馬オープンのマジックキャッスルと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:府中牝馬ステークス

10/13 美南W稍 馬なり
67.8 52.5 37.6 11.8 [3]

馬なりに追われた古馬オープンのアカイトリノムスメと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きでラストは11.8秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に状態は良化しており、2週連続で終い11秒台の時計を出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは万全です。


マジックキャッスル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップコースで馬なり中心に調整されています。
プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。
レース直前は併せ馬を行うことが多く、本番にも影響される一週前追い切りや最終追い切りの動きには注意が必要ですよ。

近走は勝ちきれないレースが続きますが、G1でも安定した成績を残しています。
ひとレース毎に力をつけており、前走の内容を見ても芝1800mも問題はなさそうですね。
東京コースも実績がありますし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:クイーンステークス(2着)

7/21 美坂良 強め
51.3 36.8 23.9 12.0

今回の一週前追い切り:府中牝馬ステークス

10/6 美坂良 一杯
51.0 37.8 25.2 12.9

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、1.1秒追走同入しました。
今走もプール調教を併用しながらの調教で、先週から坂路コースで追われています。
今週はビッシリやれており、前走時以上の好時計をマーク。
直線で若干失速しましたが、12秒台の時計なら心配はいらないです。
併走馬にもしっかり追走同入できていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:クイーンステークス(2着)

7/28 函館W良 馬なり
68.7 53.1 39.4 12.5 [3]

馬なりに追われた古馬オープンのドナアトラエンテと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:府中牝馬ステークス

10/13 美坂稍 強め
52.6 38.0 24.4 12.2

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、0.8秒追走同入しました。
今週はやや押さえ目でしたが、力強い反応で終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、先週と違い加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったとみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。