エプソムカップ2021 追い切り情報

エプソムカップ2021 追い切り情報

エプソムカップ2021 追い切り情報


6月13日(日)東京芝1800m

アドマイヤビルゴ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、水曜追いは栗東CWで意欲的に追われることが多いです。
また、2週前追い切りと一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、一週前追い切りはいつも先着しています。
そのため、一週前追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的攻めは動くタイプの馬で、栗東CWでは一杯に追われて6F80秒台の時計を出すことも多いです。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んでいれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
特に実戦を意識した調整が多い、一週前追い切りの動きには注目です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(9着)

3/25 栗CW良 強め
86.5 69.5 53.4 38.8 11.5 [7]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのレッドアネモスと併せて、内を0.4秒追走してアタマ差先着しました。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/2 栗CW良 一杯
79.3 64.2 50.2 37.0 12.1 [6]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のスペードエースと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で自己ベストを更新しています。
追われた反応も抜群で、直線も12.1秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(9着)

3/31 栗CW良 馬なり
97.4 81.5 66.4 52.5 38.9 12.6 [7]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のレイオブウォーターと併せて、内を0.7秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/9 栗坂良 馬なり
55.7 40.3 25.6 12.3

先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで直線は12.3秒の好時計をマーク。
先週に続いて直線の伸びも優秀ですし、折り合いもスムーズで、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


アルジャンナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的に併せ馬で調整され、騎手が騎乗していることが多いです。
併走馬はクラス上位が多く、遅れをとることもありますが、かなり追走してのものであれば心配はいらないです。
今走もしっかり追走同入や先着ができていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

近走は不振が続きますが、前走のG2マイラーズカップでは2着に好走しています。
G3では安定した成績を残していますし、今回相手関係が楽になるのはプラス材料です。
芝1800mは実績がありますし、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイラーズカップ(2着)

4/14 栗坂稍 一杯
52.5 38.5 25.1 12.5

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 栗坂良 一杯
51.2 37.2 24.5 12.1

今週は意欲に追われて、絶好の動きを見せています。
力強いフットワークで、全体時計は自己ベストを大きく更新。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイラーズカップ(2着)

4/21 栗坂良 強め
52.6 37.9 24.7 12.4

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/9 栗坂良 馬なり
51.3 37.4 24.8 12.6

今週は軽めの調整でしたが、絶好の動きで従来の自己ベストを大きく更新。
一杯に追われた先週と同等の時計を叩き出しており、ひと追い毎に動きは良化しています。
直線は若干失速しましたが、終い12秒台の時計が出ていれば優秀です。
乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。


マイラプソディ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

基本的に水曜追いは栗東CWで併せ馬です。
毎週意欲的に追われ、実戦を意識した調教が行われています。
特に、レース本番に近い一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

時計は出る馬で強めに追われて、終い12秒前半の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることは少なく、差を縮められてもしっかり同入はしています。
そのため、一週前追い切りや最終追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:都大路ステークス(2着)

5/6 栗CW稍 一杯
94.5 79.2 64.5 50.3 36.9 12.3 [5]

一杯に追われた古馬2勝のエカテリンブルクと併せて、内を2.3秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 栗CW良 馬なり
82.6 67.7 53.8 40.4 13.0 [7]

今週はサッと流す程度の調教でしたが、軽快フットワークで楽に好時計を叩き出しています。
直線の伸びはイマイチでしたが、長めにやれているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:都大路ステークス(2着)

5/12 栗CW良 馬なり
83.5 69.0 55.0 41.7 13.4 [9]

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/9 美南W稍 強め
68.4 53.2 39.1 12.5 [8]

最終追い切りは柴田善臣騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のエルセンブルグと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われると、力強い反応で直線は12.5秒の好時計をマーク。
追われた反応は良好で、併走馬も大きく突き放しています。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。


シュリ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りはサッと流す程度ですが、直線で速い時計を出すようなら優秀です。
全体時計は平凡ですが、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

2走前のG3京都金杯では初重賞でしたが、5着と成績はそこまで悪くないです。
ひとレース毎に力はつけていますし、前走のオープン戦では見事快勝しています。
今走はひと叩きした上積みが見込めますし、引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:谷川岳ステークス(1着)

4/29 栗坂不 馬なり
53.2 38.3 24.1 11.8

一週前追い切りは秋山真一郎騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/3 栗坂良 強め
51.5 37.9 24.7 12.0

今週は終い重点に追われる内容で、直線は12.0秒の力強い伸び脚を見せています。
前走時以上に良い動きで、全体時計も51.5秒の時計なら優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:谷川岳ステークス(1着)

5/5 栗坂良 強め
54.7 39.8 25.2 12.2

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/9 栗坂良 強め
52.5 38.2 24.6 12.1

今週も終い重点に追われると、直線は12.1秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、前走時以上に良い動きを見せています。
また、2週連続で終い12秒前半の時計を出しているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


ヤシャマル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、併せ馬で気合付けを行うことが多いです。
併走馬に遅れたレースでは馬券圏外となることも多いので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
全体時計はそこまで早い時計を出す馬ではありませんが、直線は伸びるタイプの馬です。

意欲的に追われて、終い12秒台前半の好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
また、毎回折り合いはついているので、加速ラップかどうかも要チェックです。
ひとレース毎に力をつけていて、前走は昇級戦で2着に1馬身差をつけて快勝しています。
今走も相手のレベルは上がりますが、万全に仕上がった状態でどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中ステークス(1着)

4/21 美南W良 馬なり
67.3 52.0 37.7 12.6 [6]

馬なりに追われた古馬2勝のピースユニヴァースと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:エプソムカップ

6/2 美南W良 一杯
82.5 66.4 52.1 38.5 12.5 [6]

一週前追い切りは木幡巧也騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:府中ステークス(1着)

4/28 美坂良 一杯
53.2 38.3 24.6 12.2

一杯に追われた古馬2勝のピースユニヴァースと併せて、0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:エプソムカップ

6/9 美坂稍 一杯
52.9 38.0 24.1 11.8

馬なりに追われた古馬2勝のピースユニヴァースと併せて、0.1秒追走して0.4秒先着しました。
今週もビッシリ追われると、絶好の動きで直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上に好時計を出していますし、併走馬も楽に圧倒しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。