葵ステークス2021 追い切り情報

葵ステークス2021 追い切り情報

葵ステークス2021 追い切り情報


5月29日(日)中京芝1200m

サルビア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
また、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われることが多く、直線は良い伸びを見せる傾向があります。
全体時計はそこまで早い時計を出す馬ではないですが、終い12秒台前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

最終追い切りは失速する傾向がありますが、併走馬に先着しているレースでは好走しているので、遅れるようなら注意が必要です。
また、一週前追い切りの動きが本番に反映されるので、一週前追い切りの動きはチェックしておきましょう。
近走は不振が続きますが、近走は徐々に良化して、前走のファルコンSでは4着に好走しています。
今走は相手関係が楽になりますし、万全に仕上がれば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファルコンステークス(4着)

3/10 栗坂良 馬なり
53.8 39.8 26.0 12.6

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/19 栗坂稍 一杯
53.1 38.3 25.1 12.6

今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.6秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、前走時以上に良い動きを見せています。
ただ、直線で失速しているのは気がかりで、仕上がりはマズマズ順調といったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ファルコンステークス(4着)

3/17 栗坂良 馬なり
54.5 40.2 26.0 12.7

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/26 栗坂良 一杯
53.6 39.2 25.6 12.7

今週はビッシリ追われて、直線は12.7秒の好時計をマーク。
先週よりも時計は遅くなりましたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
特筆するほどの動きではないですが、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


モントライゼ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で調整されていて、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いです。
特に終い重点に追われることが多く、直線はいつも12秒台の時計を出しています。
結果にも繋がっているので、折り合いもついていて、終い12秒前半なら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

2走前のG1朝日杯FSでは10着に敗れましたが、前走のファルコンステークスでは3着に好走しています。
2歳時もG2京王杯2歳Sで見事快勝していますし、重賞でも能力は十分通用すると思います。
短距離は得意な馬なので、相手関係も楽になる今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファルコンステークス(3着)

3/10 栗CW良 強め
95.5 79.9 65.4 51.3 38.0 12.6 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のヤマニンマヒアと併せて、内を1.2秒追走して1.0秒先着しました。

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/20 栗CW稍 強め
84.7 67.6 53.1 39.2 11.8 [7]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、ラストは11.8秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いのついた調教で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ファルコンステークス(3着)

3/17 栗CW良 強め
95.7 80.7 66.5 53.1 40.0 13.1 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のグランメテオールと併せて、内を1.6秒追走して1.0秒先着しました。

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/26 栗坂良 一杯
53.3 38.8 25.0 12.8

今週もやや抑え目でしたが、意欲的に追われた割に直線は失速しています。
全体時計も平凡ですし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。
ただ、先週は終い重点に追われて、ラスト11秒台の時計が出ているので、そこまで気にする必要はなさそうです。
前走も結果は出ていますし、当日の馬体重なども考慮して取捨選択したいですね。


ヨカヨカ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、一週前追い切りは栗東CWで併せ馬と気合付けをすることが多いです。
併走馬にはしっかり先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
直線は伸びるタイプの馬で、最終追い切りは馬なりでも終い12秒台前半の好時計を叩き出しています。

折り合いもスムーズで、力強い伸び脚を見せるようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走は17着に大敗しましたが、他の重賞では掲示板内を確保できていますし、今回過去3戦3勝の1200mに距離短縮されるのはプラス材料です。
相手関係も楽になりますし、得意の舞台なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(17着)

3/31 栗CW良 一杯
93.0 77.8 63.0 50.2 37.7 13.5 [4]

一週前追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/19 栗坂稍 一杯
50.1 36.4 24.0 11.9

一週前追い切りは西谷凜騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
直線も11.9秒の力強い伸び脚で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
攻め動くタイプの馬ではありますが、先週も栗東CWを馬なりで6F80秒を切る時計を出していましたし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(17着)

4/8 栗坂良 馬なり
測定不能

最終追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/26 栗坂良 馬なり
52.8 37.8 24.2 11.8

最終追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調教でしたが、絶好の動きで終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
先週も自己ベストを更新していましたし、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。


ロングトレーン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われる傾向があります。
そこまで時計を出す馬ではありませんが、直線は毎回鋭い伸び脚を見せています。
折り合いがついて、終い12秒前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけており、前走のオープン戦ではクビ差で2着に好走しています。
上がりも2位のスピードで、調教通り本番でも直線は良い動きを見せています。
唯一3着以内に入れなかったのは1600mの距離で、1400m以下のレースでは連対率100%です。
今走は相手のレベルが上がりますが、仕上がり万全なら最後差してくる展開も考えておきたいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーガレットステークス(2着)

2/18 栗坂良 一杯
52.4 38.9 25.1 12.4

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/19 栗坂稍 一杯
51.7 37.3 23.8 11.8

一杯に追われた古馬2勝のアサカディオネと併せて、0.8秒追走して0.1秒先着しました。
今週は一杯に追われると、絶好の動きで自己ベストに近い好時計をマーク。
直線も11.8秒の力強い反応で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーガレットステークス(2着)

2/24 栗坂良 一杯
53.3 37.1 24.0 12.1

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/26 栗坂良 一杯
53.8 38.4 24.7 11.8

今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、2週連続で終い11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。