京都新聞杯2021 追い切り情報

京都新聞杯2021 追い切り情報

京都新聞杯2021 追い切り情報


5月8日(土)中京芝2200m

エスコバル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われています。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があり、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いです。
併走馬には同入、先着が多いので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

時計は出る馬ではありませんが、直線は12秒台の時計を叩き出しています。
今走も直線でしっかり伸びて、加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
坂のあるコースで好走できていないのは気になりますが、ひと叩きして上積みが見込める今走はどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:すみれステークス(5着)

2/18 美南W良 一杯
68.4 53.3 39.3 12.7 [5]

強めに追われた古馬オープンのカウディーリョと併せて、外を1.4秒先行して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/29 美南W稍 強め
66.3 51.9 38.0 11.8 [5]

一杯に追われた3歳1勝のディオスバリエンテと併せて、外を0.6秒先行して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、抜群の反応で終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、自己ベストを更新しています。
併走馬にも先着できていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:すみれステークス(5着)

2/24 美南W良 馬なり
68.9 53.5 39.6 12.6 [3]

馬なりに追われた古馬オープンのヒシイグアスと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/5 美南W良 馬なり
70.7 55.0 41.1 13.4 [5]

馬なりに追われた3歳1勝のディオスバリエンテと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は軽めに追われて直線は13.4秒でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
併走馬にも追走同入できていますし、引き続き動きは悪くなさそうです。
先週は自己ベストを出していましたし、乗り込みも十分で仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


マカオンドール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りは実戦を意識した調整が多いです。
併せ馬で気合付けをしており、併走馬にはいつも先着しています。
一週前追い切りか最終追い切りで意欲的にやれていれば、順調と考えて良いでしょう。

比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、直線は失速する傾向があります。
結果は出ているので特に心配はいらないですが、遅れても終い12秒台の時計が出ていればこの馬なりに優秀です。
今走も楽に好時計を叩き出すようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大寒桜賞(1着)

3/17 栗坂良 一杯
51.1 37.8 25.0 12.8

一杯に追われた3歳未勝利のルーチェビアンカと併せて、1.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/28 栗坂良 馬なり
50.9 37.2 24.1 12.2

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
今週は馬なり調教でしたが、絶好の動きで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
前走時よりも動きは良化しており、全体時計も自己ベストを更新しています。
失速しているのも普段通りの傾向なので心配はいらないです。
むしろ12.2秒の時計が出ているのはこの馬なりに優秀で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大寒桜賞(1着)

3/24 栗坂良 強め
53.0 38.5 24.9 12.3

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/5 栗坂良 馬なり
52.5 37.9 24.6 12.4

今週も馬なり調教でしたが、抜群のいきっぷりで楽に好時計をマーク。
前走時以上に良い動きを見せており、直線も12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
先週は自己ベストを更新していましたし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ルペルカーリア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路での調教が多いですが、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調教が行われています。
併せ馬で気合付けをしていて、好時計を出すことが多いので要チェックですよ。
全体時計はそこまで早い時計を出す馬ではありませんが、6F83秒台で終い12秒前半の時計を出すようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配はいらないです。
初戦は4着に敗れましたが、続く前走の未勝利戦では2着に4馬身差の圧勝を決めています。
昇級戦の前走も4着に敗れましたが、重賞でも十分通用していましたし、ひとレース毎に力をつけています。
今走も相手のレベルは上がりますが、仕上がり万全で叩いた上積みが見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日杯(4着)

3/18 栗CW良 強め
82.1 66.1 51.2 37.9 12.6 [5]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのワールドプレミアと併せて、内を0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/28 栗CW良 一杯
80.8 65.6 51.1 37.8 12.8 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のアドマイヤミモザと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
いつも通り今週はビッシリ追われると、力強い反応で自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
ただ、直線は12.8秒の鋭い伸び脚を見せてはいますが、失速ラップを刻んでいるのは気がかりです。
乗り込み量も十分で仕上がりは順調そうですが、最終追い切りの動きも要チェックですよ!

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日杯(4着)

3/24 栗CW良 馬なり
80.7 65.5 51.6 38.3 12.6 [7]

馬なりに追われた3歳1勝のジュンブルースカイと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/5 栗P良 馬なり
81.5 65.6 51.4 38.2 12.1 [8]

いつも通り今週はサッと流す程度の調整です。
今週はポリトラックでの調教でしたが、軽快な動きで楽に好時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、今週は自己ベストを更新しています。
プール調教を併用しながらも入念に乗り込まれ、仕上がりは良好です。


レッドジェネシス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東ポリトラックで追われ、水曜追いは栗東CWで気合付けを行うことが多いです。
また、プール調教を併用しながらの調整ですが、まだ若いので特に心配はいらないです。
傾向としては、一週前追い切りに栗東CWで意欲的に追われ、最終追い切りは芝コースやポリトラックで軽めに追われる傾向があります。

全体時計は平凡ですが、直線は毎回力強い脚捌きを見せています。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
休み明けは苦手な印象ですが、使った後のレースは強く、前走のゆきやなぎ賞では2着に4馬身差をつけて圧勝しています。
距離延長で結果を残しているのも好感が持てますし、今走も初重賞とはいえ上手くハマれば可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ゆきやなぎ賞(1着)

3/4 栗CW重 馬なり
86.6 69.8 53.4 38.0 11.9 [3]

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/28 栗CW良 強め
83.9 67.9 52.8 39.1 11.9 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、外を0.9秒先行してクビ差先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ゆきやなぎ賞(1着)

3/10 栗芝良 馬なり
86.1 68.6 53.1 38.7 12.5 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、外を0.7秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/5 栗芝良 馬なり
83.5 67.3 52.3 38.5 12.1 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今週は時計の出やすい芝コースでの調整でしたが、馬なりでも軽快な動きで楽に好時計を叩き出しています。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、前走時以上に良い動きを見せています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。