マイラーズカップ2021 追い切り情報

マイラーズカップ2021 追い切り情報

マイラーズカップ2021 追い切り情報


4月25日(日)阪神芝1600m

アルジャンナ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的に併せ馬で調整され、騎手が騎乗していることが多いです。
併走馬はクラス上位が多く、遅れをとることもありますが、かなり追走してのものであれば心配はいらないです。
今走もしっかり追走同入や先着ができていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

近走は不振が続きますが、東京スポーツ杯2歳Sでは2着で従来のレコードを上回る走破時計を記録していますし、G3では安定した成績を残しています。
ただ、前走はオープン戦で5着に敗れているので、G2で通用するかは疑問が残るところです。
久々を叩いた上積みは見込めるので、成長度次第で取捨選択をしたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:洛陽ステークス(5着)

2/3 栗坂重 一杯
51.9 37.4 24.5 12.3

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のバイマイサイドと併せて、0.4秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/14 栗坂稍 一杯
52.5 38.5 25.1 12.5

いつも通り一週前追い切りは一杯に追われています。
今週も追われた反応は良好で、終い12.5秒の好時計をマーク。
全体時計は優秀ですし、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週もビッシリやれていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:洛陽ステークス(5着)

2/10 栗坂良 馬なり
53.5 38.8 25.4 12.7

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/21 栗坂良 強め
52.6 37.9 24.7 12.4

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは若干失速しています。
ただ、全体時計はこの馬なりに優秀ですし、直線も12.4秒なら問題はなさそうです。
3週連続で意欲的にやれているのは好感が持てますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


エアスピネル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

毎回仕上がりは良好で、休養明けも苦にしないタイプの馬です。
一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教で、特に一週前追い切りは実戦を意識して併せ馬をしていることが多く、時計を出してくるので要チェックですよ。
普段通り折り合いのついた調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

この馬の安定感は抜群で、掲示板を外したことは数回しかありません。
チャンピオンズカップでは7着に敗れましたが、続くフェブラリーSでは2着に好走できています。
今回は芝コースになりますが、当レースは過去2戦走って2戦とも3着以内に好走している得意舞台です。
勝ち切れない面はありますが、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フェブラリーステークス(2着)

2/10 栗坂良 一杯
52.1 38.1 24.4 12.1

一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のラウディと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/14 栗坂稍 一杯
51.6 37.9 25.0 12.7

一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のテーオーハーバードと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で前走時以上に良い動きを見せています。
直線は若干失速しましたが、終い12.7秒なら優秀です。
併走馬にもあっさり先着していますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フェブラリーステークス(2着)

2/17 栗坂重 一杯
52.3 38.5 25.2 12.5

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のセンショウユウトと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/21 栗坂良 強め
52.0 38.1 24.9 12.1

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのメイショウカリンと併せて、0.8秒追走してクビ差先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、強めに追われると絶好の動きで直線は12.1秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着して、前走時以上に良い動きを見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


エアロロノア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬にはいつも先着しています。
一週前追い切りや最終追い切りで遅れを取るようなら注意が必要ですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、攻めの調教では終い12秒台前半の時計を叩き出しています。
毎回折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
近走は徐々に力をつけていて、昇級戦で見事3連勝を決めています。
今走は初重賞で相手のレベルは上がりますが、更に良化が見込めるようなら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武庫川ステークス(1着)

3/10 栗坂良 一杯
53.2 39.0 25.0 12.2

一杯に追われた3歳未勝利のメイショウタニカゼと併せて、0.7秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/14 栗坂稍 一杯
52.2 38.2 25.1 12.6

一杯に追われた古馬3勝のアサカディスタンスと併せて、0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週はしっかり負荷をかけた調整で、全体時計は52.2秒と好時計を叩き出しています。
ただ、直線はいつもと比べるとイマイチで、失速ラップなのも気がかりです。
併走馬には先着できていますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武庫川ステークス(1着)

3/17 栗坂良 強め
52.2 37.7 24.3 12.1

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/21 栗坂良 強め
51.6 37.8 24.6 12.1

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のアサカディスタンスと併せて、0.7秒追走して1.4秒先着しました。
いつも通り今週は強めに追われると、絶好の動きで4F51秒台の好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、加速すると終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
ひと追い毎に状態は良化しており、最終追い切りで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ケイデンスコール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りに併せ馬で実戦を意識した調教をしており、最終追い切りはウッドチップコースで追われる傾向があります。
攻めの調教では抜群の反応を見せており、ラスト12.0秒近い時計を出すことが多いです。
また、プール調教を併走することもありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

今走時も一杯に追われて、終い12秒前後の好時計を出すようなら軽視は禁物ですよ。
近走はチークピーシズ着用で、重賞レースでも安定してきています。
マイル戦も問題ないですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山記念(2着)

2/17 栗坂重 馬なり
52.4 38.3 24.9 12.5

一杯に追われた3歳未勝利のモーティヴフォースと併せて、0.2秒先行して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/14 栗坂稍 一杯
53.6 38.5 24.5 12.0

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、この馬なりに優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山記念(2着)

2/24 栗坂良 馬なり
55.2 39.7 25.2 12.0

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/22 栗坂良 強め
54.6 38.7 24.6 11.9

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週は抑え目でしたが、追われた反応は抜群で終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ラセット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
乗り込み量は比較的多いですが、レース直前のみ意欲的な調教が多いです。
直線の伸びは毎回優秀で、今走も12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。

毎回折り合いもついていますし、加速ラップを刻むようなら軽視は禁物ですよ。
近走はオープン戦でも敗れることが多いですが、久々の前走は見事2着に好走しています。
G2レースは初めてですし、まだ能力的には厳しいとは思いますが、ひと叩きした上積みも見込める今走はどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:六甲ステークス(2着)

3/18 栗坂良 一杯
52.0 37.4 24.1 12.1

一週前追い切りは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/15 栗坂良 強め
54.5 39.5 25.0 12.0

今週はやや抑え目でしたが、強めに追われると終い12.0秒の好時計をマーク。
直線の伸びは優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
レース間隔が短くても入念に乗り込まれていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:六甲ステークス(2着)

3/24 栗坂良 強め
53.6 38.7 24.3 11.8

最終追い切りは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/21 栗坂良 一杯
51.9 37.6 24.7 12.7

最終追い切りは加藤祥太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のアーダレイと併せて、0.8秒追走して0.6秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で前走時以上に良い動きを見せています。
全体時計も4F51秒台の好時計を出していて、併走馬を楽に圧倒しています。
直線で失速しているのは気になりますが、12秒台は出ていますし、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。