ニュージーランドトロフィー2021 追い切り情報

ニュージーランドトロフィー2021 追い切り情報

ニュージーランドトロフィー2021 追い切り情報


4月10日(土)中山芝1600m

アヴェラーレ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が3戦目のため、過去2戦から傾向を見ていきたいと思います。
普段は馬なり中心の調教で、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
攻めは動くタイプではありませんが、併走馬には同入できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
いつもは折り合いがついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2戦とも2着に1馬身以上差をつける圧勝で、今走も昇級戦とはいえ楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:春菜賞(1着)

1/27 美南W稍 馬なり
83.4 68.7 54.8 41.0 13.9 [2]

馬なりに追われた3歳未勝利のナイトフローリックと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー

3/31 美南W良 馬なり
84.7 68.9 54.1 39.6 12.8 [3]

いつも通り今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで気配は良好です。
全体時計は平凡でしたが、抜群の行きっぷりでラストは12.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:春菜賞(1着)

2/3 美南W稍 馬なり
70.6 55.3 40.7 13.0 [3]

馬なりに追われた古馬3勝のエスタジと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー

4/7 美南W良 馬なり
68.2 53.0 38.8 12.2 [3]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のフィニステラと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、軽快な動きで自己ベストを更新。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚で、併走馬にあっさり追走同入できています。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったとみて良いでしょう。


タイムトゥヘヴン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬にはいつも遅れは取っていないです。
今走も追走したとしても同入、先着していれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

時計は出るタイプの馬ではありませんが、折り合いがついている時は好走率が高いです。
今走も直線の伸びはチェックしておきましょう。
前走は6着に敗れましたが、京成杯では2着に好走していますし、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:弥生賞(6着)

2/25 美南W良 馬なり
67.2 52.6 38.7 12.6 [7]

一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のライクアジュエリーと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー

4/1 美南W良 馬なり
66.9 51.9 38.4 12.8 [7]

強めに追われた古馬1勝のアイスブラストと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、動きは軽快で全体時計は自己ベストを更新しています。
行きっぷりは抜群で、直線も12.8秒の好時計をマーク。
折り合いがついているのも、この馬なりに好感が持てます。
前走時以上に良い動きを見せており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:弥生賞(6着)

3/3 美南W重 馬なり
67.5 52.4 39.1 13.2 [5]

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のミラキュラスサインと併せて、外を1.0秒追走して1.0秒先着しました。

今回の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー

4/7 美南W良 馬なり
67.0 51.9 38.6 12.6 [6]

強めに追われた障害未勝利のプロトスターと併せて、内を0.5秒追走して0.3秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、力強いフットワークで併走馬を楽に圧倒。
全体時計も自己ベストを更新し、直線は12.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


バスラットレオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは実戦を意識した内容が多いです。
意欲的に追われて併せ馬で気合付けをしているので、好時計を出す傾向があります。
直線の伸びも毎回鋭く、今走も意欲的に追われて好時計を出すようなら仕上がりは良好と見て良いでしょう。

若干失速することもありますが、結果は出ているので大きく失速していなければ心配はいらないです。
併走馬には遅れた時に敗れているので、今走も遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
重賞でも安定した成績を残していますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

3/3 栗坂重 一杯
52.5 38.0 24.5 12.0

一杯に追われた3歳1勝のマリーナと併せて、0.5秒先行してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー

3/31 栗坂良 馬なり
52.9 38.4 25.2 12.4

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のハイモビリティと併せて、0.3秒追走同入しました。
今週で一本目の調整でしたが、軽めでも絶好の動きを見せています。
加速すると終い12.4秒の鋭い伸び脚で、全体時計も優秀です。
折り合いもついていますし、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

3/10 栗坂良 一杯
51.2 36.7 23.9 12.0

最終追い切りは古川奈穂騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のリーゼントジャンボと併せて、0.4秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー

4/7 栗坂良 強め
53.5 39.0 25.1 12.3

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、追われた反応は抜群で終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計はこの馬なりに平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
今走は無理せず追われていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。


ワザモノ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wと美浦坂路で追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬に遅れても結果は出ているので、しっかり動いていれば心配はいらないです。
直線も若干失速する傾向がありますが、最終追い切りでは比較的折り合いがついています。

そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
シンザン記念では8着に敗れましたが、前走は1勝クラスを快勝しています。
どこまでやれるかと言ったところですが、成長次第では軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

2/25 美南W良 一杯
68.6 53.1 39.2 13.3 [7]

一週前追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのグローリーヴェイズと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー

4/1 美南W良 一杯
67.5 53.0 39.0 13.4 [8]

一週前追い切りは黛騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のオープンワールドと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒遅れました。
今週は意欲的に追われましたが、直線は13.4秒とイマイチです。
併走馬にも遅れを取っていますし、失速ラップなのは気がかりですね。
現時点では様子見と言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

3/3 美南芝稍 馬なり
67.0 51.5 37.6 11.9 [3]

強めに追われた3歳未勝利のシングマイハートと併せて、外を0.9秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー

4/7 美南W良 馬なり
69.9 54.4 40.1 13.1 [5]

最終追い切りは黛騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのグローリーヴェイズと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す内容でしたが、軽快なフットワークで折り合いはスムーズです。
全体時計は平凡でしたが、併走馬に追走同入できているのもこの馬なりに好感が持てます。
乗り込みは十分で、このひと追いで状態は良化したと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。