弥生賞2021 追い切り情報

弥生賞2021 追い切り情報

弥生賞2021 追い切り情報


3月7日(日)中山芝2000m

シュネルマイスター 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が3戦目となるので、過去2戦の走りから傾向を見ていきたいと思います。
初戦は毎回併せ馬で気合付けをしていましたが、前走は水曜追いのみ美浦南Wで併せ馬で追われています。
併走馬には遅れることもありますが、レース直前ではしっかり同入・先着出来ているので、一週前追い切りか最終追い切りで遅れていなければ心配はいらないです。

また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があるので、好時計を出すようなら要チェックです。
直線はそこまで目立った時計は出ませんが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は2着に3馬身差をつける圧勝でしたし、間隔を空けて入念に乗り込まれた今走も、昇級戦とはいえ押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ひいらぎ賞(1着)

12/9 美南W良 一杯
66.4 51.7 38.0 12.8 [8]

一杯に追われた古馬2勝のライバーバードと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:弥生賞

2/24 美南W良 強め
68.0 52.7 38.5 12.6 [6]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のベストマジックと併せて、内を1.2秒追走して0.6秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容で、併走馬を大きく突き放しています。
いつもは一杯に追われても直線は13秒近い時計にも関わらず、今週は12.6秒と力強い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ひいらぎ賞(1着)

12/16 美南W良 馬なり
67.9 53.4 39.8 12.8 [7]

馬なりに追われた2歳オープンのドゥラモンドと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:弥生賞

3/3 美南W重 馬なり
67.3 51.6 37.9 12.3 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のジュニパーベリーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
先週強めに追われた分、今週は軽めの調整でしたが、前走時以上に良い動きを見せています。
重馬場でも軽快なフットワークで、加速すると終い12.3秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


タイトルホルダー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われていますが、レース直前は美浦南Wで追われることが多いです。
馬なり中心ではありますが、ウッドチップでは好時計を出す傾向があるので要チェックです。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、格上相手でも追走同入できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台前半の時計なら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
前走は4着に敗れましたが、G1の舞台で4着なら優秀ですし、メンコの効果も出ています。
レース間隔は空きましたが、今走も仕上がり万全なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(4着)

12/16 美南W良 馬なり
65.3 51.5 38.7 12.8 [6]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のホウオウカトリーヌと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:弥生賞

2/24 美南W良 馬なり
65.0 51.3 38.2 14.2 [6]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのシェダルと併せて、内を1.2秒追走して0.4秒先着しました。
今週は馬なり調教で直線は失速しましたが、全体時計は自己ベストを更新。
格上古馬オープンの併走馬にも楽に先着しており、仕上がりは順調と見ていいでしょう。
最終追い切りの動きで、しっかり折り合いがつけば楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(4着)

12/23 美坂良 馬なり
55.0 40.1 25.9 12.5

今回の最終追い切り:弥生賞

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


ダノンザキッド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは栗東CWで長めに調整されています。
栗東CWでは併せ馬で気合付けをしており、意欲的に追われる傾向があります。
そのため、好時計を出すことが多く、直線も11秒台の時計を叩き出しています。

比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、折り合いのついた調教で直線も12秒前後の伸びを見せるようなら仕上がりは良好と見ていいでしょう。
プール調教もまだ若いので特に心配はいらないですし、併走馬にもしっかり同入・先着できています。
前走はG1ホープフルSで2着に1馬身以上を差をつけていますし、今走も仕上がり万全なら4連勝も可能性十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(1着)

12/16 栗CW良 強め
81.8 66.7 53.1 39.3 11.9 [9]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のカレングロリアーレと併せて、外を0.2秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:弥生賞

2/24 栗CW良 強め
97.4 81.2 65.8 51.7 38.4 11.7 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のエストと併せて、外を0.3秒追走して1.4秒先着しました。
普段通り今週は意欲的に追われると、絶好の動きで終い11.7秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、長めにやれているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、併走馬も楽に圧倒しています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(1着)

12/23 栗CW良 馬なり
85.9 69.5 53.8 39.0 11.9 [7]

馬なりに追われた古馬3勝のメイショウウズマサと併せて、内を0.5秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:弥生賞

3/3 栗CW不 馬なり
84.2 67.6 53.0 38.9 11.7 [6]

一杯に追われた古馬3勝のエストと併せて、内を0.4秒追走して0.7秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、先週に続いて直線は11.7秒の好時計をマーク。
不良馬場でも絶好の動きを見せていて、併走馬にも大きく突き放す走りを見せています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見ていいでしょう。


テンバガー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていますが、最終追い切りは栗東CWで追われる傾向があります。
2週前くらいから意欲的に追われることが多く、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬にはしっかり先着できているので、今走も格上でも遅れを取るようなら注意が必要ですよ。

そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は毎回12秒台前半の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、直線で好時計を出すようなら軽視は禁物です。
中々勝ちきれない馬ではありますが、安定感は抜群ですし、昇級戦となる今走も押さえには入れておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京成杯(3着)

1/6 栗CW良 一杯
66.0 51.4 37.7 12.0 [4]

今回の一週前追い切り:弥生賞

2/24 栗CW良 馬なり
66.5 51.1 37.2 12.8 [3]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のディープラックと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒遅れました。
今週は軽めに追われましたが、併走馬に遅れているのは気がかりです。
直線も12秒台後半の時計を出していますし、今までの追い切り内容と比べると少し物足りなさがあります。
全体時計は優秀ではありますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京成杯(3着)

1/14 栗CW良 馬なり
66.4 51.5 37.6 12.5 [4]

今回の最終追い切り:弥生賞

3/3 栗CW不 馬なり
68.0 52.4 38.0 12.6 [4]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追う古馬2勝のジェットモーションと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、先週と比べて動きは良化しています。
軽快な動きで併走馬に追走同入しているのも好感が持てますし、馬場を考えれば直線の伸びも優秀です。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったと見ていいでしょう。


ワンデイモア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

調教コースはダートコースであったりポリトラックだったりとバラバラではありますが、基本的に併せ馬で気合付けをする傾向があります。
毎回追走する形でも同入はできており、最終追い切りで遅れをとった新馬戦のみ8着に敗れています。
今走も併走馬に遅れを取るようなら注意しておきましょう。

普段は馬なり中心の調教で、強めに追われても直線の伸びを確かめる内容が多いです。
馬なりでもラスト1Fの時計は優秀なので、終い12秒台前半の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走はひとレース毎に力をつけていて、前走も仕上がり途上の段階で見事快勝しています。
能力はある馬なので、初重賞でどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

12/23 美南B良 馬なり
69.3 53.7 38.2 12.4 [6]

強めに追われた古馬オープンのサクセッションと併せて、外を1.2秒先行して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:弥生賞

2/24 美南W良 強め
68.0 51.7 36.7 12.6 [3]

馬なりに追われた3歳未勝利のリュラネブラと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは若干失速しています。
併走馬に追走同入できているのは好感が持てますが、全体時計も平凡ですね。
ただ、4F時計は51.7秒と優秀で、直線も12.6秒ならそこまで気にするほどでもないように感じます。
乗り込みも十分ですし、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

12/31 美坂良 馬なり
54.1 38.7 24.7 12.2

馬なりに追われた新馬のショウナンカホウと併せて、0.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:弥生賞

3/3 美南W重 馬なり
66.4 51.8 38.2 13.0 [3]

強めに追われた古馬オープンのハヤヤッコと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、直線は13秒とイマイチです。
ただ、強めに追うオープン馬に先着しているのは好感が持てますし、重馬場にも関わらず先週よりも好時計を叩き出しています。
乗り込み量も十分ですし、このひと追いで状態は良化したと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。