根岸ステークス2021 追い切り情報

根岸ステークス2021 追い切り情報

根岸ステークス2021 追い切り情報


1月31日(日)東京ダート1400m

アルクトス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに実戦を意識した調教が行われ、最終追い切りは軽めの調整が多いです。
また、プール調教やポリトラックでの調教が多いですが、結果は出ていますし、特に心配はいらないでしょう。
一週前追い切りに出してくる傾向があるので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合い付けが行われています。
併走馬に遅れることもありますが、それ以上に追走してのものであれば問題ないです。
坂路なら一週前追い切りか最終追い切りで4F51秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(9着)

11/26 美坂稍 馬なり
51.6 37.3 24.3 12.3

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサノマナと併せて、1.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/21 美南W良 一杯
66.0 52.2 39.5 14.1 [7]

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のスイートセントと併せて、外を1.2秒追走して0.2秒遅れました。
全体時計は悪くないですが、直線は14.1秒と伸びがイマイチです。
併走馬にも遅れましたし、現時点では様子見と言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チャンピオンズカップ(9着)

12/2 美坂良 馬なり
51.1 37.0 24.5 12.4

最終追い切りは原田和真騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のシェダルと併せて、0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/27 美坂稍 馬なり
53.8 38.8 25.2 12.4

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のスイートセントと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.4秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、このひと追いで状態は良化したと考えていいでしょう。


スパーダ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に乗り込まれています。
一週前追い切りは意欲的に追われ、最終追い切りで軽めに追われる調教が多いです。
また、プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

時計は出るタイプの馬ではありませんが、いつも通りの調教ができていれば好調と考えていいでしょう。
失速ラップも多いですが、一週前追い切りで4F53秒台の時計が出るようならこの馬なりに優秀です。
地方から徐々に力をつけていますし、昇級戦となる今走も態勢が整えば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:銀嶺ステークス(1着)

11/18 美坂良 一杯
53.2 39.1 25.8 13.0

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/20 美南W良 馬なり
70.3 55.7 42.8 14.5 [7]

強めに追われた3歳1勝のリーブラテソーロと併せて、外を0.6秒先行して1.3秒遅れました。
いつも通りプール調教を併用しながらの調整で、今週は軽めに追われています。
馬なりとはいえ、時計も平凡でしたし、併走馬に大きく遅れているのは気がかりですね。
乗り込みは十分ですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:銀嶺ステークス(1着)

11/26 美坂稍 馬なり
57.6 42.6 28.5 14.4

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/27 美坂稍 馬なり
53.5 39.4 26.2 13.2

今週もサッと流す程度の調整でしたが、直線で失速しているのは気がかりです。
元々失速する傾向はある馬ですが、終い13.2秒の時計はイマイチですね。
全体時計も平凡ですし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


テイエムサウスダン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われることが多いですが、近走は栗東坂路で追われています。
坂路調教に変わってから成績も良化しましたし、引き続き坂路中心の調教なら楽しみですね。
馬なり中心の調教が多いですが、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。

速い時計は出ないタイプの馬ではありますが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
毎回折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んでいれば押さえておきたい一頭です。
前走はオープン戦でも2着に2馬身差をつける圧勝で、力をつけた今年は重賞でも注目ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:すばるステークス(1着)

12/31 栗坂不 馬なり
55.3 40.6 27.0 13.5

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/24 栗坂不 馬なり
55.3 40.0 26.1 13.1

レース間隔が短いため、今週は一本のみの調整です。
サッと流す程度の調整でしたが、前走時と比べても全体時計は優秀です。
直線は若干失速しましたが、特に心配はいらないと思います。
引き続き軽快なフットワークで、好調キープと考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:すばるステークス(1着)

1/7 栗坂良 馬なり
54.8 40.1 25.5 12.7

最終追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/27 栗坂重 一杯
52.1 37.5 24.3 12.3

最終追い切りは柴田未崎騎手が騎乗しての調教です。
今週は重馬場でしたが、意欲的に追われて絶好の動きを見せています。
全体時計は自己ベストを更新していて、直線も失速したとはいえ12.3秒の好時計をマーク。
レース間隔が短いため、本数は少ないですが、引き続き好調と考えていいでしょう。


ヤマニンアンプリメ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
特に強めの調教では51秒台の好時計も叩き出すことも多いです。
毎回強めに追われた時の反応は良好で、今走も終い12秒台の時計が出ていれば仕上がり良好と考えて良いでしょう。

2019年は5戦連続で地方G3を3着以内に好走すると、続くJBCレディスクラシックを快勝!
昨年は中々結果を残せませんでしたが、安定感は比較的ありますし、能力はある馬です。
年齢的に衰えた面はありますが、G3で仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京盃(7着)

9/23 栗坂良 馬なり
57.8 43.1 29.0 14.5

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/20 栗坂良 馬なり
53.3 38.7 24.9 12.7

今走は12月23日から調教を開始すると、一週前追い切りで8本目の調整です。
先週は意欲的に追われて力強い反応を見せていますし、今週は軽めの調整で楽に好時計を叩き出しています。
直線は失速しましたが、12秒台の時計が出ていれば優秀です。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京盃(7着)

10/3 栗坂良 馬なり
54.7 40.1 25.9 12.6

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/27 栗坂重 馬なり
54.7 40.3 25.9 12.7

今週もサッと流す内容で、引き続き軽快な動きを見せています。
行きっぷりは良好で、直線も12.7秒の好時計をマーク。
全体時計は少し掛かりましたが、しっかり折り合いのついた調教ができています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。


レッドルゼル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
直線の反応はいつも良好で、今走も終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、遅れることもありますが、結果は出ているのでしっかり動けていれば問題はないです。

昨年はG3プロキオンSでは8着に敗れたものの、オープン戦では安定した成績を残していますし、前走もG3カペラSで2着に好走しています。
徐々にパワーアップはしているので、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:カペラステークス(2着)

12/2 栗坂良 一杯
52.3 37.9 24.7 12.2

一杯に追われた古馬オープンのレッドガランと併せて、0.7秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/20 栗坂良 一杯
51.7 38.0 24.8 12.3

一杯に追われた3歳未勝利のサトノアポロンと併せて、0.8秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りで4本目の調整ですが、いつも通り一杯に追われると力強い反応で全体時計は51秒台の好時計をマーク。
直線も12.3秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てます。
先週も馬なりで好時計を出していますし、前走時以上に良い動きを見せています。
併走馬にもあっさり先着していて、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:カペラステークス(2着)

12/9 栗坂良 強め
54.3 38.9 24.9 12.0

一杯に追われた2歳1勝のルースと併せて、1.3秒先行してクビ差遅れました。

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/27 栗坂重 馬なり
55.0 39.3 24.9 12.2

先週一杯に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも軽快なフットワークで、加速すると直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
先週は4F51秒台の好時計を叩き出していましたし、しっかり折り合いのついた調整で、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ワンダーリーデル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われています。
レース間隔が短くても最終追い切りでは強めに追われているので、意欲的に追われている内容はチェックしておきましょう。
ただ、間隔が短いレースは成績も悪いので、要注意ですよ。

直線は失速することも多いですが、比較的時計は出るタイプの馬なので、坂路なら4F52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
2019年の武蔵野S以降は全く3着以内に入れていませんが、近走も3戦連続で掲示板を確保するなど安定感はある馬です。
ただ、当レースは2年連続で敗れているレースでもありますし、今年も動き次第では取捨選択を考える一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(4着)

11/4 栗坂良 一杯
52.5 37.8 24.7 12.4

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/20 栗坂良 一杯
52.1 37.5 24.9 12.9

今週も一杯に追われると直線は失速しましたが、全体時計は52.1秒と好時計を叩き出しています。
直線も12秒台の時計が出ていますし、2週連続で意欲的にやれているのは好感が持てます。
今週で5本目と乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(4着)

11/11 栗坂良 一杯
51.7 37.9 25.1 13.1

強めに追われた古馬オープンのオメガレインボーと併せて、0.3秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/27 栗坂重 馬なり
53.0 38.2 24.8 12.3

今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで直線も12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀ですし、重馬場でも絶好の動きで折り合いもスムーズです。
2週連続で意欲的にやれているのも好感が持てますし、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。