フェアリーステークス2021 追い切り情報

フェアリーステークス2021 追い切り情報

フェアリーステークス2021 追い切り情報


1月11日(月)中山芝1600m

テンハッピーローズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
先行する形でもしっかり同入はできているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われることが多く、実戦を意識した調整が行われています。

直線は失速する傾向がありますが、終い12秒台の時計が出ていれば心配はいらないでしょう。
毎回速い時計を出していますし、今走も好時計を出すようなら軽視は禁物ですよ。
近走は惜しいレースが続きますが、重賞でも安定した走りを見せていて、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルテミスステークス(3着)

10/21 栗坂良 馬なり
55.0 39.3 25.3 13.0

一杯に追われた2歳未勝利のレイワミノルと併せて、0.3秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:フェアリーステークス

1/3 栗CW良 馬なり
82.8 66.9 52.2 38.6 11.9 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のメテオスウォームと併せて、内を0.6秒追走してクビ差先着しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルテミスステークス(3着)

10/28 栗坂良 強め
53.6 38.9 24.8 12.2

今回の最終追い切り:フェアリーステークス

1/7 栗坂良 馬なり
52.1 38.0 24.9 12.6

帰厩後は3本連続で終い重点に追われましたが、一週前追い切りと最終追い切りは軽めに追われています。
先週は福永騎手が騎乗して栗東CWで長めに追われると、抜群の行きっぷりで全体時計は6F82.8秒の好時計をマーク。
加速すると直線も11.9秒の鋭い伸び脚を見せています。
普段は失速する傾向がある馬なので、折り合いがついているのも好感が持てますね。
最終追い切りはもサッと流す程度の調教でしたが、引き続き軽快なフットワークで態勢は整ったと見ていいでしょう。


クールキャット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップコースで追われていて、日曜と水曜は併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬にはかなり追走しても同入または先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
比較的直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。

また、折り合い面も注目で、強めに追われて失速した前走は重賞とはいえ5着に敗れています。
久々とプラス14kgも敗因の一つではありますが、好時計を出していても直線で失速するようなら注意しましょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルテミスステークス(5着)

10/21 美南W良 強め
66.1 51.1 38.2 12.9 [5]

一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のエイムアンドエンドと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:フェアリーステークス

12/31 美南W良 一杯
67.8 52.5 39.6 13.0 [4]

一杯に追われた3歳未勝利のホープケツァールと併せて、内を1.6秒追走して0.2秒先着しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルテミスステークス(5着)

10/28 美南W良 強め
66.9 51.8 38.4 13.1 [3]

今回の最終追い切り:フェアリーステークス

1/7 美南W良 強め
52.0 37.8 12.7 [5]

最終追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のヴェイルオブナイトと併せて、内を1.7秒追走して1.8秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは失速しています。
ただ、全体時計は優秀ですし、直線も12.7秒なら優秀です。
併走馬にも大きく追走したにも関わらず、1.8秒も突き放す走りで仕上がりは順調と考えていいでしょう。


ベッラノーヴァ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の調教内容から傾向を見ていきたいと思います。
前走は美浦南W中心に調整されていますが、一週前追い切りと最終追い切りはポリトラックで追われています。
また、水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬にも遅れる傾向があります。

攻め動くタイプの馬ではありませんので、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は仕掛けられた反応が抜群で、2着にも1馬身以上の差をつけています。
距離延長も向いてそうですし、格上挑戦でも仕上がり良好なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬戦(1着)

10/7 美南P良 強め
52.0 38.2 12.1 [7]

今回の一週前追い切り:フェアリーステークス

12/31 美南P良 強め
68.7 52.1 37.8 11.8 [9]

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬戦(1着)

10/14 美南P良 馬なり
69.1 53.4 38.9 12.6 [6]

強めに追われた新馬のヴィクトゥーラと併せて、内を0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:フェアリーステークス

1/6 美南P良 馬なり
66.4 51.2 38.0 12.5 [8]

最終追い切りは、一杯に追われた3歳未勝利のエフティレーヴと併せて、外を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今走は2週前追い切りからポリトラックでの調整でしたが、自己ベストを3秒以上も更新しています。
一週前追い切りも終い重点に追われて、ラストは11.8秒の時計を出していますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
最終追い切りも折り合いはスムーズで、全体時計も優秀です。
併走馬にもあっさり先着していますし、久々でも仕上がりは良好です。


ネクストストーリー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われています。
併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には遅れや先行しても差を縮められることが多いです。
それでも結果は出ているので、遅れをとってもしっかり動けていれば心配はいらないでしょう。

そこまで速い時計を出すタイプではないですが、直線は馬なりでも12秒台の時計が出ています。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は1勝クラスで2着と能力面で厳しいところはありそうですが、成長度次第では注意しておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:つわぶき賞(2着)

12/3 美南W稍 馬なり
68.6 54.0 39.5 12.9 [6]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のグランツアーテムと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:フェアリーステークス

12/31 美南W良 馬なり
67.6 52.9 39.3 13.1 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のクインズムーンと併せて、外を0.4秒先行して0.2秒先着しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:つわぶき賞(2着)

12/9 美南W良 馬なり
70.4 54.6 40.4 12.9 [6]

強めに追われた古馬2勝のリュードマンと併せて、外を0.5秒先行して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:フェアリーステークス

1/7 美南W良 馬なり
67.0 51.8 38.1 13.0 [4]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のトップヴィヴィットと併せて、内を1.8秒追走して0.4秒遅れました。
今走も馬なり中心の調教でしたが、軽快なフットワークで全体時計は前走時以上に優秀です。
ただ、失速しているのは気がかりで、今週は格下の併走馬にも遅れています。
元々失速する傾向はありますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


タイニーロマンス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
新馬戦では馬なり中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には先行して差を縮められていても同入はできているので、今走も併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

攻め動くタイプの馬ではないので、毎回時計は平凡ですが、直線は一週前追い切り、最終追い切りともに速い時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整で、直線も12秒台前半なら仕上がりは順調と見ていいでしょう。
2戦目で一気に相手のレベルは上がりますが、ひと叩きした上積みでどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳新馬戦(1着)

10/21 美南P良 馬なり
66.3 51.9 38.0 12.1 [8]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のリンディーホップと併せて、外を0.5秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:フェアリーステークス

12/31 美南W良 強め
68.5 52.8 39.1 12.8 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のボーダーオブライフと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳新馬戦(1着)

10/28 美南W良 馬なり
71.4 56.0 40.8 12.3 [8]

馬なりに追われた古馬1勝のエフティイーリスと併せて、外を0.6秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:フェアリーステークス

1/6 美南W良 馬なり
70.0 53.5 39.4 12.8 [7]

最終追い切りは、一杯に追われた古馬3勝のボーダーオブライフと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
先週は終い重点に追われると、力強い反応で自己ベストを約3秒も更新。
軽めに調整された今週も軽快な動きで、一杯に追う併走馬を楽に圧倒しています。
直線も12.8秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えていいでしょう。


ファインルージュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、強めに追うとしても一週前追い切りで行われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、実戦を意識した調整が多いので要チェックですよ。
併走馬には遅れることもありますが、格上相手でも遜色ない走りを見せています。

直線も12秒台の鋭い伸び脚を見せることが多く、折り合いもスムーズです。
併走馬にもしっかり同入できていて、ラストで好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
まだキャリアは浅いですが、前走は2馬身差の圧勝を決めています。
距離延長も問題なさそうですし、成長度次第では注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳未勝利(1着)

10/14 美南W良 馬なり
85.0 69.6 54.2 40.8 12.4 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のアーチキングと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:フェアリーステークス

12/30 美南W稍 馬なり
69.6 54.4 40.2 13.2 [3]

一杯に追われた3歳1勝のテネラメンテと併せて、内を0.1秒先着しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳未勝利(1着)

10/21 美南芝良 馬なり
70.3 54.4 39.5 12.9 [2]

馬なりに追われた古馬2勝のフェルミスフィアと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:フェアリーステークス

1/7 美南W良 馬なり
68.5 53.1 38.5 12.2 [3]

最終追い切りは、馬なりに追われた3歳未勝利のゴールデンシロップと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今走も馬なり中心の調教でしたが、先週は時計が平凡でも3歳1勝の併走馬に先着しています。
今週は抜群の行きっぷりで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
入念に乗り込まれていますし、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。