有馬記念2020 追い切り情報

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12月27日(日)中山芝2500m

オーソリティ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

追い切りは水曜日と日曜日に行われることが多く、基本的には併せ馬で調整されています。
レース直前は強めに追われており、2週前追い切りからの動きは注目ですよ。
特に、最終追い切りは終い重点に追われて、ラスト1Fの反応が良ければ本番も軽視禁物です。

また、併せ馬では過去レースでも遅れることはなく、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
昨年のホープフルステークスでは5着に敗れましたが、今年はG2で3戦すべて3着以内に好走しています。
ひとレースごとに力をつけていて、前走叩いて更に上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(1着)

10/28 美南W良 馬なり
81.4 66.3 52.2 39.1 13.7 [5]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追う古馬1勝のパイオニアバローズと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 美南W良 一杯
82.9 66.7 52.5 38.6 13.1 [2]

一杯に追われた古馬オープンのダーリントンホールと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
今週は意欲的に追われましたが、直線は13.1秒と失速しています。
ただ、前走時も失速ラップでしたし、遅れる傾向があるのでそこまで心配はいらないでしょう。
全体時計は優秀ですし、併走馬にもしっかり先着できているので、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(1着)

11/4 美南W稍 一杯
69.1 54.6 39.8 12.5 [2]

一杯に追われた古馬3勝のエクセランフィーユと併せて、内を0.2秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 美南W良 一杯
67.6 52.9 39.1 12.5 [2]

馬なりに追われた2歳1勝のレッドヴェロシティと併せて、内を0.4秒追走して0.3秒先着しました。
先週に続いて今週も意欲的に追われると、力強い反応で前走時以上に良い動きを見せています。
今週はしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、全体時計も優秀です。
併走馬にもあっさり先着して、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。


カレンブーケドール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬で、4F52秒台の時計が出ていれば順調な仕上がりと見て良いでしょう。

普段の水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり先着をしているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教で、軽快な動きをしていれば問題はないでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、安定した成績を残している馬なので、今年も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(4着)

11/18 美坂良 一杯
50.2 36.8 24.9 13.1

一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのダノングレースと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 美坂良 馬なり
52.2 37.8 24.9 12.8

馬なりに追われた古馬3勝のサトノエルドールと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで楽に好時計をマーク。
ラストは失速しましたが、併走馬に先着できているのは好感が持てます。
引き続き動きは軽快で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(4着)

11/25 美坂稍 馬なり
51.5 37.4 24.5 12.4

最終追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のガンダルフと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 美坂良 馬なり
51.6 37.4 24.6 12.5

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のサトノエルドールと併せて、0.3秒追走同入しました。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで全体時計は51.6秒の好時計をマーク。
行きっぷりも良好で、失速ラップとはいえ、直線は12.5秒の伸びを見せています。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好と考えていいでしょう。


クロノジェネシス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で水曜追いは併せ馬で調教されています。
攻め動くタイプという訳ではないですが、いつもは一週前追い切り、最終追い切りで82秒台の好時計をマークしています。
今走も併走馬にしっかり先着し、普段通り良い動きを見せていればデキ落ちは心配いらないでしょう。

強めに追われた時の反応と、折り合いが付いているかどうかは要チェックです。
しっかり加速ラップを刻んでいて、好時計を叩き出すようなら押さえておくのが良さそうですね。
ひとレースごとに力をつけていて、ひと叩きして上積みが見込める今走も楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(3着)

10/21 栗CW良 馬なり
83.4 66.0 50.5 37.3 12.2 [6]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のステラリアと併せて、内を1.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 栗CW良 馬なり
83.3 66.8 51.8 37.9 12.3 [6]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のヴィッセンと併せて、内を1.3秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.3秒の好時計を叩き出しています。
全体時計はこの馬なりに平凡ですが、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(3着)

10/28 栗CW良 馬なり
84.6 67.3 52.4 38.6 12.4 [7]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を0.9秒追走してアタマ差遅れました。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 栗CW良 馬なり
83.8 66.8 51.7 38.1 12.2 [7]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を2.0秒追走同入しました。
今週も軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全と見ていいでしょう。


サラキア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教スタイルで、重賞の時は一週前追い切りに攻めの調教を行なっています。
時計は出る馬で、ラスト12秒前後の時計を叩き出して来るのが通常です。
操作性が高い馬なので、仕上がり具合は毎回問題なさそうですね。

折り合いが付いている時は、終い11秒台がほとんどで、今走もラストで11秒台の脚を使うようなら軽視禁物ですよ。
今年は昨年2着したエプソムカップで13着に敗れたものの、立て直してからは小倉日経OP、G2府中牝馬Sで2連勝して、前走のエリザベス女王杯でも2着に好走しています。
能力は高い馬ですし、今走も自分のペースで走ることができれば可能性は十分でしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エリザベス女王杯(2着)

11/4 栗CW良 馬なり
80.5 64.8 50.0 36.8 11.5 [7]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 栗CW良 強め
80.7 64.5 50.1 37.4 12.4 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で自己ベストに近い好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、ラストは12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エリザベス女王杯(2着)

11/11 栗坂良 馬なり
52.6 38.3 24.7 12.3

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 栗坂良 馬なり
52.6 38.1 24.6 12.2

先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
引き続き動きは軽快で、前走時と同等の時計をマーク。
直線も12.2秒と鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
先週も良い動きを見せていましたし、仕上がりは万全です。


フィエールマン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りか最終追い切りは終い重点に追われることが多いです。
また、水曜追いはウッドチップコースで時計を出す調教で、日曜追いは坂路コースで軽めに追われています。
比較的時計は出る馬で、馬なり調教でも12秒台を出すようなら好調と見て良いでしょう。

また、水曜追いは基本併せ馬で調教をしていて、普段はしっかり先着しているので遅れるようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教ができていて、ラストもしっかり伸びていれば押さえておきたい一頭です。
長距離ではG1でも絶対の安心感がありますし、今走も仕上がり良好なら展開次第で注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(2着)

10/21 美南W良 馬なり
68.0 52.4 38.2 12.1 [9]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のアップストリームと併せて、外を1.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 美南W良 馬なり
66.7 52.2 38.8 13.0 [6]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
今走は馬なり中心に追われましたが、軽快なフットワークで前走時以上に良い動きを見せています。
先週は直線も12.5秒の鋭い伸びを見せていますし、引き続き好調と見ていいでしょう。
最終追い切りの動きも良好なら、押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(2着)

10/28 美南W良 強め
67.6 51.9 37.3 12.4 [7]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 美南W良 馬なり
68.2 52.6 39.3 12.7 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
ひと追い毎に動きは良化していて、今週はラストで12.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついており、フットワークも軽快です。
馬なり中心に入念に乗り込まれていますし、態勢は整ったと考えていいでしょう。


ラヴズオンリーユー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で乗り込まれることが多く、攻めの調教では併せ馬で実戦を意識した調整を行なっています。
毎回仕上がりは良好で、併走馬にしっかり先着しているようなら仕上がりは順調とみて良いでしょう。
また、坂路コースであれば全体時計52秒を切るようなら押さえておきたい一頭です。

ラストは伸びる馬なので、終いの伸び脚も要チェックですよ。
追われて12秒台なら特に心配はいらないでしょう。
レース毎に成長を感じるので、叩き3戦目となる今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エリザベス女王杯(3着)

11/5 栗CW良 馬なり
78.3 63.7 50.2 36.9 12.1 [3]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 栗CW良 馬なり
82.3 66.8 52.1 38.3 12.0 [8]

一杯に追われた古馬オープンのダノンファラオと併せて、外を0.4秒先行して1.2秒先着しました。
今走は馬なり中心の調整で、一週前追い切りで6本目。
行きっぷりは良好で、直線も12秒の好時計を叩き出しています。
時計は出るタイプの馬ではありますが、全体時計は優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エリザベス女王杯(3着)

11/11 栗坂良 馬なり
55.9 39.5 24.8 11.9

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 栗CW良 強め
84.6 68.1 52.6 37.5 12.1 [8]

今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは12.1秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追い毎に動きは良化していますし、乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。
本番でも調教通りの伸びを見せるようなら軽視は禁物ですよ。


ラッキーライラック 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで強めに追われ、水曜追いは併せ馬で調教されることが多いです。
最終追い切りよりも一週前追い切りの方が好時計を叩き出しているため、一週前追い切りの動きには注目です。
また、攻めの調教ではいつも終い11秒台の好時計を出していて、本番でもそのまま調教の動きが反映されている傾向があるため、強めに追われた時の反応は要チェックですよ。

昨年秋から状態は安定して、国内だけでなく海外でも好走しています。
今年は宝塚記念は6着に敗れましたが、G1大阪杯やG1エリザベス女王杯を制しています
距離延長は気になりますが、ひと叩きして上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エリザベス女王杯(1着)

11/4 栗CW良 一杯
81.3 65.6 51.0 37.3 12.2 [7]

一杯に追われた古馬3勝のダンスディライトと併せて、内を1.7秒追走して1.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/16 栗CW良 一杯
78.9 64.7 51.2 38.0 12.6 [6]

今週はビッシリ追われると、絶好の動きを見せています。
力強いフットワークで、全体時計は80秒を切る猛時計をマーク。
自己ベストに近い好時計で、追われた反応も抜群です。
折り合いもついていますし、乗り込みも十分で仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エリザベス女王杯(1着)

11/11 栗CW良 強め
80.8 66.2 51.6 38.0 12.3 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のダンスディライトと併せて、内を1.9秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 栗CW良 馬なり
85.3 68.3 52.6 38.4 12.1 [6]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも動きは軽快で、加速すると直線は12.1秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ワールドプレミア 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

レース直前の水曜追いは基本的に強めの調教が施されており、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
一杯に追われる一週前追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、攻めの調教は要チェックですよ。
併せ馬では遅れることも多いですが、結果は出ているので、動いていれば特に心配はいらないでしょう。

攻めの調教ではラストは遅くなることが多いですが、最終追い切りで折り合いのついた調整ができていれば問題はないです。
長距離は得意な馬で、昨年の有馬記念は3着に好走していますし、G1でも安定した成績を残しています。
長期休養明けの前走は6着に敗れましたが、叩いた上積みはありますし、昨年好走した舞台なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(6着)

11/18 栗坂良 強め
52.1 38.2 24.9 12.8

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のメラーキと併せて、0.5秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:有馬記念

12/17 栗CW良 馬なり
84.1 68.5 53.1 39.4 12.6 [6]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
今走はレース間隔が短いため、一週前追い切りで2本目の乗り込み。
今週は軽めに調整でしたが、普段と比べると全体時計は平凡です。
ただ、直線は12.6秒と優秀で、折り合いがついているのは好感が持てます。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(6着)

11/25 栗坂良 馬なり
55.8 40.5 26.4 12.9

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:有馬記念

12/23 栗CW良 強め
83.9 68.9 54.1 40.6 12.6 [6]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは馬なりに追われた先週と同等の時計を出しています。
全体時計は平凡ですし、仕上がりはマズマズですね。
ただ、折り合いがついているのは好感が持てますし、動きは良化しているので、そのあたりでどこまでやれるかと言ったところでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。