ステイヤーズステークス2020 追い切り情報

ステイヤーズステークス2020 追い切り情報

ステイヤーズステークス2020 追い切り情報


12月5日(土)中山芝3600m

アルバート 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調整され、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることがありますが、併走馬には遅れをとっていません。
近走はプール調教を併用していますが、昨年はステイヤーズSで2着に好走しています。

年齢的にも厳しい面はありますが、仕上がり良好なら今年も軽視は禁物です。
比較的折り合いはついていますし、直線も12秒台の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京大賞典(17着)

9/30 栗坂良 強め
52.2 37.8 25.0 12.8

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のクラシコと併せて、0.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/26 栗CW良 強め
81.1 66.4 53.1 39.7 12.7 [7]

今週は強めに追われると、力強い反応で全体時計は81.1秒と好時計をマーク。
直線も12.7秒と鋭い伸び脚で、ひと追い毎に状態は良化しています。
乗り込み量も十分ですし、今週は長めにやれているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京大賞典(17着)

10/7 栗坂良 強め
54.2 39.5 25.9 12.9

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/2 栗坂良 馬なり
54.3 39.6 25.9 12.7

先週強めに追われた分、今週は坂路コースで軽めに追われています。
それでも行きっぷりは良好で、加速すると直線は12.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
プール調教を併用しながらも入念に乗り込まれていて、態勢は整ったと見て良いでしょう。


オセアグレイト 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

乗り込み量は毎回少なく、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで強めに追われる傾向があります。
最終追い切りでは併せ馬で気合付けする時は、格下の併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、攻めは動く馬ではありますが、未勝利戦の時のように強めに追われてラスト1Fの伸び脚がイマイチなら好走率は下がります。

併走馬にもしっかり先着して、加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
近走は大敗が続きますが、ダイヤモンドSで3着したように長距離適性はある馬です。
今走も能力面では劣りますが、展開次第では一発注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(11着)

10/28 美南W良 一杯
66.2 51.4 38.1 12.3 [6]

一杯に追われた古馬2勝のミラクルヒッターと併せて、外を0.4秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/26 美南W稍 馬なり
68.6 53.6 39.8 13.7 [6]

強めに追われた古馬3勝のベイビーステップと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(11着)

11/4 美南W稍 馬なり
68.8 53.1 40.1 12.7 [5]

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/2 美南P良 馬なり
68.4 53.9 40.6 13.0 [9]

最終追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、時計の出やすいポリトラックでも動きは平凡です。
折り合いがついているのは好感が持てますが、先週は直線の伸びもイマイチでしたし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


タイセイトレイル 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれて、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れることもありますが、しっかり動いていれば特に心配はいらないでしょう。
ただ、失速ラップだと好走率が下がる傾向があります。

全体時計も速い方が良いですが、直線で12秒台前半の時計が出ているかには注目です。
徐々に力をつけてはいますが、そこまで長距離適性があるタイプではありません。
今走も厳しいレース展開にはあるとは思うので、仕上がり次第では様子見したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(5着)

10/28 栗坂良 一杯
54.5 39.7 26.3 13.7

馬なりに追われた古馬3勝のナイトバナレットと併せて、1.8秒先行して0.3秒遅れました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/26 栗CW良 馬なり
87.7 71.4 56.9 42.6 13.3 [6]

馬なりに追われた新馬のトリプルフォーと併せて、外を1.9秒先着しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(5着)

11/4 栗坂良 馬なり
53.0 38.9 25.6 12.9

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のホウオウライジンと併せて、0.5秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/2 栗坂良 一杯
53.0 38.6 25.1 12.7

馬なりに追われた古馬オープンのジャスティンと併せて、1.4秒先行同入しました。
今週はビッシリ追われましたが、失速ラップで全体時計も平凡です。
先週も動きはイマイチでしたし、今週は馬なりに追う併走馬にも追いつかれる形で、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


ボスジラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は併せ馬で調整されることが多く、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬で、4F51秒台の時計が出ていれば、この馬なりに仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
またプール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配はいりません。

失速ラップが多い馬ではありますが、速い時計が出ていれば問題ないでしょう。
特に実戦を意識した調整を行うことが多い、一週前追い切りと最終追い切りの動きに注目ですよ。
重賞レースでは未だに結果は出ていませんが、近走の充実度からどうかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:丹頂ステークス(1着)

8/26 札幌ダ良 馬なり
66.9 52.1 38.3 12.4 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のハーツイストワールと併せて、内を1.1秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/25 美坂稍 馬なり
51.0 36.7 24.4 12.5

強めに追われた古馬2勝のモクレレと併せて、0.6秒追走同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:丹頂ステークス(1着)

9/2 札幌芝良 馬なり
66.4 50.1 35.8 12.4 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のパイネと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/2 美坂良 馬なり
51.4 37.4 24.4 12.5

馬なりに追われた古馬1勝のサトノワールドと併せて、0.3秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、引き続き軽快な動きで2週連続4F51秒台の好時計を叩き出しています。
直線は若干失速しましたが、普段通りの傾向ですし、12秒台の時計が出ていれば、心配はいらないでしょう。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。


メイショウテンゲン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは栗東CWで長めに調整され、併せ馬で気合付けをしています。
特に、一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗でビッシリ追われ、実戦を意識した調整が行われることが多いです。
この2週の動きはレース本番にも反映されるので要チェックですよ。

一週前追い切りでは併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りではしっかり先着する傾向があります。
そのため、最終追い切りでも併走馬に遅れをとるようなら注意が必要です。
いつもは折り合いのついた調教で、直線も終い12秒台前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(17着)

10/29 栗CW良 一杯
86.7 69.8 54.5 40.0 12.4 [6]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のショウナンバレリオと併せて、外を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/26 栗CW良 一杯
82.6 67.1 52.4 39.0 12.3 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のリリーミニスターと併せて、外を0.2秒追走して0.2秒遅れました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(17着)

11/4 栗CW良 一杯
86.4 70.8 55.6 41.5 12.5 [8]

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/2 栗CW良 強め
88.2 71.0 55.2 40.5 12.8 [8]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、直線は12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、普段通りの傾向ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのは好感が持てます。
先週は併走馬に遅れを取りましたが、意欲的にやれていて、直線も12.3秒と追われた反応は良好です。
ひと追い毎に動きは良化していて、最終追い切りである程度仕上がったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。