シリウスステークス2020 追い切り情報

シリウスステークス2020 追い切り情報

シリウスステークス2020 追い切り情報


10月3日(土)中京ダート1900m

カフェファラオ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われていて、水曜追いはウッドチップで追われています。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で12秒台の好時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併せ馬では先行する形でも同入しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。

今走も折り合い面と直線の伸びは要チェックです。
前走のジャパンダートダービーは7着に敗れましたが、その前のユニコーンSは2着に5馬身差の圧勝を決めています。
能力非凡ですし、得意の左回りに戻るなら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンDD(7着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/24 美南W重 強め
66.0 51.5 37.6 12.6 [5]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のフォルコメンと併せて、外を同入しました。
今週はやや抑えましたが、追われた反応は良好で自己ベストを更新しています。
直線は若干失速したものの、終い12.6秒の時計なら優秀です。
今週で7本目の調教と乗り込み量も十分で、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンDD(7着)

7/4 美南W不 馬なり
68.5 53.9 40.3 12.6 [6]

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/30 美南W良 馬なり
69.0 53.4 39.5 13.4 [5]

馬なりに追われた古馬3勝のエアジーンと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週は軽めに流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークを見せています。
ただ、先週も自己ベストを更新していますが、2週連続で直線失速しているのは気がかりですね。
それでも乗り込み量は申し分なく、仕上がりは良好と見ていいでしょう。


キメラヴェリテ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、最終追い切りは強めに追われています。
速い時計を出すことが多く、レース本番にも反映されるので最終追い切りの動きは要チェックです。
全体時計は栗東坂路で4F53秒程度ですが、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。

ダート路線で頑張っていましたが、今年3月から芝に転向して、芝初戦の若駒ステークスは力強い伸びで2着に好走しています。
ただ、続き2戦は重賞ということもありましたが、2桁着順で大敗が続いています。
ダートに戻るとは言え今走も能力差はあると思いますし、成長次第でどこまで通用するかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鳴尾記念(15着)

5/28 栗坂良 一杯
52.7 37.6 24.4 12.1

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/24 栗坂良 一杯
52.4 38.3 25.4 12.9

今週は一杯に追われましたが、直線は12.9秒と前走時と比べてもイマイチですね。
全体時計は速くなっていますが、失速ラップなのも気になります。
坂路コースで入念に乗り込まれているものの、特に良化は感じないですね。
最終追い切りの動きに期待です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鳴尾記念(15着)

6/3 栗坂良 強め
53.7 38.4 25.1 12.6

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/30 栗坂良 一杯
53.4 39.0 25.4 12.9

先週に続いて今週も一杯に追われましたが、ラストは12.9秒と反応はイマイチです。
失速ラップでもありますし、一杯に追われた割に全体時計も平凡ですね。
最終追い切りでも特に良化は感じないですし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


グレートタイム 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、水曜追いは栗東CWで追われることもあります。
また、水曜追いは併せ馬で実戦を意識した調整が多く、時計も速い数字を出してくるので要チェックですよ。
直線はしっかり伸びるタイプの馬で、意欲的に追われて終い12秒前後の時計なら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

この馬は過去にジャパンDDで3着した実績がありますが、近走は3勝クラスで停滞しています。
今年やっと3勝クラス勝利して前走オープン戦に挑戦しましたが、結果は7着に敗れました。
今走は更に相手のレベルは上がるので、余程の良化がなければ難しい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジュライS(7着)

7/8 栗坂不 一杯
54.1 38.9 25.3 12.6

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/24 栗坂良 一杯
52.6 37.8 24.2 12.2

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのパフォーマプロミスと併せて、0.3秒追走して0.7秒先着しました。
今週はビッシリ追われると力強い反応で、自己ベストに近い好時計を出しています。
直線は若干失速しましたが、併走馬も大きく突き放す動きで仕上がりは悪くなさそうですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジュライS(7着)

7/15 栗坂稍 馬なり
54.8 39.1 25.0 12.2

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/30 栗坂良 強め
53.6 38.6 24.7 12.4

今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い12.4秒の好時計をマーク。
ただ、先週に続いてラストで失速しているのは気がかりですね。
前走時よりも時計は速くなっていますが、大きな上積みは見込めない印象です。
それでも先週は良い動きを見せていましたし、仕上がりは良好と考えていいでしょう。


ダイメイコリーダ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、基本的に併せ馬で調整されることが多いです。
併走馬には遅れを取ることも多いですが、結果は出ているので、動いていれば特に心配はいらないでしょう。
最終追い切りは強めに追われることが多く、失速ラップでも終い12秒台の脚が使えていれば順調とみて良さそうです。

また、プール調教を併用していますが、最終追い切り後に調教していなければ問題は無いです。
近走は決め手に欠けてはいますが、3戦連続2着とひとレース毎に力をつけています。
この勢いなら初重賞でも軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンDD(2着)

6/30 栗坂良 馬なり
63.5 45.6 29.7 14.4

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/24 栗坂良 一杯
54.3 39.2 25.5 12.9

強めに追われた障害未勝利のボランテレオと併せて、0.7秒追走して0.2秒遅れました。
失速ラップで併走馬にも遅れていますが、普段通りの傾向なので特に心配はいらないです。
今週は坂路で一杯に追われると、直線はしっかり12秒台の時計が出ています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンDD(2着)

7/4 栗P良 馬なり
53.0 38.6 12.8 [8]

強めに追われた3歳未勝利のヘヴンプレミアと併せて、外を0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/30 栗坂良 一杯
53.9 39.1 25.4 13.0

一杯に追われた古馬オープンのダイメイフジと併せて、0.4秒先行して0.2秒遅れました。
今週はビッシリ追われて併走馬には遅れましたが、力強い動きで先週よりも速い時計を出しています。
ラストも13秒かかったのは残念ですが、ひと追い毎に状態は良化しています。
坂路コースで入念に乗り込まれていますし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。
安定感はある馬なので、押さえには入れておきたい一頭です。


メイショウワザシ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路を中心に乗り込まれていて、水曜追いは強めに追われる傾向があります。
併せ馬で気合付けをすることも多く、普段先着しているので、格下の併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
比較的攻め動くタイプの馬で、栗東CWなら一杯に追われて6F81秒台の時計が通常です。

ただ、東大路ステークス(14着)のように、好時計を叩き出しても直接レースには反映されることが少ないため、時計で判断するのは危険な一頭です。
時計よりも折り合いがついているかが重要で、特に一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですね。
近走は力をつけていますし、昨年3着した舞台なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阿蘇ステークス(2着)

8/7 栗坂良 一杯
53.4 38.0 24.2 11.9

強めに追われた古馬オープンのメイショウテンスイと併せて、0.2秒先行して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/24 栗坂良 馬なり
51.5 37.6 24.7 12.5

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのメイショウテンスイと併せて、0.1秒先行して0.6秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを大きく更新しています。
直線は若干失速しましたが、一杯に追う併走馬も大きく突き放す走りで、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
最終追い切りでも好調キープなら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阿蘇ステークス(2着)

8/12 小倉ダ稍 馬なり
69.6 53.7 39.3 12.7 [6]

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/30 栗坂良 馬なり
53.8 38.5 25.4 12.5

今週も軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.5秒の好時計をマーク。
先週は自己ベストを更新していますし、前走時よりも更に良化が見込めます。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、態勢は整ったと見て良いでしょう。
昨年3着した舞台ですし、力をつけた今年は改めて期待したいですね。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。