鳴尾記念2020 追い切り情報

鳴尾記念2020 追い切り情報

鳴尾記念2020 追い切り情報


6月6日(土)阪神芝2000m

サトノルークス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは栗東CWで意欲的な調教が多いです。
また、併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
一杯に追われて6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

本番の動きにも反映されるので、特に一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。
昨年は春G1で大負けをしていましたが、秋はセントライト記念、菊花賞で2着に好走しています。
今走は久々にはなりますが、態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(2着)

10/9 栗CW良 馬なり
82.3 66.9 52.5 38.4 12.2 [7]

一杯に追われた古馬オープンのソーグリッタリングと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:鳴尾記念

5/29 栗CW良 一杯
97.8 81.7 66.0 51.2 38.3 11.9 [8]

今走は一週前追い切りを金曜日に追われていました。
2週連続で一杯に追われ、今週は6F81.7秒の好時計を出しています。
追われた反応は抜群で、直線も11.9秒の力強い伸び脚。
長めにやれているのも好感が持てますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(2着)

10/16 栗CW良 馬なり
84.4 66.8 52.1 39.0 11.9 [8]

馬なりに追われた古馬オープンのジャンダルムと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:鳴尾記念

6/3 栗CW良 強め
84.2 66.4 51.4 38.1 11.8 [6]

強めに追われた古馬オープンのペルシアンナイトと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、ラストは抜群の反応で11.8秒の好時計をマーク。
併走馬には遅れを取りましたが、0.2秒差を縮めてはいます。
時計は平凡でも反応は良好ですし、乗り込み量も十分で態勢は整ったと見て良いでしょう。


レッドガラン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に乗り込まれ、併せ馬で気合付けすることが多いです。
ただ、併走馬に遅れたレースでは、好走率が下がる傾向があります。
格上でも一週前や最終追い切りで、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

今年は本格化して、調教の動きも良好です。
前走は栗東CWで6F77.4秒の猛時計を出していますし、今走も絶好の動きを出すようなら注意が必要です。
前走は6着に敗れましたが、重賞2戦目で改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟大賞典(6着)

4/29 栗CW良 一杯
77.4 62.5 49.1 36.4 11.5 [7]

一杯に追われた3歳1勝のソプラドールと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:鳴尾記念

5/27 栗坂良 馬なり
53.0 38.8 25.0 12.4

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今走は馬なり中心に乗り込まれ、一週前追い切りで4本目。
ひと追い毎に状態は良化しており、軽快なフットワークで直線の伸びも優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟大賞典(6着)

5/6 栗坂良 馬なり
53.1 38.2 24.5 11.9

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:鳴尾記念

6/3 栗坂良 馬なり
54.1 38.6 24.6 11.9

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、前走時と同様に直線の伸びは良好です。
折り合いもついており、引き続き好調と見て良いでしょう。


レッドレオン 追い切り評価:未定⇛回避

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的に併せ馬で気合付けをしています。
一週前追い切りは軽めに追われることが多く、最終追い切りは意欲的な調整が多いです。
ただ、一週前追い切りもビッシリ追われているレースでは、好走率が下がる傾向がありますので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

また、併せ馬には遅れをとることはありますが、結果は出ていますので特に心配はいりません。
加速ラップを刻んだ調整で、好時計を出すようなら押さえておきたい一頭です。
前走は直線の伸びがイマイチでしたし、距離短縮となる今走は改めて期待したいです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経賞(7着)

3/18 栗CW良 一杯
85.6 68.5 52.8 38.2 11.8 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのトーセンカンビーナと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒遅れました。
一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:鳴尾記念

一週前追い切りは行われていませんでした。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。