NHKマイルカップ2020 追い切り情報

NHKマイルカップ2020 追い切り情報

NHKマイルカップ2020 追い切り情報

5月10日(日)東京芝1600m

ギルデッドミラー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行うことが多いです。
併走馬にはいつも先着しており、格上でも遅れるようなら注意が必要ですよ。
最終追い切りは実戦を意識した調整が多く、騎手騎乗で強めに追われています。

一週前追い切りよりも最終追い切りの動きに注目です。
前走は勝った馬が強かったですが、初重賞で2着を確保。
折り合いがついていたのも、直線の末脚も好感が持てます。
今走も折り合い面が鍵となりますが、徐々に良化が見られますし、上積みが見込めるなら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アーリントンカップ(2着)

4/8 栗坂良 強め
53.3 38.7 25.1 12.4

一杯に追われた古馬1勝のマイタイムオブデイと併せて、0.7秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗坂良 馬なり
53.3 38.9 25.4 12.7

一週前追い切りで1本目の調整。
今週は軽く流した程度ですが、前走時と同等の時計をマーク。
行きっぷりは良好で、直線も12秒台の好時計を叩き出しています。
折り合いがついているのはプラス材料で、最終追い切りで好調なら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アーリントンカップ(2着)

4/15 栗坂稍 強め
53.4 39.1 25.2 12.7

強めに追われた古馬1勝のマイタイムオブデイと併せて、0.5秒追走同入しました。
最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 栗坂良 馬なり
53.3 38.7 24.8 12.1

先週に続いて今週も軽めの調整でしたが、ラストは12.1秒の好時計をマーク。
軽快なフットワークで、鋭い伸び脚を見せています。
引き続き折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。
前走時よりも上積みは見込めますし、落ち着いて走れればこのメンバーでも可能性十分です。

 


サクセッション 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われています。
また、水曜追いは併せ馬で、古馬オープン相手でも遅れはとっていません。
レース直前の一週前追い切りや最終追い切りで、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

失速ラップが多い傾向にありますが、ひとレース毎に改善されています。
前走も2週続けて折り合いをつけ、相手のレベルが上がるスプリングSで3着に好走。
能力は低くないので、今走も折り合いが付けばG1でも楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリングステークス(3着)

3/11 美南W重 馬なり
65.6 50.6 36.9 12.3 [2]

馬なりに追われた古馬3勝のサトノラディウスと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 美南W稍 馬なり
66.8 52.4 38.7 12.8 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のサトノディードと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは横山典弘騎手が実際に騎乗しての調教です。
全体時計は平凡でしたが、直線で12秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
少し硬いように感じますが、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリングステークス(3着)

3/18 美南W良 馬なり
66.1 51.2 37.5 12.1 [4]

馬なりに追われた3歳未勝利のアンティシペイトと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 美南W稍 馬なり
65.3 51.3 38.7 13.0 [5]

馬なりに追われた3歳未勝利のベスビアナイトと併せて、内を0.6秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りは横山典弘騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週も馬なり調整でしたが、行きっぷりは抜群で全体時計は優秀です。
直線で失速しているのは気がかりですが、併走馬にもしっかり先着し、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

 


サトノインプレッサ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は騎手騎乗で乗り込まれ、水曜追いは併せ馬が多いです。
一週前は遅れることが多いですが、最終追い切りには態勢を整えています。
いつも加速ラップを刻んだ調整で、意欲的に追われる最終追い切りの動きは要チェックですよ。

こぶし賞は2馬身ほどの出遅れにも関わらず、大外から抜群の末脚で差し切り勝ち!
続く毎日杯では距離延長も難なくこなし、見事無敗の3連勝を達成。
高いポテンシャルを秘めており、得意のマイルならG1でも楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日杯(1着)

3/18 栗坂良 馬なり
53.7 39.3 25.4 12.7

一杯に追われた古馬2勝のカフジジュピターと併せて、0.7秒追走して0.2秒遅れました。
一週前追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗坂良 一杯
52.9 38.7 25.5 13.1

一杯に追われた古馬2勝のオスカールビーと併せて、0.6秒先行して0.4秒遅れました。
一週前追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われましたが、反応はイマイチで併走馬にも大きく遅れています。
元々一週前は動かない馬ですが、失速ラップなのは気がかりです。
最終追い切りの動きに期待ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日杯(1着)

3/25 栗CW良 強め
80.6 65.2 51.7 37.8 12.2 [7]

強めに追われた3歳1勝のキングオブドラゴンと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 栗坂良 一杯
53.9 39.3 25.6 12.6

馬なりに追われた3歳未勝利のキングダムウイナーよ併せて、0.3秒追走同入しました。
最終追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。
このひと追いで状態は良化。
追われた反応は良好で、直線は12.6秒の好時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んでおり、2週連続でビッシリやれているのも好感が持てます。
入念に乗り込まれ、態勢は整ったと見ていいでしょう。

 


スマートクラージュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

当レースで3戦目なので、過去2戦の傾向を見ていきたいと思います。
基本的に水曜追いは併せ馬で、一週前と最終追い切りは騎手騎乗が多いです。
直線は11秒台の時計を叩き出しており、前走は最終追い切りで格上古馬3勝の併走馬を馬なりで圧倒。

全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
前走はマズマズの仕上がりで、ほとんど追わず2着に2馬身以上差をつけて圧勝。
更に上積みが見込める今走も、G1とはいえ成長次第では一発注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳未勝利(1着)

3/12 栗CW稍 馬なり
52.5 38.3 11.5 [7]

馬なりに追われた3歳1勝のサトノシャロームと併せて、内を0.4秒追走してアタマ差先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/30 栗CW良 馬なり
83.4 68.2 53.0 38.3 12.0 [8]

一杯に追われた古馬オープンのアイスバブルと併せて、内を0.6秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
2週連続でオープン馬を圧倒しており、先週は馬なりで80秒台の猛時計をマーク。
今週も軽めの調整でしたが、併走馬あっさり先着し、自己ベストを大きく上回る時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳未勝利(1着)

3/18 栗CW良 馬なり
85.1 67.3 52.5 39.0 11.8 [7]

一杯に追われた古馬3勝のサトノケンシロウと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 栗CW良 強め
53.8 38.7 12.2 [8]

今週は短めの調整でしたが、終い重点に追われ抜群の反応を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。
先週は自己ベストを上回る時計を叩き出しており、3戦目で確実に力はつけています。
成長次第ではG1クラスでも楽しみな一頭です。

 


タイセイビジョン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コース中心に乗り込まれ、毎週意欲的に追われています。
強めに追われる割に全体時計は平凡ですが、毎回ラストは12秒台の時計をマーク。
結果は出ていますし、折り合いのついた調教ができていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

実戦タイプの馬で、失速ラップや併走馬に遅れていても注意が必要ですよ。
前走のプラス10kgは成長分。
アーリントンCを2馬身差で圧勝し、叩き2戦目で更に上積みが見込める今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アーリントンカップ(1着)

4/8 栗坂良 一杯
54.2 38.4 25.1 12.8

一杯に追われた古馬1勝のアドマイヤデルタと併せて、0.4秒追走してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗坂良 強め
55.0 39.4 25.5 12.7

今週で1本目の調整でしたが、普段通りビッシリやれています。
追われた反応は良好で、直線は12.7秒を好時計をマーク。
前走と違って、折り合いがついているのは好感が持てます。
今走も全体時計は平凡ですが、力強いフットワークで仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アーリントンカップ(1着)

4/15 栗坂稍 一杯
54.7 39.4 25.7 13.1

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 栗坂良 強め
54.3 38.9 25.2 12.6

今週で2本目の調整ですが、2週連続で意欲的な内容。
レース間隔が短くても攻めは十分です。
力強いフットワークで、時計は前走時以上を数字をマーク。
追われた反応も良好で、今週はしっかり加速ラップを刻んでいます。
ひと叩きした上積みも見込め、態勢の整った今走は軽視禁物ですよ。

 


ルフトシュトローム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われています。
一週前追い切りは美浦南Wで追われ、4F時計53秒台くらいが通常です。
あまり時計を出す馬ではありませんが、直線はしっかり伸びています。

3連勝と結果を残していますし、終い12秒台の時計で折り合いもついていれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
前走は出遅れたにも関わらず、直線もの凄い末脚で見事快勝。
まだ幼さはありますが、引き続き好調なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー(1着)

4/2 美南W不 馬なり
67.5 52.5 38.2 12.2 [6]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/30 美南W良 馬なり
71.8 55.5 40.8 12.5 [7]

今週はサッと流す程度の調整。
いつも通り全体時計は地味ですが、直線は12.5秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついており、引き続き好調と考えていいでしょう。
最終追い切りでもいい動きなら要チェックですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー(1着)

4/8 美南W良 馬なり
53.0 38.6 12.9 [6]

最終追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 美南W稍 馬なり
69.0 53.0 39.0 12.9 [6]

最終追い切りはD.レーン騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはスムーズ。
フットワークは軽快ですし、ラストも12秒台の時計が出ていれば優秀です。
引き続き馬体も充実しており、今走も落ち着いて走れれば楽しみです。

 


レシステンシア 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路が中心で、乗り込み量は少ないです。
一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
直線の伸びは素晴らしく、毎回終い11秒台の時計を叩き出しています。

全体時計も優秀で、折り合いもついていれば、仕上がりは万全と見ていいでしょう。
今年は2戦とも敗れはしたものの、G1でも安定して成績を残しています。
能力はかなり高い馬で、仕上がり良好なら今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(2着)

4/2 栗坂重 馬なり
56.0 40.8 26.3 13.0

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗坂良 馬なり
53.2 38.2 24.9 12.6

一週前追い切りはC.ルメール騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽めの調整で1本目。
直線は12秒台の時計を出していますが、いつも折り合いがついているので、失速ラップなのは気がかりです。
2戦の疲れが残っているのかもしれませんね。
最終追い切りの動きに期待したいですが、過信は禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(2着)

4/8 栗坂良 馬なり
49.5 36.2 23.8 12.1

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/6 栗坂良 馬なり
56.5 40.5 27.0 13.7

最終追い切りで2本目の調整。
普段は最終追い切りで速い時計を出していましたが、今週はいつも異常に時計が遅いです。
直線もかなり失速していますし、調教の内容としてはイマイチ。
阪神JF1着、桜花賞2着と能力は高い馬ですが、過信は禁物ですよ。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。