小倉大賞典2020 追い切り情報
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小倉大賞典2020 追い切り情報
2月23日(日)小倉芝1800m
ヴェロックス 追い切り評価:A
1.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:有馬記念(8着)
12/11 栗CW良 一杯
80.6 64.1 50.4 37.0 11.8 [7]
一杯に追われた古馬2勝のエングレーバーと併せて、内を0.3秒追走して0.9秒先着しました。
一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:小倉大賞典
2/13 栗CW稍 馬なり
82.2 65.4 50.0 36.7 11.6 [9]
日曜日は終い重点に終われ、しっかり負荷をかけた調整。
今週は軽めに流した程度でしたが、相変わらず抜群の行きっぷりで、外を回ったにも関わらず猛時計をマーク。
ラストも11.6秒の力強い伸び脚で、前走時以上に良い動きを見せています。
加速ラップも刻んでいますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
2.最終追い切り
前走時の最終追い切り:有馬記念(8着)
12/18 栗CW良 一杯
83.3 66.9 52.0 37.9 11.3 [9]
今回の最終追い切り:小倉大賞典
2/19 栗CW良 強め
83.0 66.9 51.7 38.4 11.6 [7]
一杯に追われた古馬1勝のサハラデザートと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われ、終い11.6秒の好時計をマーク。
4本連続でラスト1F11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
フットワークも力強く、折り合いのついた調整で仕上がりは万全と見て良いでしょう。
今年最初の実戦となりますが、相手関係も楽になる今走は楽しみな一頭です。
ジナンボー 追い切り評価:B+
1.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(13着)
11/14 美南W稍 一杯
82.0 66.3 51.4 37.5 12.4 [6]
馬なりに追われた2歳未勝利のヴィクターバローズと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒遅れました。
今回の一週前追い切り:小倉大賞典
2/12 小倉ダ重 一杯
68.4 52.9 38.3 12.6 [6]
前走時と同様に今週はしっかり負荷をかけた調整。
追われた反応は良好で、ラストは12.6秒と力強い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでおり、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
最終追い切りで万全に仕上がれば軽視禁物ですよ。
2.最終追い切り
前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(13着)
11/20 美南W良 馬なり
66.1 51.9 39.0 12.6 [8]
最終追い切りはR.ムーア騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:小倉大賞典
2/19 小倉芝稍 馬なり
68.7 53.6 39.3 12.2 [7]
今週は芝コースで軽めの調整。
全体時計は平凡ですが、ラストは力強い伸びを見せています。
動きは軽快ですし、折り合いがついているのも好感が持てます。
先週はしっかり負荷をかけており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
カデナ 追い切り評価:B
1.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:中山金杯(11着)
12/26 栗坂良 馬なり
53.5 38.2 24.7 12.4
一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:小倉大賞典
2/12 栗坂良 一杯
52.4 37.7 24.7 12.6
一週前追い切りで5本目の調整。
今週はビッシリ終われ、前走時以上に良い動きを見せています。
ラストは失速したものの、全体時計は優秀です。
動きは軽快ですし、ひと叩きして良化が見られます。
近走は不振が続きますが、最終追い切りでも好調なら注意が必要ですよ。
2.最終追い切り
前走時の最終追い切り:中山金杯(11着)
1/2 栗坂良 一杯
53.0 38.0 24.8 12.8
今回の最終追い切り:小倉大賞典
2/19 栗坂良 一杯
53.4 37.6 24.6 12.4
先週に続いて今週も意欲的な調整。
追われた反応はイマイチで、全体時計も前走時よりも遅いです。
今週も失速ラップで、まだ動きは硬いように感じます。
近走と比べて大きな変化は見えませんし、今走は様子見したい一頭です。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。