東海ステークス2020 追い切り情報

東海ステークス2020 追い切り情報

東海ステークス2020 追い切り情報


1月26日(日)京都ダート1800m

インティ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教で最終追い切りに実戦を意識した調教をすることが多いです。
また、普段は坂路コースを中心に追われており、攻めの調教はウッドチップコースで追われています。
最終追い切りで好時計をマークしている時はしっかり成績を残しているので、攻めの調教で好時計を叩き出すようなら押さえておきたい一頭です。

2走前のみやこSでは15着に敗れましたが、最終コーナーでウェスタールンドと接触してバランスを崩したのも敗因の一つ。
前走のチャンピオンズカップでは実力馬相手でしたが、完璧なレースで3着に好走。
昨年と同様に今年は東海ステークスから出走し、続くフェブラリーステークスまで連覇を期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(3着)

11/20 栗CW良 馬なり
83.6 68.2 53.1 38.8 12.4 [5]

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/17 栗CW良 強め
83.7 68.0 53.8 39.2 11.8 [7]

前走時と同様に今週は栗東CWで強めの調整。
長めにやれており、追われるとラストは11.8秒と抜群の反応を見せています。
全体時計も優秀ですし、しっかり折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チャンピオンズカップ(3着)

11/27 栗坂良 強め
54.1 39.5 25.5 12.3

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/22 栗坂良 一杯
51.8 38.1 25.1 12.9

レース間隔を空けている分、順調に乗り込まれ、最終追い切りで8本目の調整。
先週は栗東CWで好時計を叩き出していましたが、今週は坂路でビッシリ追われて自己ベストを更新!
ラストは失速してはいるものの、全体時計はかなり優秀です。
いつも通り力強い動きを見せていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
相手関係を見ても能力は上位ですので、みやこSのような中途半端なレース内容ではなく、自分のペースで走れれば可能性は十分です。


エアアルマス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に乗り込まれ、一週前追い切りは栗東CWで攻めの調整が追われています。
一週前追い切りの動きが本番に反映されることが多く、栗東CWで全体時計83秒よりも速い時計を出しているレースのほうが好走率が高いです。
逆に、強めに追われて時計が出ていなければ、成績が落ちるので注意が必要ですよ。

ダート転向後3連勝と適性はありますが、前走の武蔵野ステークスのように砂を被るとあまり走れない傾向にあります。
内枠なら軸で狙うのはオススメできないですが、外枠なら重賞でも可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(11着)

10/30 栗CW稍 馬なり
85.0 67.7 51.8 38.0 11.9 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のバンクショットと併せて、内を1.5秒追走してクビ差先着しました。
一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/16 栗CW良 一杯
83.8 66.8 51.2 37.9 11.8 [8]

一杯に追われた古馬1勝のバンクショットと併せて、内を0.6秒追走して0.8秒先着しました。
一週前追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はウッドチップコースで一杯に追われ、反応は良好です。
終い11秒台の力強い伸び脚で、格下の併走馬を圧倒しています。
好調時と比べると時計は平凡ですが、折合いはついて仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(11着)

11/6 栗坂良 強め
50.9 37.1 24.0 12.3

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/22 栗坂良 強め
52.1 37.8 24.4 12.0

最終追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は終い重点に追われ、ラストの伸び脚を確かめる内容。
それでも行きっぷりは良好で、全体時計は52.1秒の好時計を叩き出しています。
追われてからの反応も抜群で、しっかり加速ラップを刻んでいます。
乗り込み量も申し分なく、久々でも気配は良好です。


ヴェンジェンス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

毎回乗り込み量は少ない馬ですが、一週前追い切りと最終追い切りはしっかり追われています。
どちらか一方で強めに追われることが多く、終い重点に調整されています。
調教でもラスト1Fの動きが重要で、しっかり加速ラップを刻んで終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

前走は7着に敗れましたが、直線はしっかり伸びていましたし、2走前のみやこSは外からもの凄い末脚で快勝。
傾向的には直線一気を狙える中京の方が合ってますが、京都コースの好走率もそこそこ高い。
今年で7歳にはなりますが、まだまだ活躍はできそうで、今走も展開次第では可能性十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チャンピオンズカップ(7着)

11/21 栗坂良 強め
53.7 38.8 25.0 12.5

一週前追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:東海ステークス

1/16 栗坂良 馬なり
52.6 38.1 24.8 12.5

一週前追い切りは幸騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
12月末から調教を開始して、一週前追い切りで4本目の調整。
今週もサッと流した程度の調整でしたが、ラストは12.5秒の好時計をマーク。
若干失速はしたものの、全体時計は優秀です。
引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チャンピオンズカップ(7着)

11/28 栗坂良 馬なり
52.7 37.8 24.2 12.2

最終追い切りは幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:東海ステークス

1/23 栗坂重 馬なり
57.2 40.8 25.9 12.4

最終追い切りは幸騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、ラストは12.4秒の力強い伸び脚。
時計は平凡でもしっかり加速ラップは刻んでいます。
動きも軽快で引き続き気配は良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

 

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

 

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

 

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

 

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

 

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

 

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。