関屋記念2019&エルムステークス2019 追い切り情報
関屋記念2019 追い切り情報
8月11日(日)新潟芝1600m
ケイデンスコール 追い切り評価:A
プール調教を併走することもありますが、まだ若いので特に心配はいらないです。
一週前追い切りと最終追い切りに併せ馬で実戦を意識した調教をしており、最終追い切りはウッドチップコースで追われる傾向があります。
また、攻めの調教では抜群の反応を見せており、ラスト12.0秒近い時計を出すことが多いです。
今走時も一杯に追われて、終い11秒台の好時計を出すようなら軽視禁物です。
前走は休養明けでも粘り強い走りでG1NHKマイルカップを2着。
相手関係が楽になる今走も、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭ですね。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(2着)
4/24 栗CW良 一杯
81.5 65.9 51.4 37.5 12.7 [6]
強めに追われた3歳500万クラスのトウカイオラージュと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今回の一週前追い切り:関屋記念
7/31 栗CW良 一杯
82.0 66.0 51.7 38.1 11.6 [9]
一杯に追われた新馬のスマートコマンダーと併せて、外を0.6秒先行して0.6秒先着しました。
一週前追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われ、終い11.6秒の猛時計をマーク。
自己ベストに近い時計を叩き出しており、力強いフットワークを見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(2着)
5/2 栗坂重 一杯
55.3 39.8 25.2 12.5
今回の最終追い切り:関屋記念
8/7 栗坂良 馬なり
56.4 40.1 25.3 12.0
一週前追い切りにビッシリ追われた分、最終追い切りは軽めに流した程度の調整でしたが、いきっぷりは良好で終い12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
一週前追い切りにも力強い動きを見せており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。
折り合いもスムーズで前走時同様に状態は良好です。
今走は相手のレベルも下がるので楽しみな一頭です。
ミッキーグローリー 追い切り評価:A
攻め動くタイプの馬ではありませんが、一週前追い切りか最終追い切りで51秒台の時計を出している時の成績がかなり優秀です。
過去6戦のうち5戦がレースに勝利していて、ワントゥワンやロジクライを抑えて快勝した京成杯AHも該当します。
一週前追い切りまたは最終追い切りの時計は一つの基準として考えておくのが良いでしょう。
この馬は新馬戦から安定した成績を残しておりますが、叩き良化型の馬で休養明けに崩れていることが多い傾向にあります。
5ヶ月以上空いているレースでは、新馬戦も含めて過去0-1-2-1という成績で、休み明け一発目は仕上がり良好でも注意しましょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(5着)
11/7 美坂重 一杯
52.2 37.6 24.7 12.5
強めに追われた1600万クラスのレッドオルバースと併せて、0.7秒追走して0.2秒遅れました。
一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:関屋記念
7/31 美坂良 馬なり
52.5 38.2 24.9 12.8
馬なりに追われた新馬のシンハリングと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
7月中旬から調教を再開して一週前追い切りで8本目の調教メニューを消化しています。
坂路コースで入念に乗り込まれ、2週前追い切りは自己ベストを更新。
馬体も良好で軽快な動きを見せています。
休養明けは走らない馬ですが、最終追い切りで態勢が整えば押さえておきたい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(5着)
11/14 美坂良 馬なり
50.9 37.4 24.4 12.2
馬なりに追われた1600万クラスのレッドオルバースと併せて、0.6秒追走同入しました。
最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:関屋記念
8/7 美坂良 強め
51.4 37.0 24.5 12.5
一杯に追われた古馬3勝のレッドオルバースと併せて、0.4秒追走して0.3秒先着しました。
今週は終い重点に追われると力強い伸び脚で併走馬にあっさり先着。
全体時計も優秀で軽快な動きを見せています。
プール調教を挟みながら入念に乗り込まれており、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走よりも相手関係が楽になる今走は改めて期待したい。
サラキア 追い切り評価:B+
馬なり中心の調教スタイルで、重賞の時は一週前追い切りに攻めの調教を行なっています。
時計は出る馬で、ラスト12秒前後の時計を叩き出して来るのが通常です。
操作性が高い馬なので、仕上がり具合は毎回問題なさそうです。
折り合いが付いている時は、終い11秒台がほとんどで、今走も普段通り終い11秒台の脚を使うようなら軽視禁物ですよ。
京都金杯から不振が続きましたが、前走のエプソムカップでは直線鋭い伸び脚で2着に好走。
能力は高い馬ですし、自分のペースで走ることができれば可能性十分でしょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(2着)
5/29 栗CW重 馬なり
84.9 69.3 54.0 39.8 11.7 [7]
強めに追われた古馬2勝のエルデュクラージュと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒先着しました。
今回の一週前追い切り:京都金杯
7/31 栗CW良 強め
82.5 65.6 51.3 37.5 11.8 [8]
馬なりに追われた古馬3勝のエルデュクラージュと併せて、内を1.5秒追走して0.1秒先着しました。
今週は終い重点に追われ、ラストは11秒台の好時計をマーク。
2週連続で11秒台の時計を出しているのも好感が持てます。
ひと追いごとに状態は良化しており、今週は古馬3勝の併走馬を圧倒。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:エプソムカップ(2着)
6/5 栗坂良 馬なり
52.8 38.2 24.9 12.3
今回の最終追い切り:関屋記念
8/7 栗坂良 馬なり
53.5 38.6 24.5 11.9
先週強めに追われた分、最終追い切りは軽めの調整でした。
前走時よりも全体時計は掛かっていますが、終い11秒台の好時計を叩き出しています。
3週連続でラスト1F11秒台の時計を出しているのも好感が持てますし、活気も十分で馬体も充実。
仕上がりは万全と見て良いでしょう。
エルムステークス2019 追い切り情報
8月11日(日)札幌ダート1700m
グリム 追い切り評価:A
栗東坂路コースを中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りはウッドチップコースで追われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で調整され、実戦を意識した調教が行われる傾向があります。
最終追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
攻め動くタイプの馬ではなく、ユニコーンS(9着)のように好時計を出しているレースでは逆に成績を落としているので注意が必要です。
栗東坂路で4Fの時計が52秒を切るようなら状態を確認した方が良さそうですね。
近走は成績も安定しており、引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:マーキュリーカップ (1着)
7/3 栗CW稍 強め
82.2 65.5 50.4 37.0 12.0 [5]
一杯に追われた古馬2勝のスピンドクターと併せて、内を1.4秒追走して0.8秒先着しました。
一週前追い切りは小崎騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:エルムステークス
7/31 函館W良 馬なり
67.6 52.8 39.0 12.4 [7]
馬なりに追われた3歳未勝利馬のラサーサと併せて、外を1.3秒追走同入しました。
今週で1本目の調教でしたが、軽快なフットワークで終いの伸び脚も良好。
しっかり折り合いのついた調教ができており仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は特に状態が良好で最終追い切りも好調なら押さえておきたい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:マーキュリーカップ (1着)
7/11 栗坂良 強め
52.1 37.9 24.7 12.2
今回の最終追い切り:エルムステークス
8/7 函館W良 馬なり
71.5 55.5 40.5 13.0 [7]
最終追い切りも馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで伸び脚も良好。
全体時計は掛かっていますが、良い動きを見せており全く心配はいらないでしょう。
折り合いもスムーズで引き続き好調キープと考えて良さそうです。
前走に続きエルムステークスでも軽視禁物ですね。
リアンヴェリテ 追い切り評価:B+
普段は栗東坂路を中心に調整されています。
一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われることが多く、その動きがレースにも反映されるので要チェックです。
ラストは遅くなる傾向にありますが、結果を残しているので加速ラップについてはそこまできにする必要はないでしょう。
レースごとに状態が良化しており、前走のオープンを制して2連勝!
今走は初の重賞ではありますが、勢いに乗る今走も仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:マリーンステークス(1着)
一週前追い切りは行われておりませんでした。
今回の一週前追い切り:エルムステークス
7/31 札幌ダ良 馬なり
67.6 52.4 37.8 12.0 [8]
前走との間隔が短いですが、入念に乗り込まれており今週で2本目。
軽めに流した程度の調整でしたが、いきっぷりは良好で終い12秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
普段は最終追い切りにビッシリ追われる傾向があるので、最終追い切りの動きも注意ですね。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:マリーンステークス(1着)
7/4 函館W稍 馬なり
70.6 54.8 40.4 13.0 [9]
今回の最終追い切り:エルムステークス
8/7 札幌ダ良 強め
66.0 51.4 37.5 12.5 [8]
今週は強めに追われ、4F51.4秒の好時計をマーク。
追われた時の反応も良好で、終い12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
ひと追いごとに状態は良化しており、最終追い切りで態勢は整ったと考えて良いでしょう。
近走は成績も安定していますし、初重賞でも万全に仕上がった今走は楽しみな一頭です。
モズアトラクション 追い切り評価:A
レース間隔が短いということもありますが、空けたレースでも5回程なので、全体的に乗り込み量は少ない傾向にあります。
その中で水曜追いは基本的に一杯に追われています。
併せ馬で調整することもありますが、遅れているレースではほぼ馬券に絡めていないので、併せ馬をしているレースは要注意ですよ。
今年の初めから本調子を取り戻してきており、5月には平安ステークス(G3)で2着。
続く大沼ステークスでは4着に敗れましたが、前走はオープンで2着の成績を残しています。
成績も安定して叩いた上積みも見込める今走は注意が必要ですよ。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:マリーンステークス(2着)
一週前追い切りは行われておりませんでした。
今回の一週前追い切り:エルムステークス
7/31 函館ダ稍 一杯
71.3 55.8 41.0 12.3 [7]
今週はビッシリ追われ、抜群の反応を見せています。
一杯に追われると力強い脚さばきで加速してラストは12.3秒の好時計。
前走時出した自己ベストと同等の時計をマークしています。
折り合いもついており、仕上がりは良好と見て良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:マリーンステークス(2着)
7/3 函館ダ重 強め
71.3 55.5 41.1 12.6 [7]
今回の最終追い切り:エルムステークス
8/7 函館ダ良 馬なり
72.3 56.5 41.2 12.4 [8]
一週前追い切りで一杯追われた分、最終追い切りは軽めに流した程度の調整。
それでも終いの伸び脚は鋭く、12.4秒の好時計を叩き出しています。
先週は自己ベストタイの時計を出しており、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てますし、デキ万全の今走は改めて期待したい。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。