ジャパンダートダービー2019 追い切り情報
ジャパンダートダービー2019 追い切り情報
7月10日(水)大井ダート2000m
クリソベリル 追い切り評価:A
栗東坂路コースを中心に乗り込まれ、水・木曜追いは基本的に強めの調教が施されています。
プール調教を併用しておりますが、脚に不安があるわけではないので特に心配はいらないでしょう。
レース直前は併せ馬で実戦を意識した調整をしておりますが、最終追い切りでしっかり先着していれば仕上がりは良好とみて良さそうです。
ラストは遅くなって加速ラップは刻んでいませんが、全体で好時計を出しているようなら押さえておきたい一頭です。
今年は2戦走って兵庫CSを快勝し、現在3連勝中の負けなし。
叩いてさらに上積みが見込める今走も楽しみですね。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:兵庫チャンピオンシップ(1着)
4/20 栗坂良 一杯
51.9 38.0 25.1 12.7
一杯に追われた3歳未勝利のピノクルと併せて0.4秒先着しました。
今回の一週前追い切り:ジャパンダートダービー
6/29 栗坂重 一杯
52.5 37.9 24.7 12.3
馬なりに追われた3歳未勝利馬のシーリアスラブと併せて、0.2秒追走して0.4秒先着しました。
普段と同様に一週前追い切りはビッシリ追われ、終い12秒台の好時計をマーク。
軽快なフットワークで格下の併走馬を圧倒し、引き続き気配は良好です。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調とみて良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:兵庫チャンピオンシップ(1着)
4/27 栗坂稍 一杯
53.0 38.4 24.9 12.6
一杯に追われた3歳500万クラスのロフティネスと併せて、0.1秒追走して0.3秒先着しました。
今回の最終追い切り:ジャパンダートダービー
7/6 栗坂重 一杯
52.3 37.7 24.6 12.1
馬なりに追われた古馬3勝のレッドラウダと併せて、0.2秒追走してアタマ差先着しました。
今週は実戦を意識した調整でしたが、力強い脚さばきを見せ併走馬を圧倒!
追われてからの反応も抜群ですし、折り合いもスムーズで仕上がりは万全と見て良いでしょう。
2週連続でビッシリやれているのも好感が持てますし、いつも通り自分のペースで走ることができれば4連勝も可能性十分です。
デアフルーグ 追い切り評価:B+
追い切りは基本的に併せ馬で調整していて、一週前追い切りは強めに追われる傾向があります。
一週前追い切りでは併走馬に遅れることはありますが、最終追い切りでは問題なく追走同入しています。
最終追い切りで遅れるようなら注意が必要ですね。
最終追い切りは軽く流す程度の調整で態勢を整えており、普段通り軽快な動きを見せていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
前走は出遅れで後方からのレースとなり、道中も厳しい内容でしたね。
直線も反応がイマイチでしたし、状態が回復しているかが取捨選択のポイントでしょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:ユニコーンステークス(7着)
6/5 美南W良 馬なり
82.3 66.9 52.2 38.5 12.6 [5]
馬なりに追われた古馬1勝のショーヒデキラと併せて、内を0.8秒先行して0.2秒先着しました。
一週前追い切りでは津村騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:ジャパンダートダービー
一週前追い切りは行われておりませんでした。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:ユニコーンステークス(7着)
6/12 美南W良 馬なり
84.0 69.0 54.4 40.3 12.9 [7]
馬なりに追われた古馬2勝のショーカノンと併せて、内を1.0秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:ジャパンダートダービー
7/3 美南P良 馬なり
67.4 52.6 38.7 11.8 [6]
馬なりに追われた古馬1勝のネオファルコンと併せて、内を1.4秒追走同入しました。
最終追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
今走は最終追い切りのみの調整でしたが、馬なり調教で鋭い伸び脚を見せています。
時計の出やすいポリトラックではあるものの、前走時よりも終いの伸びは良好です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、仕上がりは良さそうですね。
デルマルーヴル 追い切り評価:B+
ポリトラックで追われる傾向があり、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で強めに追われています。
水曜追いは併せ馬で気合い付けをしており、併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りで同入または先着していれば心配いらないです。
ポリトラックコースなので時計は出ますが、終い12秒台前半の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
また、普段はしっかり折り合いのついた調教ができているので、一週前追い切りと最終追い切りの加速ラップは要チェックですよ。
前走は4着に敗れましたが、全日本2歳優駿では実力馬相手にしっかり2着を確保しており、能力は高い馬なので間隔を空けて万全に仕上がっていれば軽視禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:UAEダービー(4着)
3/7 美南P良 馬なり
75.5 60.0 44.6 13.7 [5]
今回の一週前追い切り:ジャパンダートダービー
6/26 美南P良 強め
67.7 52.8 39.7 12.0 [8]
馬なりに追われた古馬1勝のチェサピークベイと併せて、外を0.9秒先行して0.1秒遅れました。
今週もポリトラックでの調整でしたが、強めに追われた割に反応はいまいちでした。
併走馬に先行して遅れをとったのも気がかりですし、現時点では様子見したい一頭です。
最終追い切りの動きに期待。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:UAEダービー(4着)
3/13 美南P良 馬なり
67.1 52.7 39.3 12.5 [7]
馬なりに追われた3歳未勝利馬のロードトゥドラゴンと併せて、外を1.0秒追走同入しました。
最終追い切りでは、C.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:ジャパンダートダービー
7/3 美南P良 馬なり
69.7 54.6 40.2 11.4 [8]
強めに追われた障害未勝利のアンヴェイルドと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは戸崎騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週もポリトラックでの調整でしたが、行きっぷりは良好で終い11.4秒の猛時計をマーク。
最終追い切りで8本目の調教と乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ロードグラディオ 追い切り評価:A
普段は坂路コースで馬なり中心に調整されており、一週前追い切りと最終追い切りはビッシリ追われる傾向があります。
特に、一週前追い切りは ウッドチップコースで長めに追われ、終いは鋭い伸び脚を見せているので要チェックですよ。
併走馬に遅れることもありますが、時計がしっかり出ていれば問題ないでしょう。
3着以内に入れなかったレースは、時計が出ていなかった千両賞(5着)、アーリントンC(7着)と芝コースで最終調整したNHKマイルカップ(18着)の3戦。
いつもとは違う調教がされていたら注意が必要ですね。
ユニコーンステークスは除外になりましたが、続くリボン賞を勝って勢いをつけている今走は、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:リボン賞(1着)
6/12 栗坂良 一杯
54.2 39.0 25.0 12.4
今回の一週前追い切り:ジャパンダートダービー
一週前追い切りは行われていませんでした。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:リボン賞(1着)
6/19 栗坂良 一杯
54.3 38.8 24.6 12.2
今回の最終追い切り:ジャパンダートダービー
7/6 栗坂重 馬なり
53.3 38.3 24.9 12.2
今走時は馬なり中心の調教で、最終追い切りで2本目の調教メニューを消化。
レース間隔が短い分、乗り込みは少ないですが、最終追い切りは攻めの調教で力強い走りを見せています。
重馬場でも前走時以上の動きで、ラストは12.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、前走叩いた上積みが見込めます。
折り合いも付いており、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。