帝王賞2019 追い切り情報
帝王賞2019 追い切り情報
6月26日(水)大井ダート2000m
アポロケンタッキー 追い切り評価:B+
一週前追い切りと最終追い切りは基本的に強めの調教を行なっており、調教の動きはいつも良好です。
特に最終追い切りは全体タイム51秒台の好時計を出すこともありますが、JBCクラシック時のようにズブさを見せると結果は出ないので注意が必要です。
攻めの調教で追われて終い12秒台を出していて、馬体がしっかり絞られていれば押さえておくのが良さそうです。
そのため、当日の馬体重は要チェックですね。
近走は連戦が続きますが、疲れなくしっかりやれていれば心配いらないでしょう。
今年はレースごとに状態も良化しており、仕上がり万全なら地方G1でも軽視禁物です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:かしわ記念(3着)
4/24 栗坂良 一杯
53.2 37.7 24.7 12.6
今回の一週前追い切り:帝王賞
6/12 栗坂良 一杯
52.4 37.9 24.7 12.5
一週前追い切りは普段通り一杯に追われ、力強い脚さばきを見せています。
全体時計は前走時よりも早い時計を叩き出しており、終いの伸び脚も良好です。
一週前追い切りで8本目の調教メニューをこなし、乗り込み量は十分で仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りも強めに追われる傾向がありますので、最終追い切りの動きも要チェックですよ。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:かしわ記念(3着)
5/2 栗坂重 一杯
51.4 38.1 25.3 13.1
馬なりに追われた1000万クラスのテイエムオスカーと併せて、1.1秒追走同入しました。
今回の最終追い切り:帝王賞
6/19 栗坂良 一杯
51.1 37.5 24.8 12.8
馬なりに追われたオープン馬のコウエイタケルと併せて、0.9秒追走同入しました。
今週は併せ馬で実戦を意識した調整ができており、追われてからの反応も良好です。
ラストは若干遅くなりましたが、普段通りの傾向でそこは特に心配しなくても問題ないでしょう。
時計もかなり優秀ですし、馬体も引き締まって仕上がりは良好とみて良いでしょう。
態勢の整った今走も馬券内は十分濃厚です。
インティ 追い切り評価:A
馬なり中心の調教で最終追い切りに実戦を意識した調教をすることが多いです。
また、普段は坂路コースを中心に追われており、攻めの調教はウッドチップコースで追われています。
最終追い切りで好時計をマークしている時はしっかり成績を残しているので、攻めの調教で好時計を叩き出すようなら押さえておきたい一頭です。
前走はゴールドドリームに敗れましたが、フェブラリーSでは鋭い伸び脚でゴールドドリームの猛追を逃げ切って快勝。
レース毎にパワーアップを続けており、今年はG1初制覇を達成しています。
ひと叩きした上積みが見込める今走も、好調キープなら軽視禁物ですよ。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:かしわ記念(2着)
4/24 栗CW良 強め
81.1 65.8 52.0 38.6 12.1 [6]
今回の一週前追い切り:帝王賞
6/12 栗坂良 馬なり
54.3 40.3 26.7 13.0
今走は馬なり中心の調教で、一週前追い切りも軽く流した程度の調整でした。
それでも軽快なフットワークで折り合いはついており、前走ひと叩きした上積みが見込めます。
前走は万全な仕上がりではない状態で2着に好走していますので、能力の高さが伺えますね。
今走も仕上がり上々なら押さえておきたい一頭です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:かしわ記念(2着)
5/2 栗坂重 強め
53.1 39.0 25.7 12.9
今回の最終追い切り:帝王賞
6/22 栗CW重 強め
88.3 70.8 54.1 38.6 11.5 [8]
最終追い切りは小崎騎手が騎乗しての調教です。
坂路コースを中心に調整され、水曜追いで8本目の調教メニューを消化。
9本目となる今週はしっかり負荷をかける調整で、終い11秒台の猛時計を叩き出しております。
終い重点に追われた形で、追われてからの反応も抜群。
折り合いもしっかりついており、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。
オールブラッシュ 追い切り評価:B+
最終追い切りは終い重点に追われることが多い。
比較的乗り込み量は少ないですが、マーチステークス時のように入念に調教をしても結果はでていなかったので調教量はあまり気にする必要はなさそうです。
それよりも太め残りのレースでは成績が落ちるので、馬体重には注意が必要ですよ。
一週前追い切りでビッシリ追われてる時は絞れていないことが多いので、一週前追い切りと最終追い切りで強めの調教をしている場合は当日の馬体重をしっかりチェックしましょう。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:かしわ記念(4着)
4/24 栗CW良 一杯
70.7 54.2 39.9 12.6 [4]
今回の一週前追い切り:帝王賞
6/12 栗坂良 馬なり
56.8 41.2 27.0 13.3
今週は軽めに流した調教ですが、動きは良好で状態は安定しています。
加速ラップを刻んだ調整ができているのも好感が持てますし、引き続き好調キープとみて良いでしょう。
今走は一週前追い切りで2本と乗り込み量は少ないですが、ビッシリ追われる最終追い切りでしっかり動いていれば特に心配はいらないでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:かしわ記念(4着)
5/2 栗CW重 一杯
67.3 51.7 37.9 12.4 [4]
今回の最終追い切り:帝王賞
6/22 栗CW重 強め
85.5 67.3 51.8 37.9 12.6 [5]
強めに追われた割に全体時計は要したものの、行きっぷりは抜群でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
追われた反応も良好で、重馬場でもラストは鋭い伸び脚を見せています。
前走時と比べると乗り込み量も多く、動きが良くなっているのは確かですね。
軸で狙うには怖いですが、自分のペースで走ることができれば馬券圏内も十分可能ですので、相手に押さえておきたい一頭です。
チュウワウィザード 追い切り評価:A
坂路コース中心の調教で、水曜追いは基本的に強めの調教をする傾向があります。
ただ、近走は一週前追い切りに強め、最終追い切りに軽い調教をすることが多く、成績も安定しています。
併走馬に遅れることも多いですが、しっかり結果を残しているので、時計が出ていれば特に心配はいらないでしょう。
普段と同様に一週前追い切りと最終追い切りで折り合いのついた調教ができていれば好調と考えて良さそうです。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:平安ステークス(1着)
5/8 栗CW良 馬なり
80.2 65.2 51.4 38.2 12.8 [8]
強めに追われた500万クラスのコスタネラの内を0.3秒追走して0.9秒遅れました。
今回の一週前追い切り:帝王賞
6/14 栗CW良 一杯
79.4 64.8 51.7 38.6 12.0 [8]
馬なりに追われた古馬2勝のメモリーコロネットと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
一週前追い切りは小崎騎手が騎乗しての調教です。
今週で3本目。日曜日に続いて一週前追い切りもビッシリやれており、前走時の疲れは全く心配いらないでしょう。
今週は先週出したベストタイムをさらに0.8秒更新しており、前走時よりもさらにパワーアップしています。
折り合いもスムーズで仕上がりは良好とみて良いでしょう。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:平安ステークス(1着)
5/15 栗坂良 馬なり
52.8 38.5 24.6 12.2
一杯に追われた3歳未勝利馬のダノンレグナムと併せて、1.0秒追走して0.6秒先着しました。
今回の最終追い切り:帝王賞
6/22 栗坂稍 強め
52.1 37.7 24.9 12.6
3週連続で強めに追われているは好感が持てます。
一週前追い切りでは全体時計79秒台の猛時計を叩き出しており、今週は坂路コースで終い重点に追われ好時計をマーク。
前走時よりも良い動きでやれており、休み明けを叩いた分さらに上積みが見込めそうです。
ラストは若干遅くなりましたが、馬体も充実して引き続き気配良好です。
今まで11戦走って一度も3着以内をはずしたことがなく、昇級戦となる今走も大崩れはないと考えています。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。