サマーチャンピオン2019 追い切り情報

サマーチャンピオン2019 追い切り情報

8月14日(水)佐賀ダート1400m

グランドボヌール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路を中心に調教が施されており、基本的に水曜追いは強めに追われています。
一週前追い切りと最終追い切りで実戦を意識した調整が行われ、ここの動きが本番でも反映されるので要チェックです。
折り合いのついた調教でしっかり加速ラップを刻んでいれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

併せ馬で気合い付けを行うこともあり、普段は併走馬に先着しています。
先行して差を詰められていたり、遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
近走は中央重賞でも安定して走れておりますし、地方重賞なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中京記念(5着)

一週前追い切りは行われておりませんでした。

今回の一週前追い切り:サマーチャンピオン

一週前追い切りは行われておりませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中京記念(5着)

7/17 栗坂良 一杯
53.1 38.2 24.8 12.1

今回の最終追い切り:サマーチャンピオン

8/9 栗CW良 馬なり
78.5 63.3 50.1 37.8 13.4 [6]

今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは良好で自己ベストを1秒以上更新する動きを見せています。
ラストは失速しましたが、全体時計は優秀です。
フットワークも軽快で特にデキ落ちは見られません。
仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


スマートレイチェル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

毎レース乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りか最終追い切りはビッシリ追われる傾向があります。
また、最終追い切りで53秒以内の全体時計を出しているレースは比較的結果を残しています。
この馬の傾向としては、折り合いのついた調教で全体時計53秒以内かつラストも12秒前後の伸び脚を見せているようなら軽視禁物です。

今年はレース毎に状態は良化しており、ここ2戦は調教でも全体時計51秒台の良い動きを見せています。
間隔を空けて入念に調整された今走も、好時計を叩き出していれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:シドニーT(1着)

一週前追い切りは行われておりませんでした。

今回の一週前追い切り:サマーチャンピオン

8/7 栗坂良 一杯
52.6 37.6 23.9 11.8

今週は一杯に追われ、抜群の反応を見せています。
追われるとぐんぐん加速していき、終い11秒台の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
一週前追い切りで5本目の調教メニューを消化し、2週連続でビッシリやれているのも好感が持てます。
2週前追い切りでは全体時計50.9秒の猛時計で自己ベストを更新し、最終追い切りでも引き続き好調なら楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:シドニーT(1着)

5/15 栗坂良 一杯
51.1 37.0 24.3 12.1

今回の最終追い切り:サマーチャンピオン

8/11 栗坂良 馬なり
57.2 41.8 27.6 13.9

二週前追い切りと一週前追い切りでビッシリやれた分、最終追い切りは軽めの調整。
ラストで遅くなっているのは気になりますが、フットワークは軽快で状態は良さそうですね。
馬体も充実しており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。
このレースは脚質的にも合っていますし、今走も自分のペースで走ることができれば楽しみな一頭です。


ヒザクリゲ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教が施されています。
調教では時計を出すタイプの馬ではなく、時計だけで判断するのは危険です。
また、併せ馬で気合い付けを行うこともありますが、先着している時に結果を残しているので、併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

近走はレース毎に力をつけており、前走のやまびこステークスで3連勝。
前走の最終追い切りでも鋭い伸び脚を見せており、ひと叩きして上積みが見込める今走は楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:やまびこステークス(1着)

7/3 栗CW稍 強め
52.5 38.1 11.5 [4]

今回の一週前追い切り:サマーチャンピオン

8/7 栗坂良 馬なり
53.9 39.4 25.4 12.4

普段通り一週前追い切りは軽めの調整。
それでも軽快なフットワークで水準以上の時計をマークしています。
ラストも鋭い伸び脚を見せており、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:やまびこステークス(1着)

7/10 栗坂良 馬なり
52.9 38.1 24.9 12.4

今回の最終追い切り:サマーチャンピオン

8/11 栗坂良 馬なり
58.8 42.4 28.2 14.3

一週前追い切りで攻めの調教ができていたので、今週は軽く流した程度の調整。
折り合いは付いていませんが、動きは軽快で仕上がりは順調です。
一週前追い切りでは鋭い伸び脚を見せており、直線はしっかり伸びる馬。
ひと叩きして上積みが見込める今走も押さえておきたい一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。