ドバイターフ2018特集

ドバイターフ2018

メイダン競馬場 芝 1800m

ドバイターフは、ドバイワールドカップ(GI)が開催される

「ドバイワールドカップデー」の準メイン競走。

開催時期が3月と早いため、中距離路線の始動戦となることが多いですよ。

中距離の芝開催ということで、日本馬も挑戦しやすく、

2007年には、アドマイヤムーンが日本で初勝利。

そしてまだまだ記憶に新しいのが2014年にジャスタウェイが、

6馬身以上ぶっちぎっての圧勝劇。その後も日本馬の活躍は続いており、

2016年リアルスティール、2017年ヴィブロスと現在日本馬が連勝中のレースです

【過去の傾向】

(1)サンデーサイレンス系が強いレース

過去5年で、ハーツクライ産駒1勝、ディープインパクト産駒が2勝。

いずれもサンデーサイレンス系で、今後もサンデーサイレンス系には注意が必要なレース。

特にサンデーサイレンスの血が入った産駒は、このドバイの地で強烈な末脚を爆発させており、

この傾向で差し・追い込み馬は押さえておくべきです。

(2)日本馬が中心

この距離では日本馬が世界的にも劣らない。

ドバイの地でも過去5年で日本馬が3勝。1800mは切れ味を活かしやすい距離で、

日本の馬場で培った切れを活かせる馬が多いことと、

日本のトップ馬が中心となっているディープインパクトの血がかなり適合しているようです。

(3)中山記念、ジェベルハッタからの組が好走

過去、勝利した日本馬は中山記念からのステップ。

またそれに並ぶ活躍レースが、ドバイで開催される前哨戦ジェベルハッタ。

過去馬券にもっとも絡んだステップでは、ジェベルハッタとなっており、

日本以外の馬では、この路線から選ぶのが賢明か。

出走想定注目馬ピックアップ

ヴィブロス

2017年のこのレースの勝ち馬。

日本を代表する牝馬で、エリザベス女王杯では人気に応えられず5着。

その後は、早くからここを目標に調整されており、2017年同様に力強い差し脚を披露する可能性は大きいです。

リアルスティール

2016年の勝ち馬。ディープインパクト産駒らしい鋭い切れ味が特徴。

まだまだ衰えは見せておらず、毎日王冠では、

伸びるマイル王サトノアラジン、後方から追い込むグレーターロンドンを交わし、

強い内容で勝利しています。

天皇賞秋では極悪馬場に泣かされましたが、今回はGI制覇した得意舞台で期待の一頭です。
今回は世界のデットーリ騎手騎乗ということでしたが、スミヨン騎手に変更。さらには、バルザローナ騎手に変更(笑) もうやりたい放題ですね!。

それでも豪華な騎手でかなりの期待ができそうですね

チャンピオンシップ

地元メイダンの短距離から中距離で活躍する馬

今年1月にはGIIを制覇し、その後安定感を欠きますが、前走も2着。

GIは初挑戦となりますが、地元の舞台は断然走り慣れており、

スピード勝負になれば出番がありそうな馬です。

ランカスターボンバー

名門A.オブライエン厩舎からの一頭。

昨年はブリダーズカップマイルを2着し、暮れには香港遠征。

初の香港遠征で出走した香港マイルでは、地元勢もマイルに強く、

5着という結果になりましたが、世界トップクラスのマイラーです。

クロコスミア

昨年秋は本当に充実。

府中牝馬ステークスを快勝し、GIエリザベス女王杯でも2着。

控える競馬でも難なくこなすようになり、

ドバイの地でも余力残しで前に行ければチャンスはありそうです。

ディアドラ

昨年は紫苑ステークス、秋華賞と連勝でGI制覇。

その後、エリザベス女王杯と、今年初の京都記念では結果を残せず。

ただドバイでは秋華賞を制したルメール騎手とのコンビで、

再度立て直されれば牝馬が強いだけに期待できそうです。

ネオリアリズム

昨年は中山記念を楽々制して、香港クイーンエリザベス2世カップも制覇。

爪のトラブルでなかなか調整が上手く行きませんでしたが、

暮れの香港カップではなんとか立て直して3着に。

海外では強い競馬をするだけに、ドバイでも楽しみです。