愛知杯2022 追い切り情報

愛知杯2022 追い切り情報

愛知杯2022 追い切り情報

1月15日(土)中京芝2000m

アンドヴァラナウト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、時々栗東CWで追われることもあります。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、馬なりでも直線は12秒前半の時計を出しています。
今走も折り合いがスムーズで、直線の伸びが優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

過去7戦走って複勝率は100%ですし、G2ローズSでは初重賞で快勝、G1秋華賞でも3着に好走しています。
ひとレース毎に力をつけていて、2000mの舞台も得意舞台です。
今走は初の古馬相手になりますが、能力は高いですし、引き続き好調なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:秋華賞(3着)

10/6 栗坂良 馬なり
52.8 38.5 25.2 12.4

今回の一週前追い切り:愛知杯

1/5 栗坂良 強め
51.3 37.0 23.8 11.7

今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは11.7秒の猛時計をマーク。
追われた反応は抜群で、全体時計も自己ベストを更新しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:秋華賞(3着)

10/13 栗坂良 馬なり
54.0 38.7 25.0 12.2

今回の最終追い切り:愛知杯

1/12 栗坂稍 馬なり
55.1 39.6 25.7 12.6

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
行きっぷりは抜群で、加速すると終い12.6秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは万全です。


マジックキャッスル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に調整されています。
プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。
レース直前は併せ馬を行うことが多く、本番にも影響される一週前追い切りや最終追い切りの動きには注意が必要ですよ。

近走は勝ちきれないレースが続きますが、G1でも安定した成績を残しています。
前走は15着に大敗しましたが、リズムも悪く体調も本調子じゃなかったとのこと。
当レースは昨年制した舞台ですし、今走も仕上がり万全なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中牝馬ステークス(15着)

10/6 美坂良 一杯
51.0 37.8 25.2 12.9

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、1.1秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:愛知杯

1/7 美南W重 馬なり
68.7 53.7 39.8 12.1 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のモーソンピークと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今走は馬なり中心の調教ですが、入念に乗り込まれて一週前追い切りで7本目。
重馬場でも力強いフットワークを見せていて、直線は12.1秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:府中牝馬ステークス(15着)

10/13 美坂稍 強め
52.6 38.0 24.4 12.2

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:愛知杯

1/12 美南W稍 強め
66.2 51.2 37.2 11.8 [4]

馬なりに追われた3歳1勝のロムネヤと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬にもあっさり追走同入できています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


マリアエレーナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、レース直前は栗東CWで追われることが多いです。
特に一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われ、実戦を意識した内容が多いので注目ですよ。
時計は出るタイプの馬ではありませんが、毎回直線は12秒前半の好時計を叩き出しています。

折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と見ていいでしょう。
近走はひとレース毎に力をつけていて、前走はオープン戦で初勝利を収めています。
今走は相手のレベルが上がりますが、今の勢いで更に良化が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟牝馬ステークス(1着)

10/14 栗CW良 一杯
85.0 67.8 52.9 38.7 12.3 [8]

今回の一週前追い切り:愛知杯

1/4 栗CW良 一杯
79.9 64.4 49.6 35.3 11.5 [5]

今週はビッシリ追われると、絶好の動きで全体時計は80秒を切る猛時計を叩き出しています。
追われた反応も抜群で、直線も11.5秒の力強い伸び脚。
自己ベストを大きく更新しており、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟牝馬ステークス(1着)

10/22 栗坂良 馬なり
63.8 46.1 29.3 14.0

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:愛知杯

1/11 栗CW稍 馬なり
71.0 54.4 38.4 11.2

今週は軽めの調教でしたが、加速すると直線は11.2秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週も一杯に追われて好時計を出していましたし、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。