マイラーズカップ2022 追い切り情報

マイラーズカップ2022 追い切り情報

マイラーズカップ2022 追い切り情報


4月24日(日)阪神芝1600m

エアファンディタ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われ、一週前追い切りか最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
全体時計は平凡ですが、馬なりでも直線は12秒台の時計を出しています。
結果は出ていますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけており、前走は休養明けでオープン戦を快勝しています。
今走は初重賞になりますが、阪神マイルは得意舞台です。
相手のレベルは上がりますが、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:洛陽ステークス(1着)

2/2 栗CW良 馬なり
83.8 67.2 52.5 37.4 11.7 [7]

一杯に追われた3歳1勝のバルムンクと併せて、内を1.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/13 栗CW良 一杯
96.8 79.9 65.7 51.2 36.7 11.3 [6]

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われましたが、絶好の動きで直線は11.3秒の力強い伸び脚を見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、全体時計はも優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:洛陽ステークス(1着)

2/9 栗坂良 一杯
53.2 38.8 24.9 12.6

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/20 栗坂良 馬なり
54.0 39.4 25.5 12.5

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
馬なりでも軽快なフットワークで、直線は12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、先週は栗東CWで6F80秒を切る猛時計を出しています。
折り合いはついていますし、仕上がりは万全です。


ホウオウアマゾン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われて、実戦を意識した調整が行われているので注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではないので、全体時計は平凡ですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

前走はG3東京新聞杯で12着に敗れましたが、2走前のG2阪神カップでは2着に好走しています。
マイルでは中々結果を残せていませんが、阪神コースは得意舞台です。
能力はある馬ですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京新聞杯(12着)

1/26 栗CW稍 一杯
82.6 66.9 51.8 37.3 11.6 [7]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のタイセイレーヴと併せて、内を1.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/13 栗CW良 一杯
95.0 79.0 64.6 50.7 36.5 11.5 [6]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のタイセイドリーマーと併せて、内を1.2秒追走して0.2秒先着しました。
今週は一杯に追われると、絶好の動きで自己ベストと同等の時計をマーク。
6F時計は80秒を切る猛時計をで、直線は11.5秒の力強い伸び脚を見せています。
併走馬も楽に圧倒していますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京新聞杯(12着)

2/2 栗CW良 馬なり
84.1 68.0 52.7 37.0 11.4 [6]

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のホウオウライジンと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/20 栗CW良 強め
84.5 68.2 52.6 37.1 11.3 [8]

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のミスターホワイトと併せて、内を0.5秒追走してクビ差先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、抜群の反応で終い11.3秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、併走馬を楽に圧倒しています。
先週は自己ベストと同等の時計を出していましたし、仕上がりは万全です。


レッドベルオーブ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りではしっかり先着しているので、最終追い切りで遅れていなければ特に問題はないでしょう。
馬なり中心の調教が多いですが、前走は馬なりでも終い11.8秒の好時計を叩き出しています。

直線は伸びるタイプの馬なので、今走も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
新馬戦では2着に敗れましたが、続く2戦は両方ともレコード勝ちです。
近走は不振が続きますが、前走は骨折明けで11ヶ月ぶりに使われましたし、ひと叩きした上積みはありそうです。
マイル戦は好走率が高い馬ですし、態勢が整えば今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:六甲ステークス(7着)

3/16 栗CW良 一杯
66.3 50.9 36.3 11.4 [6]

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のエイカイステラと併せて、外を0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイラーズカップ

4/14 栗CW良 馬なり
65.9 51.3 36.9 11.2 [6]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調教でしたが、前走時以上の動きで終い11.2秒の好時計をマーク。
フットワークも軽快で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
今週で一本目にはなりますが、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:六甲ステークス(7着)

3/24 栗CW稍 強め
64.1 49.5 35.9 11.5 [7]

最終追い切りは中井騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のキングインパクトと併せて、内を1.7秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイラーズカップ

4/20 栗CW良 強め
65.4 50.6 36.2 11.2 [5]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11.2秒の好時計をマーク。
2週連続で直線は11秒台の時計を叩き出しています。
ひと追い毎に状態は良化しており、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。