フローラステークス2022 追い切り情報

フローラステークス2022 追い切り情報

フローラステークス2022 追い切り情報


4月24日(日)東京芝2000m

パーソナルハイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、一週前追い切りか最終追い切りに意欲的に追われる傾向があります。
全体時計は4F52秒台の時計が多く、直線も12秒台前半の時計を叩きしています。
馬なり調教でもしっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

近走は不振が続いており、重賞レースではなかなか結果を残せていません。
それでもここ2戦はまずまずの動きを見せていますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
今走もどこまでやれるかといったところですが、上積みが見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(6着)

4/1 栗坂良 馬なり
52.3 38.0 24.6 12.1

今回の一週前追い切り:フローラステークス

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(6着)

4/6 栗坂良 馬なり
52.4 38.0 24.8 12.4

今回の最終追い切り:フローラステークス

4/20 栗坂良 馬なり
55.9 40.2 25.4 12.1

最終追い切りで一本目の調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いはスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


ラスール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、追走同入や先着が多いです。
遅れても遅れ以上に追走していれば心配はいらないです。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも直線は11秒台の時計を叩き出しています。
全体時計は平凡ですが、直線で力強い伸びを見せるようなら仕上がりは順調とみて良いでしょう。
シンザン記念では7着に敗れましたが、前走は3歳1勝クラスで2着に2馬身差をつけています。
相手のレベルは上がりますが、ひとレース毎に力をつけており、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

2/9 美南W良 馬なり
83.9 69.9 55.6 40.7 13.3 [8]

一週前追い切りは木幡育也騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:フローラステークス

4/14 美南W良 馬なり
68.6 53.2 38.5 11.9 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のセラフィナイトと併せて、外を0.3秒追走同入しました。
一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週で2本目の調教ですが、引き続き軽快なフットワークで終い11.9秒の好時計をマーク。
いつも通り11秒台の時計が出ていますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

2/16 美南芝良 馬なり
67.6 52.0 37.8 11.5 [2]

最終追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のレッドアヴニールと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:フローラステークス

4/20 美南W稍 強め
81.7 66.6 52.1 37.5 11.7 [5]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のスペシャルドラマと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.7秒の猛時計をマーク。
全体時計も自己ベストを更新していますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ルージュスティリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が3戦目のため、過去2戦から傾向を見ていきたいと思います。
普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
直線の伸びは毎回良好で、前走も一杯に追われると終い11秒台前半の時計を叩き出しています。

併走馬には遅れることがあり、前走も初重賞だったとはいえ、6着に敗れているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
前走はスタートでもたついてしまいましたが、勝ち馬とは0.4秒差とそこまで大きく能力に差を感じません。
ひとレース毎に確実にパワーアップしていますし、今走も仕上がり万全なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チューリップ賞(6着)

2/24 栗CW良 一杯
80.2 65.3 51.0 36.7 11.8 [6]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:フローラステークス

4/14 栗CW良 馬なり
82.8 68.0 53.0 37.3 11.2 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のアスクヴィヴァユーと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今走は馬なり中心に追われ、一週前追い切りで4本目の調教です。
行きっぷりは抜群で、加速すると直線は11.2秒の猛時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒していますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チューリップ賞(6着)

3/2 栗CW稍 一杯
68.8 52.4 36.7 11.0 [5]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のアスクドゥラメンテと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:フローラステークス

4/20 栗坂良 馬なり
55.8 39.5 24.9 12.0

先週に続いて今週も馬なりに追われています。
全体時計は平凡でしたが、行きっぷりは抜群で、加速すると終い12.0秒の好時計をマーク。
先週も良い動きを見せていましたし、今週も直線の伸びは優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。