福島牝馬ステークス2022 追い切り情報

福島牝馬ステークス2022 追い切り情報

福島牝馬ステークス2022 追い切り情報


4月23日(土)福島芝1800m

アブレイズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、二週前追い切りと一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りは軽めの調整が多いので、一週前追い切りの動きには特に注目ですよ。
併せ馬で気合いづけをすることもありますが、併走馬にはしっかり先着できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
直線は伸びるタイプの馬で、加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
大敗が続きましたが、前走のG3中山牝馬Sでは2着に好走しています。
状態は良化していますので、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(2着)

3/2 栗坂稍 強め
51.9 38.3 25.4 12.5

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/13 栗坂良 一杯
51.5 37.0 23.5 11.6

一週前追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると絶好の動きで、終い11.6秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、前走時以上に良い動きを見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(2着)

3/9 栗坂良 馬なり
51.8 37.7 24.6 12.4

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/20 栗坂良 馬なり
53.1 38.8 24.9 12.1

今週は軽めの調教でしたが、先週に続いて直線は鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
最終追い切りで10本目と乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


サンクテュエール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり同入できていれば心配はいらないでしょう。
最終追い切りは騎手が騎乗して感覚を確かめることが多く、最終追い切りの動きには注目です。

折り合いもついて、ラストも12秒台の好時計を叩き出していれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、前走は5着と掲示板内は確保できています。
牝馬戦はそこそこやれていますし、当レースも昨年3着した舞台なので、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都牝馬ステークス(5着)

2/9 美南W良 馬なり
82.2 66.8 52.5 38.8 12.5 [7]

馬なりに追われた古馬3勝のルナシオンと併せて、外を1.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/14 美南W良 馬なり
69.1 53.2 37.9 11.7 [4]

馬なりに追われた古馬3勝のバジオウと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今週は軽めに追われましたが、軽快な動きで終い11.7秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都牝馬ステークス(5着)

2/16 美南W稍 馬なり
82.4 66.9 52.2 38.1 12.2 [7]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のシハーブと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/20 美南W稍 馬なり
68.1 52.3 37.8 11.8 [4]

馬なりに追われた古馬3勝のバジオウと併せて、外を0.3秒先行同入しました。
いつも通り今週も馬なりに追われています。
引き続き軽快なフットワークで、全体時計は先週以上の時計をマーク。
行きっぷりは抜群で、加速すると直線は11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ルビーカサブランカ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは併せ馬で意欲的に追われる傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているのでそこまで気にする必要はなさそうです。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で12秒台の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけており、2走前は初重賞のG3愛知杯で見事快勝しています。
続く前走は6着に敗れましたが、そこまで大きく敗れていませんし、ハンデも増えたのも敗因の一つです。
安定した成績は残していますし、さらに良化が見込めるようなら今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中山牝馬ステークス(6着)

3/2 栗CW稍 一杯
85.9 69.8 54.3 38.4 11.3 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:福島牝馬ステークス

4/13 栗CW良 強め
84.9 68.2 52.5 37.0 11.3 [5]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のレベランスと併せて、内を0.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われて終い11.3秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、併走馬にもあっさり先着しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中山牝馬ステークス(6着)

3/9 栗坂良 馬なり
53.7 38.9 24.7 12.2

最終追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳オープンのプルパレイと併せて、1.1秒先行してアタマ差遅れました。

今回の最終追い切り:福島牝馬ステークス

4/20 栗坂良 馬なり
53.3 38.9 25.5 12.5

強めに追われた3歳未勝利のシャウビンダーと併せて、0.1秒先行して0.1秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
馬なりでも軽快なフットワークで、直線は12.5秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、先週以上の時計を叩き出しています。
最終追い切りで15本目と乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。