東京新聞杯2022 追い切り情報

東京新聞杯2022 追い切り情報

東京新聞杯2022 追い切り情報

2月6日(日)東京芝1600m

カラテ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬には遅れることも多いですが、追走分の遅れ程度であれば問題はなさそうです。
直線は失速する傾向ではありますが、毎回全体時計はかなり優秀です。

直線も12秒台前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
昨年から本格化して、G3でも安定した成績を残しています。
当レースは昨年制した舞台ですし、今年も万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ニューイヤーステークス(1着)

12/22 美坂良 馬なり
54.1 38.6 24.7 12.1

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/26 美坂稍 強め
53.0 38.2 24.7 12.4

今週は終い重点に追われると、ラストは12.4秒の好時計をマーク。
直線は若干失速していますが、普段通りの傾向ですし、12秒台の時計が出ていれば心配はいらないです。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、引き続き気配は良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ニューイヤーステークス(1着)

1/3 美坂良 一杯
52.4 38.1 25.0 12.4

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/2 美坂良 強め
52.3 37.4 24.4 12.1

今週も終い重点に追われる内容で、先週以上の動きを見せています。
追われた反応も抜群で、ラストは12.1秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上の数字を出していますし、調教の動きを見ても成長を感じます。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは万全です。


ファインルージュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われていて、強めに追うとしても一週前追い切りで行われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、実戦を意識した調整が多いので要チェックですよ。
併走馬には遅れることもありますが、直線は12秒台の鋭い伸び脚を見せることが多く、折り合いもスムーズです。

併走馬にもしっかり同入できていて、ラストで好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走も安定した成績を残しており、前走のG1秋華賞でも2着に好走しています。
マイルは実績がありますし、古馬相手でも態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:秋華賞(2着)

10/6 美南W良 馬なり
85.4 69.8 54.5 39.1 11.9 [3]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のスカイグルーヴと併せて、内を0.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/26 美南W稍 馬なり
84.9 68.3 52.9 38.0 11.7 [4]

強めに追われた古馬3勝のジュリオと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今走も馬なり中心に追われ、一週前追い切りで6本目の調教です。
行きっぷりも抜群で、加速すると直線は11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:秋華賞(2着)

10/13 美南W稍 馬なり
68.7 53.6 38.4 11.5 [4]

馬なりに追われた古馬オープンのダーリントンホールと併せて、内を0.1秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/2 美南W良 馬なり
85.5 68.9 53.7 38.8 11.6 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのダーリントンホールと併せて、外を0.8秒先行同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、抜群のいきっぷりで終い11.6秒の好時計をマーク。
併走馬には追いつかれた形ですが、同入できているので心配はいらないです。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


プリンスリターン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われ、毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りは強めに追われることが多いです。
攻め動くタイプの馬で、普段は一杯に追われて6F81秒台の時計を叩き出しています。
特に最終追い切りは、実戦を意識した調整が多いので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。

直線も12秒前半の時計が出ていて、折り合いもついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1NHKマイルカップ以降は不振が続いていましたが、昨年秋から本格化して、オープン戦で3連勝。
ひとレース毎に力をつけており、前走と同じ舞台なら重賞でも楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:キャピタルステークス(1着)

11/17 栗CW良 強め
80.7 65.1 50.9 38.2 12.3 [8]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのカリオストロと併せて、0.8秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:東京新聞杯

1/26 栗CW稍 強め
95.7 79.9 65.5 51.5 37.3 11.8 [5]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のソーマレイオウと併せて、外を2.2秒追走して0.1秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、絶好の動きで6Fは80秒を切る猛時計をマーク。
長めにやれているのも好感が持てますし、自己ベストを大きく更新。
直線も11.8秒の力強い伸び脚で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:キャピタルステークス(1着)

11/24 栗CW良 馬なり
86.3 68.8 52.5 38.4 12.2 [8]

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのカリオストロと併せて、外を1.7秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:東京新聞杯

2/2 栗CW良 馬なり
84.0 69.0 54.3 39.2 11.8 [5]

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のスキップと併せて、外を2.8秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
併走馬にもあっさり追走同入していますし、軽快なフットワークで直線は11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。