根岸ステークス2022 追い切り情報

根岸ステークス2022 追い切り情報

根岸ステークス2022 追い切り情報


1月30日(日)東京ダート1400m

ソリストサンダー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を馬なり中心に追われ、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りは軽めの調教が多いため、実戦を意識した内容が多い一週前追い切りの動きには注目ですよ。
比較的時計は出るタイプの馬ですが、意欲的に追われて6F82秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

直線の伸びも優秀で、失速ラップでも12秒台前半の時計なら心配はいらないです。
近走は地方競馬だけでなく、中央競馬でも好走しており、前走は武蔵野Sで2着に1馬身以上差をつけて快勝しています。
ひとレース毎に力をつけており、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:武蔵野ステークス(1着)

11/3 栗CW良 一杯
83.6 66.8 52.5 38.7 11.9 [9]

一週前追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/19 栗CW良 一杯
96.0 79.6 65.4 51.8 37.5 12.3 [9]

一週前追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
長めにやれているのも好感が持てますし、直線も12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:武蔵野ステークス(1着)

11/10 栗坂稍 馬なり
53.5 38.6 24.7 12.3

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/26 栗坂良 馬なり
55.2 40.2 24.7 12.1

先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
行きっぷりは抜群で、加速すると終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、先週と同様に直線の伸びは優秀です。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと見て良いでしょう。


タガノビューティー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで乗り込まれ、レース直前は坂路コース中心に追われています。
水曜追いは実戦を意識した調整が多く、併せ馬で強めに追われることが多いです。
特に本番の動きが反映される、一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですよ。

攻め動くタイプの馬ではなく、栗東坂路で強めに追われて全体時計は53秒台程度。
併走馬にも遅れを取っていますが、結果は出ているので特に心配はいりません。
ダートは安定して成績を残していて、得意の東京コースなら重賞でも改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ギャラクシーステークス(3着)

11/24 栗CW良 馬なり
91.1 74.2 58.0 42.5 13.0 [8]

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/19 栗CW良 一杯
81.5 66.8 52.6 38.1 12.6 [8]

馬なりに追われた3歳1勝のウインバグースと併せて、外を0.1秒先行同入しました。
併走馬に追いつかれた形ではありますが、全体時計はこの馬なりにまずまずの時計を出しています。
攻め動くタイプの馬ではありますが、時計自体は悪くないです。
ただ、先週の追い切りでも格下の併走馬に遅れているのは気がかりで、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ギャラクシーステークス(3着)

12/1 栗CW重 一杯
81.4 65.8 51.3 38.3 12.7 [7]

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/26 栗CW稍 強め
84.8 69.4 54.2 38.4 11.9 [9]

馬なりに追われた古馬2勝のグラウクスと併せて、外を0.2秒先行してアタマ差遅れました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.9秒の好時計をマーク。
ただ、全体時計はいつもと比べても平凡ですし、併走馬に遅れているのも気がかりです。
折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


テイエムサウスダン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東CWで追われることが多かったですが、近走は栗東坂路を中心に追われています。
坂路調教に変わってから成績も良化しましたし、引き続き坂路調教なら楽しみですね。
馬なり中心の調教が多いですが、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。

速い時計は出ないタイプの馬ではありますが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
毎回折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んでいれば押さえておきたい一頭です。
中央競馬では結果を残せていませんが、地方では安定した成績を残しています。
ひとレース毎に力はつけていますし、今走も万全に仕上がれば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:兵庫ゴールドトロフィー(1着)

12/9 栗坂良 一杯
54.7 39.0 24.9 12.3

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:根岸ステークス

1/19 栗坂良 一杯
53.8 38.3 24.2 11.7

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われ、ラストは11.7秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上で、折り合いがついているのも好感が持てます。
普段通りの調教過程で、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:兵庫ゴールドトロフィー(1着)

12/16 栗坂良 一杯
52.1 37.0 23.7 11.9

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:根岸ステークス

1/26 栗坂良 強め
54.9 39.2 24.6 11.7

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週はやや抑え目でしたが、力強い反応で直線は先週と同様に11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができているのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。