京成杯2022 追い切り情報

京成杯2022 追い切り情報

京成杯2022 追い切り情報


1月16日(日)中山芝2000m

アライバル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走で3戦目なので、過去2戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には同入が多いですが、遅れても前走のように好走はしているので、動き次第では注意が必要ですよ。

馬なりでも全体時計は優秀ですし、直線は12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
今走もしっかり加速ラップを刻んだ調教で、終い12秒台を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は2戦目でG3を2着と好走しており、入念に乗り込まれた今走も仕上がり万全なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟2歳ステークス(2着)

8/18 美南W稍 一杯
82.8 66.3 51.8 37.7 11.6 [5]

馬なりに追われた新馬のオレタチハツヨイと併せて、内を1.7秒追走して0.3秒遅れました。

今回の一週前追い切り:京成杯

1/6 美南W良 一杯
80.4 65.3 50.8 37.1 12.1 [4]

今週は終い重点に追われる内容で、自己ベストを更新。
追われた反応も抜群で、直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟2歳ステークス(2着)

8/25 美坂稍 一杯
52.2 38.3 25.5 12.9

今回の最終追い切り:京成杯

1/13 美南W良 馬なり
66.7 51.9 37.3 11.7 [4]

先週強めに追われた分、今週は軽めに追われています。
行きっぷりは抜群で、馬なりでもラストは11.7秒の好時計をマーク。
先週は自己ベストを更新していましたし、今週も全体時計は優秀です。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


オニャンコポン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしており、同入することが多いです。
遅れても結果は出ていますし、遅れ以上に追走してのものであれば心配はいらないでしょう。

全体時計は平凡ですが、直線は12秒台の時計を出すことが多く、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は初重賞で11着に大敗してしまいましたが、ひとレース毎に力をつけており、今走も万全に仕上がれば軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(11着)

12/15 美坂稍 一杯
52.1 38.7 - 13.6

馬なりに追われた新馬のルージュエピスと併せて、0.4秒追走して0.4秒遅れました。

今回の一週前追い切り:京成杯

1/10 美坂良 馬なり
52.9 37.9 24.7 12.4

馬なりに追われた新馬のアルゲンテウスと併せて、0.8秒先行同入しました。
今週で2本目の調教でしたが、軽快なフットワークで直線は12.4秒の好時計をマーク。
失速ラップではありますが、全体時計も52秒台の時計が出ていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(11着)

12/22 美南W良 馬なり
83.3 68.7 54.4 40.0 11.9 [7]

最終追い切りは菅原明良騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯

1/13 美坂良 強め
52.5 38.1 24.6 11.9

最終追い切りは菅原明良騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.9秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計も前走時以上の数字を出しており、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは良好です。


サンストックトン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
プール調教を併用しながら内容ですが、まだ若いので特に心配はいらないです。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、追走する形でも同入することが多いですし、遅れても格上相手であれば結果が出ています。

併走馬のレベルも考えて判断するのが良いでしょう。
近走は中々勝ちきれないレースが続きましたが、前走の未勝利戦で2着に2馬身差の圧勝を決めています。
ひとレース毎にパワーアップはしていますし、初重賞でどこまでやれるか楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳未勝利(1着)

11/17 美南W良 馬なり
86.2 70.1 54.8 39.1 11.9 [9]

馬なりに追われた古馬2勝のネバーゴーンアウトと併せて、外を1.2秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:京成杯

1/6 美南W良 馬なり
87.0 70.4 54.7 39.4 12.2 [9]

強めに追われた古馬2勝のシャドウセッションと併せて、外を0.9秒先行同入しました。
今週もサッと流す程度の調教でしたが、軽快な動きで直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳未勝利(1着)

11/24 美南W稍 馬なり
83.3 68.4 54.3 39.2 12.0 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのベストアクターと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京成杯

1/13 美南W良 強め
67.6 52.1 37.9 12.2 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のトロワシャルムと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀で、併走馬にもあっさり同入できています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。