エリザベス女王杯2021 追い切り情報

エリザベス女王杯2021 追い切り情報

エリザベス女王杯2021 追い切り情報


11月14日(日)阪神芝2200m

アカイトリノムスメ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には同入、先着をしているので、今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
馬なりでも加速力は十分で、最終追い切りは毎回好時計を叩き出しています。

直線の伸び脚も鋭く、ラストは12秒台の時計が出ていれば優秀です。
近走はG1でも安定した成績を残しており、前走もG1秋華賞を見事快勝しています。
ひとレース毎にパワーアップしており、今走も古馬相手でも仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:秋華賞(1着)

10/6 美南W良 一杯
64.9 50.8 37.0 11.4 [5]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のダノングロワールと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:エリザベス女王杯

11/4 美南W良 馬なり
68.4 52.3 37.7 11.6 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のフィアスプライドと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
一週前追い切りで2本目の調教でしたが、馬なりでも絶好の動きを見せています。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、直線は11.6秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:秋華賞(1着)

10/13 美南W稍 馬なり
68.6 53.1 38.0 11.8 [4]

馬なりに追われた古馬オープンのドナアトラエンテと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:エリザベス女王杯

11/10 美南W稍 馬なり
84.3 67.4 52.4 37.9 11.9 [6]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のミッキーパンチと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11秒台の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、長めにやれているのも好感が持てますし、折り合いもスムーズです。
前走時以上に良い動きを見せていますし、仕上がりは万全です。


ウインマリリン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心ですが、最終追い切りは強めに追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、遅れてなければ心配はいらないです。
時計は出る馬ではありませんが、いつも折り合いはついています。

一週前と最終追い切りは、しっかり加速ラップを刻んだ調整で、直線も12秒の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今年も重賞で安定した成績を残しており、秋も前走のG2オールカマーで2着に1馬身以上も差をつけて圧勝しています。
昨年は4着した舞台で適性も問題なさそうですし、ひと叩きした更に良化が見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オールカマー(1着)

9/15 美南W稍 強め
83.8 66.8 52.0 37.5 11.3 [8]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のアナンシエーションと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:エリザベス女王杯

11/3 美南W良 馬なり
67.4 52.4 37.5 12.1 [6]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのマイネルファンロンと併せて、内を0.7秒追走して0.3秒遅れました。
今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬には遅れましたが、かなり追走してのものなのでそこまで心配はいらないです。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オールカマー(1着)

9/22 美南W良 一杯
67.0 52.2 37.4 11.3 [8]

今回の最終追い切り:エリザベス女王杯

11/10 美南W稍 強め
69.0 53.9 38.6 11.5 [8]

今週は意欲的に追われると、力強い反応で直線は11.5秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは前走時と同様に優秀です。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったとみて良いでしょう。


ウインキートス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬にはいつも同入、先着していますし、今走も遅れるようなら注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線の伸びは優秀で、しっかり折り合いはついています。

馬なり調教でも終い12秒台の好時計を叩き出していて、加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
秋はG2札幌記念で9着に敗れましたが、続く前走のG2オールカマーでは1馬身半差をつけられたとはいえ、2着に好走できています。
芝2200は実績がありますし、距離適性は問題はないでしょう。
相手のレベルが上がるので、通用するかが鍵になりますが、叩いた上積みは見込めますし、今走も展開次第では注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オールカマー(2着)

9/15 美南W稍 馬なり
80.5 65.2 51.1 37.0 11.7 [9]

一週前追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:エリザベス女王杯

11/3 美南W良 強め
82.0 66.6 51.8 37.7 11.8 [9]

一週前追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のダブルスナッチと併せて、外を1.3秒追走して0.8秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、併走馬を楽に圧倒しています。
ひと追いごとに状態は良化しており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オールカマー(2着)

9/22 美南W良 馬なり
68.0 52.0 37.2 11.1 [8]

最終追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のアルーフクライと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:エリザベス女王杯

11/10 美南W稍 馬なり
81.0 66.3 52.5 38.4 11.9 [8]

最終追い切りは丹内騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
それでも絶好の動きを見せていて、全体時計も先週以上の時計をマーク。
直線も11.9秒の鋭い伸び脚で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


テルツェット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
また、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いので、一週前追い切りの動きには注目ですよ!
併走馬にはいつも同入できていますし、今走も遅れるようなら注意が必要です。

攻めは動くタイプの馬ではありませんが、しっかり加速ラップを刻んでいれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、今年は初重賞のG3ダービー卿CTで見事快勝しています。
G1ヴィクトリアマイルは大敗しましたが、前走のG3クイーンステークスではクビ差で勝利とG3レベルなら通用しますが、G1では今走も厳しいようには感じます。
ひと叩きしてどこまで良化が見込めるかにもよりますが、仕上がりも含めて取捨選択を決めたいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:クイーンステークス(1着)

7/21 函館W良 馬なり
67.4 52.3 38.4 12.7 [6]

一週前追い切りは井上敏樹騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のストリクトコードと併せて、内を同入しました。

今回の一週前追い切り:エリザベス女王杯

11/3 美南W良 一杯
85.9 69.1 53.5 38.4 11.7 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のフリューゲルホルンと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りで3本目の調教にはなりますが、今週は意欲的に追われています。
終い重点に追われる内容でしたが、ラストは11.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、折り合いはついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:クイーンステークス(1着)

7/28 函館W良 馬なり
69.8 54.4 39.3 12.5 [9]

今回の最終追い切り:エリザベス女王杯

11/10 美南W稍 馬なり
71.3 55.6 40.5 12.5 [9]

先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、直線は12秒台の好時計を叩き出しています。
馬なりでも直線の伸びは優秀ですし、折り合いもスムーズです。
いつもと比べるともの足りない感じはありますが、仕上がりは良好です。


レイパパレ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれています。
併せ馬で気合付けをすることが多く、レース直前ではしっかり同入先着しています。
今走も併せ馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

直線も12秒前半の時計が多く、折り合いもスムーズなら仕上がりは良好です。
まだ8戦とキャリアは浅いですが、G1大阪杯でも好走しているように能力はG1でも十分通用します。
前走は4着に敗れましたが、2走前には今走と同じ舞台のG1宝塚記念で3着に好走していますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オールカマー(4着)

9/15 栗坂稍 一杯
54.6 39.3 25.2 12.3

馬なりに追われた古馬オープンのライトウォーリアと併せて、0.1秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:エリザベス女王杯

11/3 栗坂良 一杯
53.0 38.4 25.0 12.5

一杯に追われた古馬2勝のタイキドミニオンと併せて、0.1秒追走して0.2秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着しており、いつも通りの調教ができています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オールカマー(4着)

9/22 栗坂良 一杯
53.0 38.4 24.7 12.1

馬なりに追われた古馬オープンのライトウォーリアと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:エリザベス女王杯

11/10 栗坂稍 強め
52.9 38.4 24.7 12.5

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのライトウォーリアと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
若干失速しているのは気になりますが、12秒台の時計ならこの馬なりに優秀です。
併走馬にも先着できていますし、仕上がりは良好とみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。