富士ステークス2021 追い切り情報

富士ステークス2021 追い切り情報

富士ステークス2021 追い切り情報


10月23日(土)東京芝1600m

ソングライン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には同入することが多いです。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、ウッドチップコースでは4F52秒前後の時計を叩き出しています。
直線の伸びも優秀で、しっかり加速ラップを刻むようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2走前はG1NHKマイルカップで2着に好走しており、前走のG3関屋記念では3着に好走しています。
勝ちきれないレースが続きますが、安定した成績を残しており、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:関屋記念(3着)

8/4 美南W良 馬なり
67.8 52.8 37.2 11.4 [8]

一杯に追われた古馬1勝のカーディナルと併せて、内を0.7秒追走同入しています。

今回の一週前追い切り:富士ステークス

10/13 美南W稍 馬なり
68.9 53.0 37.8 11.8 [8]

一杯に追われた古馬1勝のティケイプルメリアと併せて、内を0.5秒追走して0.4秒先着しました。
今走も馬なり中心の調教でしたが、一週前追い切りは終い11.8秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは優秀です。
併走馬にもあっさり先着しており、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
引き続き軽快な動きで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:関屋記念(3着)

8/11 美南W良 馬なり
84.7 67.9 53.0 37.8 11.5 [8]

一杯に追われた古馬2勝のヒイロメープルと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:富士ステークス

10/20 美南W稍 馬なり
68.4 52.7 37.7 11.9 [7]

馬なりに追われた2歳未勝利のウィンダミアと併せて、内を0.9秒追走して0.4秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、先週以上の動きを見せています。
直線も11.9秒の鋭い伸び脚で、併走馬にもあっさり先着しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


ダノンザキッド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは栗東CWで長めに調整されています。
栗東CWでは併せ馬で気合付けをしており、意欲的に追われる傾向があります。
そのため、好時計を出すことが多く、直線も11秒台の時計を叩き出しています。

比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、折り合いのついた調教で直線も12秒前後の伸びを見せるようなら仕上がりは良好と見ていいでしょう。
プール調教もまだ若いので特に心配はいらないですし、併走馬にもしっかり同入・先着できています。
前走のG1皐月賞では15着に大敗しましたが、2歳時はG1ホープフルSを快勝していますし、能力はある馬です。
近走はイマイチ能力を出しきれていませんが、上積みが見込めるようなら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(15着)

4/7 栗CW稍 馬なり
80.5 65.4 51.9 38.5 11.7 [8]

一杯に追われた3歳1勝のリアンクールと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:富士ステークス

10/13 栗CW良 一杯
79.6 64.4 50.4 36.9 11.6 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳1勝のフェズカズマと併せて、内を0.5秒追走して1.0秒先着しました。
今週はビッシリ追われる内容でしたが、絶好の動きで自己ベストと同等の時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.6秒の力強い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(15着)

4/14 栗CW稍 馬なり
85.9 69.3 53.7 39.2 11.9 [6]

今回の最終追い切り:富士ステークス

10/20 栗CW良 強め
82.6 66.4 51.1 37.0 11.6 [6]

今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.6秒の猛時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、今週も全体時計は優秀です。
先週は意欲的に追われて、自己ベストに近い時計を叩き出していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ラウダシオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めの調整が行われる傾向があります。
基本的に併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れをとりますが結果は出ているので、しっかり動いていれば特に心配はいらないです。
攻め動くタイプの馬で、ラストは12秒前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

重賞でも安定感のある馬ですが、近走は大敗もすることが多いです。
ハマれば3着以内に入りますが、負ける時は大きく負けるといった傾向ですね。
ただ、東京コースは得意な馬で、当レースも昨年2着に好走しています。
前走も大敗しましたが、ひと叩きした上積みは見込めますし、得意の舞台なら楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(13着)

9/1 栗CW良 一杯
78.4 63.2 49.5 36.7 11.6 [6]

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:富士ステークス

10/13 栗CW良 強め
83.3 66.5 51.9 38.4 11.9 [6]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われて終い11秒台の好時計をマーク。
全体時計は優秀ですが、攻め動くタイプの馬なので、この馬なりに平凡です。
折り合いはスムーズで、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(13着)

9/8 栗CW良 一杯
68.5 53.4 38.8 11.9 [6]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:富士ステークス

10/20 栗CW良 馬なり
89.7 72.3 56.6 41.5 12.8 [8]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、行きっぷりは抜群で、直線も12秒台の時計なら優秀です。
時計は出るタイプの馬なので、特筆するほどではありませんが、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ロータスランド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
一週前追い切りは併せ馬で気合付けを行うことが多く、いつも先着しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。
速い時計を出すタイプの馬ではありませんが、直線は12秒前半の鋭い伸び脚を見せる傾向があります。

いつも折り合いはついていますし、直線も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1阪神JFでは12着と力差を感じましたが、それ以降は前走の中京記念まで全て連対しており、ひとレース毎に力をつけています。
前走のG3関屋記念では、後続に1馬身以上も差をつける圧勝で、マイル戦はG2でも十分通用しそうです。
左回りも適性はありますし、昇級戦とはいえ、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:関屋記念(1着)

8/4 栗坂良 馬なり
53.4 38.4 24.8 12.1

今回の一週前追い切り:富士ステークス

10/13 栗坂良 馬なり
50.8 37.2 24.3 12.4

今走は馬なり中心に乗り込まれ、一週前追い切りで8本目の調教です。
フットワークは軽快で、全体時計も自己ベストを大きく更新。
直線は若干失速しましたが、終い12.4秒の時計なら優秀です。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調とみていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:関屋記念(1着)

8/11 栗坂良 馬なり
53.8 39.1 25.0 12.2

今回の最終追い切り:富士ステークス

10/20 栗坂良 馬なり
53.5 38.8 24.7 11.9

今週も馬なり調教でしたが、前走時以上の好時計をマーク。
行きっぷりも抜群で、直線は11.9秒の鋭い伸び脚を見せています。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週はしっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。