菊花賞2021 追い切り情報

菊花賞2021 追い切り情報

菊花賞2021 追い切り情報


10月24日(日)阪神芝3000m

アサマノイタズラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
馬なり中心の調教ですが、意欲的に追われるとしても一週前追い切りか最終追い切りが多いです。
毎回直線の伸びは優秀なので、意欲的に追われても直線の反応は要チェックですよ。

併走馬には遅れることもありますが、結果は出ていますので、しっかり動いていれば心配はいらないです。
折り合いがついていて、終い12秒台の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続いていましたが、前走のセントライト記念では一変して見事快勝しています。
前走が余裕残しての勝利でしたので、相手のレベルが上がる今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントライト記念(1着)

9/8 美南W良 馬なり
84.2 68.2 53.3 38.7 12.0 [8]

馬なりに追われた古馬オープンのマルターズディオサと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:菊花賞

10/13 美南W稍 一杯
68.8 52.7 37.7 11.6 [8]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのジュニパーベリーと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒遅れました。
一週前追い切りは一杯に追われて、直線はいつも通り好時計をマーク。
併走馬に遅れたのは気になりますが、かなり追走してのものなので心配はいらないです。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントライト記念(1着)

9/15 美南W稍 一杯
82.8 65.9 51.0 36.6 11.6 [8]

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのセダブリランテスと併せて、内を0.7秒追走して0.4秒遅れました。

今回の最終追い切り:菊花賞

10/20 美南W稍 馬なり
68.0 52.8 37.8 11.8 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のドゥラモンドと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
全体時計は先週以上の時計を出していますし、直線も11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
ひと追い毎に状態は良化しており、最終追い切りで仕上がったと考えて良いでしょう。


オーソクレース 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで併せ馬と気合付けをしていて、プール調教を併用しながら追われる傾向があります。
基本的に馬なり中心の調教が多いですが、一週前追い切りは強めに追われることも多いです。
併走馬には毎回同入できていますし、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配は要りません。
攻めは比較的動くタイプの馬で、ウッドチップなら4F52秒台の時計が出ていれば優秀です。
久々の前走は3着に敗れましたが、G1ホープフルSでは2着と重賞でも安定した成績を残しています。
実力はある馬ですし、ひと叩きして上積みが見込める今走も万全に仕上がれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントライト記念(3着)

9/8 美南W良 一杯
82.4 66.4 52.5 38.3 12.0 [8]

強めに追われた古馬オープンのバレッティと併せて、外を0.9秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:菊花賞

10/13 美南W稍 馬なり
84.6 68.5 53.3 38.7 12.5 [8]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のロスコフと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りで2本目の調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントライト記念(3着)

9/16 美南W良 一杯
83.3 67.0 52.6 38.2 12.0 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのサンダーブリッツと併せて、内を0.9秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:菊花賞

10/20 美南W稍 馬なり
85.2 69.2 53.8 38.7 11.8 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のグランオフィシエと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、騎手騎乗で併走馬を楽に圧倒しています。
全体時計は平凡でしたが、加速すると直線は11.8秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ステラヴェローチェ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走する形でもいつも先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
比較的時計は出るタイプの馬ですが、栗東CWなら6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

G1でも安定した成績を残しており、近走もG1皐月賞、G1日本ダービーで3着に好走しています。
休み明けの前走G2神戸新聞杯では、余裕残しで快勝しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:神戸新聞杯(1着)

9/16 栗CW良 一杯
80.2 64.6 50.4 37.6 12.6 [7]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのスワーヴアラミスと併せて、外を0.8秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:菊花賞

10/14 栗CW良 強め
82.3 65.6 51.2 38.5 11.9 [5]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のメガゴールドと併せて、外を0.6秒追走して1.1秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われて楽に好時計をマーク。
直線も力強い伸び脚で、併走馬を圧倒しています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:神戸新聞杯(1着)

9/22 栗坂良 一杯
50.2 36.8 23.9 12.0

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:菊花賞

10/20 栗坂良 馬なり
52.3 38.1 24.7 12.6

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のヴェローチェオロと併せて、0.9秒追走して0.2秒遅れました。
今週は軽めの調教でしたが、軽快な動きで全体時計は優秀です。
ただ、直線は失速していますし、併走馬に遅れを取ったのも気になります。
先週は意欲的に追われて良い動きだったので、仕上がりは順調と見て良いでしょう。


タイトルホルダー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われていますが、レース直前は美浦南Wで追われることが多いです。
馬なり中心ではありますが、ウッドチップでは好時計を出す傾向があるので要チェックです。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、格上相手でも追走同入できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台前半の時計なら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
G1皐月賞では2着に好走したものの、それ以降はなかなか結果を残せていません。
前走は進路がなく参考外の一戦とはいえ、距離延長となる今走も過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントライト記念(13着)

9/8 美南W良 馬なり
84.7 67.9 52.5 37.8 11.4 [7]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:菊花賞

10/14 美南W重 馬なり
97.1 81.1 66.3 51.4 37.0 11.7 [9]

今走も馬なり中心に追われています。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週は重馬場でも絶好の動きを見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、加速すると直線は11.7秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントライト記念(13着)

9/16 美南W良 馬なり
68.5 52.4 37.1 10.9 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:菊花賞

10/20 美坂稍 馬なり
52.6 38.6 25.1 12.7

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のダルムシュタットと併せて、1.2秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりでこの馬なりに全体時計は優秀です。
ただ、いつも折り合いがついている馬が、直線で失速しているのは気になります。
併走馬にはあっさり追走同入できていますし、仕上がりは順調とみて良いでしょう。


レッドジェネシス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東ポリトラックで追われ、水曜追いは栗東CWで気合付けを行うことが多いです。
また、プール調教を併用しながらの調整ですが、まだ若いので特に心配はいらないです。
傾向としては、一週前追い切りに栗東CWで意欲的に追われ、最終追い切りは芝コースやポリトラックで軽めに追われる傾向があります。

全体時計は平凡ですが、直線は毎回力強い脚捌きを見せています。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
休み明けは苦手な印象ですが、使った後のレースは強いので、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:神戸新聞杯(2着)

9/16 栗CW良 一杯
83.1 66.6 51.5 38.1 12.1 [7]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのジュンライトボルトと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:菊花賞

10/14 栗CW良 強め
98.7 82.0 66.3 51.8 38.6 12.0 [8]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのユーキャンスマイルと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり同入していますし、長めにやれているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:神戸新聞杯(2着)

9/22 栗芝良 馬なり
81.8 64.2 49.2 35.9 11.7 [3]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:菊花賞

10/20 栗CW良 馬なり
86.2 69.8 54.2 39.7 12.0 [6]

先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
それでもフットワークは軽快で、加速すると終い12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週は絶好の動きを見せていましたし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。