小倉記念2021 追い切り情報

小倉記念2021 追い切り情報

小倉記念2021 追い切り情報


8月15日(日)小倉芝2000m

アールスター 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
一週前追い切りは併せ馬で気合付けをすることも多く、実戦を意識した内容が多いです。
併走馬には遅れることもありますが、かなり追走してのものであれば特に心配は入りません。

比較的時計は出るタイプの馬で、折り合いがついていて、終い12秒前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、小倉のG3ならまだ十分戦えていますし、昨年は当レースを制しています。
ひと叩きした上積みは見込めますし、得意の舞台なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:七夕賞(11着)

6/30 栗CW良 一杯
81.8 65.0 49.9 37.3 12.3 [7]

一週前追い切りは長岡騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のベレヌスと併せて、外を0.8秒先行してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/4 栗CW良 一杯
82.6 66.2 51.5 37.4 12.3 [9]

一週前追い切りは長岡騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り一週前追い切りは意欲的に追われ、終い12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計はこの馬なりに平凡ですが、外コースを回ってこの時計なら優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:七夕賞(11着)

7/7 栗坂良 強め
54.0 38.6 24.5 12.1

最終追い切りは長岡騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/11 栗坂良 一杯
52.6 37.6 24.2 12.2

最終追い切りは長岡騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のタイセイエピソードと併せて、0.7秒追走して0.4秒先着しました。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で併走馬を圧倒しています。
直線は若干失速しましたが、12.2秒なら優秀です。
先週は好時計を叩き出していましたし、仕上がりは良好です。


ヴェロックス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWコースで追われることが多く、一週前追い切りと最終追い切りは長めにやれています。
ラストは鋭い伸び脚を使う馬で、攻めの調教で終い11秒台の好時計を出していれば仕上がり順調とみて良いでしょう。
特に好時計を出してくる一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

折り合いはいつもついているので、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調整ができていれば軽視禁物です。
ただ、テンションが高い馬なので、本番の落ち着きによっては注意が必要です。
近走は不振が続きますが、前走はG3エプソムカップで4着に好走していますし、G3ならまだ能力は通用しそうです。
ひと叩きして上積みが見込めるようなら、今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(4着)

6/3 栗坂良 馬なり
52.9 38.2 24.5 11.9

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのレッドヴェイロンと併せて、1.0秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/4 栗坂良 馬なり
53.8 37.7 23.8 11.8

一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のカイザーバローズと併せて、0.2秒追走して0.6秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11.8秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(4着)

6/9 栗坂良 馬なり
54.3 38.8 24.8 12.3

今回の最終追い切り:小倉記念

8/11 栗坂良 強め
55.8 39.6 24.8 12.0

今週は終い重点に追われる内容でしたが、力強い反応でラストは12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、2週とも直線は鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


ショウナンバルディ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、一週前追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りは軽めの調教が多く、そこでも軽快な動きを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
早い時計は出るタイプの馬ではありませんが、いつも直線は12秒台の時計を叩き出しています。

折り合いもスムーズなら軽視は禁物ですよ。
ひとレース毎に力をつけていて、G3でも安定した成績を残しています。
今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:七夕賞(3着)

6/30 栗坂良 一杯
53.3 39.1 24.9 12.3

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/4 栗坂良 馬なり
51.4 37.9 24.7 12.4

一週前追い切りで6本目の調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
直線は若干失速しましたが、12.4秒なら優秀です。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:七夕賞(3着)

7/7 栗坂良 馬なり
55.2 39.4 25.2 12.1

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/11 栗坂良 馬なり
55.3 41.0 26.2 12.6

今週も軽めの調教でしたが、引き続き軽快なフットワークを見せています。
いきっぷりも抜群で、加速すると終い12.6秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、先週は自己ベストを出しているので、心配はいらないです。
折り合いもついていますし、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ヒュミドール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wと美浦坂路で馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
また、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかは意欲的に追われる傾向があります。
強めに追われて好時計を出すようなら要チェックですよ!

直線は毎回12秒台の時計が多く、折り合いのついた調教ができています。
今走も併走馬に先着して、しっかり加速ラップを刻んでいるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
重賞レースでは中々結果を残せていませんが、前走時は状態も良化していましたし、今走も更に良化が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(6着)

6/2 美南W良 馬なり
66.5 52.2 38.6 12.8 [6]

一週前追い切りは高野和馬騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のシークレットギアと併せて、内を1.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/4 美南W良 強め
69.2 52.8 38.3 11.9 [8]

馬なりに追われた古馬1勝のラデツキーと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われると、ラストは11.9秒の好時計をマーク。
前走時以上の動きで、併走馬にもあっさり追走同入できています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(6着)

6/9 美南W稍 馬なり
68.8 53.8 39.0 12.0 [9]

今回の最終追い切り:小倉記念

8/11 小倉芝良 馬なり
71.6 55.3 40.6 12.0 [8]

一杯に追われた新馬のカシノリバイアサンと併せて、外を0.6秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
時計の出やすい芝コースではありましたが、加速すると終い12.0秒の好時計をマーク。
併走馬にも楽に先着していますし、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。


ファルコニア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りは栗東CWで追われる傾向があります。
また、水曜追いは意欲的に追われ、併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れをとることもありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、実戦を意識した調教で好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は安定した成績を残していて、前走のG3エプソムカップでは3着に好走しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(3着)

6/2 栗坂良 一杯
53.9 38.9 25.1 12.3

馬なりに追われた新馬のハギノモーリスと併せて、0.6秒先行して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/4 栗坂良 一杯
51.3 37.4 24.5 12.4

一杯に追われた古馬2勝のカーテンコールと併せて、0.4秒先行同入しました。
今週はビッシリ追われましたが、全体時計は自己ベストを更新。
追われた反応も良好で、若干失速しましたが、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもしっかり同入できていますし、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エプソムカップ(3着)

6/9 栗坂良 一杯
52.6 38.7 25.0 12.2

今回の最終追い切り:小倉記念

8/11 栗坂良 一杯
53.1 38.7 24.6 12.0

今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
普段と比べると全体時計は平凡ですが、直線の伸びは優秀です。
先週は自己ベストを更新していますし、失速ラップだった一週前追い切りに対して、今週はしっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。