プロキオンステークス2021 追い切り情報

プロキオンステークス2021 追い切り情報

プロキオンステークス2021 追い切り情報


7月11日(日)小倉ダート1700m

ウェスタールンド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いていない時は馬なり調教が多いですが、基本的には一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教が施されています。
攻めの調教ではしっかり加速ラップを刻んでいて、ラストも12秒台の好時計をマークしているなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
直線では良い脚を使える馬なので、調教でも終いの動きには注意が必要ですよ。

去勢もされましたが、ダートに転向してからの成績は良好で、2018年にはG1チャンピオンズカップで2着に好走しています。
近走も安定した成績を残しており、前走の東京大賞典でも勝ち馬と0.1秒差の3着です。
半年ぶりの出走にはなりますが、今走も態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京大賞典(3着)

12/16 栗坂良 一杯
53.8 39.1 25.2 12.8

今回の一週前追い切り:みやこステークス

6/30 栗坂良 一杯
53.7 39.2 25.3 12.4

いつも通り今週はビッシリ追われると、直線は12.4秒の好時計をマーク。
前走時と比べても時計は出ていますし、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができているのは好感が持てます。
先週もビッシリ追われていますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京大賞典(3着)

12/23 栗坂良 一杯
53.8 39.6 25.8 12.9

今回の最終追い切り:プロキオンステークス

7/7 栗坂良 強め
53.1 39.0 25.4 12.4

今週はやや抑え目でしたが、先週以上に良い動きを見せています。
追われた反応も良好で、ラストは12.4秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に状態も良化しており、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。


サンライズホープ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われており、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
併せ馬で気合付けをすることも多く、いつも先着しているので、遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、プール調教を併用していますが、結果は出ていますし、特に心配はいりません。

直線は若干失速する傾向はありますが、全体時計も優秀ですし、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
重賞レースは3歳時に一度だけ出走しており、8着に敗れましたが、近走はひとレース毎に力をつけていて、ついに本格化した印象です。
前走もオープン戦で2着に2馬身以上も差をつけて圧勝しており、ひと叩きして更に上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:三宮ステークス(1着)

6/2 栗坂良 一杯
53.2 38.1 24.5 12.6

一杯に追われた古馬3勝のシャイニーゲールと併せて、0.6秒先行して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:プロキオンステークス

7/1 栗坂重 一杯
52.0 37.2 23.7 12.0

今週はビッシリ追われると、力強い反応で4F52.0秒の好時計をマーク。
比較的時計は出るタイプの馬ではありますが、重馬場でこの時計なら優秀です。
直線もこの馬なりに好時計で、失速ラップは普段の傾向なので特に心配はいらないです。
いつも通りプール調教を併用しながら、乗り込まれていますし、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:三宮ステークス(1着)

6/9 栗坂良 強め
51.6 37.3 24.5 12.5

一杯に追われた古馬2勝のシルバークレインと併せて、0.9秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:プロキオンステークス

7/7 栗CW良 馬なり
81.5 67.0 52.4 38.0 11.6 [7]

最終追い切りは川須騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のプリマヴィスタと併せて、内を2.5秒追走して0.2秒先着しました。
今週も軽めの調教でしたが、絶好の動きで併走馬を楽に圧倒しています。
行きっぷりも抜群で、加速すると直線は11.6秒の好時計をマーク。
2週連続で終い11秒台の時計を出しているのも好感が持てますし、時計は出るタイプの馬とはいえ全体時計も優秀です。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ダノンスプレンダー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はプール調教を併用しながら、栗東坂路を中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
一週前追い切りでは併走馬に遅れる傾向がありますが、最終追い切りでは同入、先着ができているので、最終追い切りでも遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

そこまで速い時計を出すタイプの馬ではありませんが、直線は毎回鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
重賞レースでは中々結果を残せていませんが、G3では2戦中2戦とも4着には好走できています。
3着以内に入るのは時間の問題だと思いますし、前走時よりも更に良化が見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンタレスステークス(4着)

4/8 栗坂良 一杯
52.9 38.1 24.3 12.1

一週前追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のダノンアレーと併せて、0.8秒追走してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:プロキオンステークス

6/30 栗坂良 一杯
52.4 37.9 24.8 12.4

馬なりに追われた古馬オープンのメイショウウズマサと併せて、0.6秒追走してクビ差遅れました。
いつも通り今週は一杯に追われましたが、前走時以上に良い動きを見せています。
併走馬には遅れをとりましたが、一週前追い切りではいつも通りの傾向ですし、0.6秒追走してのものなので特に心配はいらないです。
追われた反応も良好で、直線は12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンタレスステークス(4着)

4/14 栗坂稍 馬なり
53.9 39.2 25.3 12.6

最終追い切りは斎藤騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のカレングロリアーレと併せて、0.7秒先行してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:プロキオンステークス

7/7 栗坂良 強め
57.1 41.4 26.6 12.8

今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われて終い12.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
加速ラップを刻んだ調教ができているのも好感が持てますが、全体時計はいつもと比べて平凡です。
ただ、乗り込み量は十分ですし、先週は良い動きを見せていたので、仕上がりは良好と見て良いでしょう。


ワイドファラオ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りに強めの調教が施されることが多いです。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合い付けを行なっており、遅れや先行同入はありますが、普段通り動いていれば特に心配はいりません。
実戦を意識した調教が行われる一週前追い切りの動きには注目ですよ。

最終追い切りは軽めの調教が多いですが、折り合いのついた調教ができていれば、仕上がり良好と考えて良いでしょう。
中央競馬では中々結果を残せていませんが、地方競馬ではかしわ記念を制した実績があります。
人気すぎるなら危険な馬にはなりますが、能力はあると思いますので、G3なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:さきたま杯(3着)

5/26 栗CW良 一杯
71.0 53.9 39.0 11.8 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のサヴォワールエメと併せて、内を0.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:プロキオンステークス

6/30 栗CW良 強め
70.5 55.3 40.7 12.3 [8]

強めに追われた古馬2勝のスマートアリエルと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、直線は12.3秒の好時計をマーク。
全体時計は前走時よりも速い数字を出していますし、併走馬に同入できているのも好感が持てます。
大きな上積みは感じませんが、折り合いもスムーズで、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:さきたま杯(3着)

5/30 栗坂良 一杯
55.4 40.0 25.7 12.4

今回の最終追い切り:プロキオンステークス

7/7 栗坂良 馬なり
54.0 38.9 24.8 12.2

今週は軽めに流した程度の調教でしたが、軽快なフットワークで終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、この馬なりに優秀です。
前走時と比べても良化が見込めますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。