七夕賞2021 追い切り情報

七夕賞2021 追い切り情報

七夕賞2021 追い切り情報


7月11日(日)福島芝2000m

ヴァンケドミンゴ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に乗り込まれ、最終追い切りは栗東CWで追われています。
一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われる傾向があり、特に最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した内容が多いので要チェックです。
併走馬に遅れたレースは好走率が下がるので、格上でも併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、折り合いがついて終い12秒前後の時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
近走は不振が続きますが、当レースは昨年3着した舞台です。
福島コースは過去6戦走って全て3着以内に好走できていますし、コース替わりはプラス材料です。
近走の内容からはあまり好走するイメージはありませんが、今走も仕上がり万全なら押さえには入れておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:福島民報杯(13着)

4/7 栗坂良 一杯
53.8 39.3 25.4 12.7

一杯に追われた古馬オープンのロードゴラッソと併せて、0.3秒追走して0.3秒遅れました。

今回の一週前追い切り:七夕賞

6/30 栗CW良 一杯
81.9 64.6 50.0 36.7 12.2 [5]

一週前追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のプレイイットサムと併せて、内を1.1秒追走して0.6秒先着しました。
いつも通り今週はビッシリ追われましたが、全体時計も優秀で直線は12.2秒の力強い伸び脚を見せています。
比較的時計は出るタイプの馬ではありますが、併走馬にあっさり先着できているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:福島民報杯(13着)

4/14 栗CW稍 一杯
64.9 49.7 36.2 11.7 [3]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のロードリバーサルと併せて、内を1.1秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/7 栗CW良 馬なり
83.6 67.7 53.2 40.1 12.0 [9]

最終追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計はこの馬なりに平凡でしたが、軽快なフットワークで直線は12.0秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


クレッシェンドラヴ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南ウッドチップコースを中心に乗り込まれ、馬なり調教のみで調整されることが多いです。
負荷をかける時は一週前追い切りと最終追い切りでビッシリ追われ、併せ馬で気合い付けをしています。
時計は4Fで52秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

近走は大敗が続きますが、3戦ともG1でのレースとなります。
当レースは昨年制した舞台でもありますし、G2オールカマーでも4着に好走しています。
能力はある馬ですし、今回相手関係が楽になるので、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(11着)

3/24 美南W稍 馬なり
66.2 52.0 37.9 12.7 [7]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のスズノアリュールと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:七夕賞

6/30 美南W稍 馬なり
80.2 63.7 49.8 37.2 12.3 [7]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで加速すると終い12.3秒の好時計をマーク。
抜群の行きっぷりで、全体時計も80.2秒とかなり優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(11着)

3/31 美南W良 馬なり
67.7 53.9 39.8 12.3 [9]

強めに追われた3歳オープンのソングラインと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/7 美南W稍 馬なり
67.3 52.0 38.7 11.6 [9]

今週もサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11.6秒の猛時計をマーク。
先週も良い動きを見せていましたが、今週も前走時以上の動きを見せています。
外コースを回ってこの時計なら優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ディアスティマ 追い切り評価:未定⇒出走回避

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
また、水曜と日曜に併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れることもありますが、レース直前には同入、先着ができているので、一週前追い切りや最終追い切りで遅れていなければ心配はいらないでしょう。

攻め動くタイプの馬ではなく、意欲的に追われても全体時計は4F53秒台ということも多いです。
ただ、直線も12秒台の時計が出ていて、折り合いもついているレースでは好成績を残しているので、今走もしっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走はG1天皇賞春で6着に敗れましたが、実力馬相手に十分やれていますし、実績のある2000mで相手関係も楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(6着)

4/21 栗坂良 一杯
54.1 39.7 26.0 12.8

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:七夕賞

一週前追い切りは行われていませんでした。


トーラスジェミニ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で入念に乗り込まれています。
一週前追い切りで強めに追われることが多く、最終追い切りは軽めに調整される傾向があります。
また、レース間隔が短い時は軽めの調整が多いですね。

時計は出るタイプの馬ではありませんが、速い時計を出す時は結果を残しています。
また、失速ラップも多いですが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
重賞では中々結果を残せていませんが、前走はG1安田記念で5着に好走しています。
2000mは少し長いのかもしれないですが、実力馬相手に好走できたのは好感が持てますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(5着)

5/26 美南W良 馬なり
67.4 52.8 38.8 12.1 [9]

強めに追われた古馬3勝のシャチと併せて、外を0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:七夕賞

6/30 美南W稍 強め
71.1 54.8 40.4 12.0 [7]

今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
折り合い重点に追われ、全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは優秀ですね。
折り合いもついていますし、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(5着)

6/2 美南W良 馬なり
69.5 53.7 39.0 11.7 [9]

一杯に追われた古馬2勝のインナーアリュールと併せて、外を2.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/7 美南W稍 馬なり
70.4 54.4 40.2 12.0 [8]

今週はサッと流す程度の調教でしたが、直線は強めに追われた先週と同じ12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も先週以上に速い数字を出していますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
折り合いもスムーズで、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。


マウントゴールド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
併走馬には遅れをとることも多いですが、結果は出ているのでしっかり動いていれば心配はいらないです。
また、水曜追いは意欲的に追われる傾向があり、直線は毎回12秒前半の好時計を叩き出しています。

そこまで速い時計を出す馬ではありませんが、意欲的に追われて終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きましたが、前走は58kgの斤量を背負うハンデでも見事快勝しています。
今走は相手のレベルが上がりますが、芝2000mは実績がありますし、ひと叩きした上積みが見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:都大路ステークス(1着)

5/6 栗CW稍 強め
82.4 67.5 52.8 38.3 11.6 [7]

一週前追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のシルヴァーソニックと併せて、内を0.8秒追走してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:七夕賞

7/1 栗CW不 一杯
82.6 66.7 51.8 38.7 11.6 [8]

いつも通り今週は一杯に追われる内容でしたが、力強い反応で直線は11.6秒の好時計をマーク。
不良馬場でも絶好の動きを見せており、全体時計もこの馬なりに優秀です。
3週連続で意欲的にやれていますし、前走時の疲れも感じません。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:都大路ステークス(1着)

5/12 栗CW良 一杯
53.2 38.9 12.0 [8]

一杯に追われた3歳1勝のソウルラッシュと併せて、外を0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:七夕賞

7/7 栗CW良 馬なり
54.1 39.0 12.5 [6]

先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
短めの調教でしたが、フットワークは軽快で終い12.5秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。