阪神大賞典2021 追い切り情報

阪神大賞典2021 追い切り情報

阪神大賞典2021 追い切り情報


3月21日(日)阪神芝3000m

アリストテレス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に調整されていて、水曜追いは騎手騎乗で実戦を意識した調整が多いです。
特に一週前追い切りは強めに追われることが多く、早い時計も出してくるので要チェックですよ。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていますが、併走馬に遅れることも多い傾向があります。

結果は出ているので、併走馬に遅れていても、しっかり時計を出すようなら心配はいらないです。
折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
中々決め手に欠ける馬ではありますが、連対率も高いですし、初古馬相手となる前走のG2AJCCでも難なく快勝しています。
菊花賞の実績からも距離延長は問題ないと思いますし、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(1着)

1/14 栗CW良 一杯
82.9 67.0 52.0 38.7 12.4 [7]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のピノクルと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/10 栗CW良 強め
83.0 67.5 53.3 39.1 12.3 [7]

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のビーマイオーシャンと併せて、内を0.7秒追走してクビ差先着しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、反応は抜群で終い12.3秒の好時計を叩き出しています。
併走場にもあっさり先着していますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
ひと追いごとに動きは良化しており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:AJCC(1着)

1/20 栗CW良 一杯
81.2 65.1 51.2 38.6 13.2 [6]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のピノクルと併せて、外を0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/17 栗CW良 馬なり
82.9 66.0 51.7 38.0 12.3 [8]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサイクロトロンと併せて、外を0.4秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、終い強めに追われた先週よりも好時計を叩き出しています。
直線も同等の伸び脚で、併走馬にもあっさり先着。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは万全です。


ショウリュウイクゾ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われることが多いですが、最終追い切りは栗東坂路で追われる傾向があります。
水曜追いは意欲的に追われる傾向で、比較的一週前追い切りに騎手騎乗で実戦を意識した調整が行われることが多いです。
直線の伸びも鋭く、本番の動きにも反映されるので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。

いつも折り合いはついていますし、加速ラップを刻んで終い12秒台前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
久々の前走は初めてのG2挑戦にも関わらず、2着に1馬身以上差をつけて快勝しています。
ひと叩きして上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経新春杯(1着)

1/7 栗CW良 一杯
80.4 64.4 50.4 37.4 12.2 [7]

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/10 栗CW良 一杯
80.5 65.2 50.7 37.6 12.0 [7]

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週は実戦を意識した内容で、一杯に追われて絶好の動きを見せています。
全体時計は自己ベストと同等の時計ですし、追われた反応は抜群で終い12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経新春杯(1着)

1/14 栗坂良 一杯
51.8 38.2 24.5 12.2

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/17 栗坂良 一杯
51.1 37.5 24.3 12.1

今週は坂路で一杯に追われると、力強い反応で自己ベストを更新しています。
直線も12.1秒と鋭い伸び脚で、折り合いがついているのも好感が持てます。
3週連続で意欲的にやれており、態勢は整ったと見て良いでしょう。
前走時よりも良化を感じますし、今走も軽視は禁物ですよ。


ダンスディライト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で意欲的に追われる傾向があります。
一週前追い切りで併走馬に遅れたレースでは、好走率が下がりますが、最終追い切りは遅れても結果は出ています。
実戦を意識した調整が行われる一週前追い切りの動きには注目ですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、いつもは終い12秒台の時計を出しています。
終い13秒台で失速ラップもありますが、比較的好走率は低いので、折り合い面もチェックしておきましょう。
前走は初重賞で6着に敗れましたが、勝った馬と0.3秒差とそこまで差はなかったと思いますし、叩いて上積みが見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都記念(6着)

2/3 栗CW重 一杯
80.8 65.5 51.2 38.5 12.4 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のグランメテオールと併せて、内を0.8秒追走して1.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/10 栗CW良 一杯
84.4 68.5 53.2 39.3 12.8 [8]

強めに追われた3歳オープンのヴィゴーレと併せて、外を同入しました。
いつも通り今週は一杯に追われると、力強い反応で終い12.8秒の好時計を叩き出しています。
全体時計はこの馬なりに平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
また、先週は併走馬に遅れを取りましたが、今週はしっかり同入できていますし、ひと追いごとに良化が見込めます。
乗り込み量は少ないですが、2週連続で意欲的にやれていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都記念(6着)

2/10 栗CW良 強め
84.6 68.5 53.4 39.8 12.5 [7]

馬なりに追われた3歳1勝のヴィゴーレと併せて、内を0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/17 栗CW良 一杯
83.8 68.0 53.0 39.3 12.4 [7]

今週も意欲的に追われましたが、先週以上に良い動きを見せています。
追われた反応も良化していて、直線は12.4秒の好時計をマーク。
折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追いごとに状態は良化していますし、引き続き好調と見て良いでしょう。


ユーキャンスマイル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は併せ馬で気合付けをすることが多く、水曜追いは強めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、一週前追い切りや最終追い切りの攻めの調教で、全体時計81秒前後の好時計を出している時は好成績を残しています。
そのため、意欲的に追われる一週前追い切りや最終追い切りの動きには注目ですよ。

そして、加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり先着していれば心配はいりません。
近走は不振が続きますが、昨年は当レースで見事快勝しています。
長距離は得意な馬ですし、今年も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(11着)

12/16 栗CW良 強め
82.8 67.0 51.8 37.7 11.7 [6]

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のアドマイヤポラリスと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神大賞典

3/11 栗CW良 一杯
98.8 82.9 66.6 51.9 38.3 12.3 [6]

一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのワールドプレミアと併せて、内を追走して0.6秒先着しました。
今走もプール調教を併用しながら入念に乗り込まれ、今週は意欲的に追われています。
追われた反応も良好で、直線は12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(11着)

12/23 栗坂良 強め
54.4 39.2 25.2 12.5

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のアドマイヤミモザと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神大賞典

3/17 栗CW良 馬なり
82.4 66.8 52.0 38.4 12.4 [7]

最終追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのアドマイヤビルゴと併せて、内を0.8秒追走してアタマ差先着しました。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで好時計を叩き出しています。
加速すると終い12.4秒の鋭い伸び脚で、併走馬にもあっさり先着。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。