阪急杯2021 追い切り情報

阪急杯2021 追い切り情報

阪急杯2021 追い切り情報


2月28日(日)阪神芝1400m

インディチャンプ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合い付けをしていて、併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで全体時計51秒台の好時計を叩き出していれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
調教では終いが遅くなる傾向はありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

当レースは昨年4着した舞台ですが、レース毎に力をつけていて昨年は安田記念3着、マイルCS2着とG1レースでも安定した成績を残しています。
ベスト距離はマイルだとは思いますが、前走の阪神カップでも3着したように芝1400mでも問題はなさそうです。
今年も入念に乗り込まれて、万全に態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神カップ(3着)

12/16 栗坂良 馬なり
51.4 38.0 24.4 12.2

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のデルマカトリーナと併せて、0.1秒追走して1.9秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪急杯

2/17 栗坂重 一杯
51.7 38.0 24.7 12.3

強めに追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒追走して0.1秒遅れました。
今週はビッシリ追われる内容で、4F51秒台の好時計をマーク。
直線も12.3秒と鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています
併走馬には遅れを取りましたが、追走した分を考えるとそこまで心配はいらないです。
先週も全体時計は優秀でしたし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神カップ(3着)

12/23 栗坂良 一杯
51.5 37.4 24.5 12.6

馬なりに追われた古馬2勝のミッキーバディーラと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪急杯

2/24 栗坂良 一杯
50.8 37.6 24.9 13.0

馬なりに追われた古馬3勝のファンタジステラと併せて、0.3秒追走して0.3秒遅れました。
今週も一杯に追われて先週以上に好時計を出していますが、直線は13.0秒とイマイチです。
併走馬にも遅れを取りましたし、失速ラップなのは気がかりですね。
乗り込みは十分で仕上がりは順調そうですが、過信しすぎるのは注意しておいた方がいいでしょう。


カツジ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われることが多く、間隔が空いている時は2週前追い切りから水曜追いはビッシリ追われています。
比較的時計は出る馬で、一杯に追われて80秒台の好時計を出していれば優秀です。
また、直線で11秒台の時計を出しているレースは好成績を残しているので、全体時計とラストの伸び脚は要チェックですよ。

前走は17着に敗れましたが、2走前はG2スワンステークスで見事快勝しています。
休養明けにはなりますが、2走前に同距離で成績を残しているのはプラス材料です。
相手関係も楽になりますし、今走も仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(17着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:阪急杯

2/18 栗CW稍 一杯
82.1 66.0 51.3 38.3 11.9 [8]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週は一杯に追われて絶好の動きを見せています。
追われた反応は抜群で、加速すると終い11.9秒の猛時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますので、この馬なりに時計は平凡ではありますが、折り合いもスムーズで仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(17着)

11/18 栗CW良 一杯
81.5 65.8 51.5 37.8 11.7 [9]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪急杯

2/24 栗CW良 馬なり
82.0 65.5 50.6 37.3 12.0 [7]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のヤマカツパトリシアと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、ビッシリ追われた先週以上に良い動きを見せています。
抜群の行きっぷりで、加速すると直線は12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は優秀ですし、折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ダノンファンタジー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コース中心に調教しており、一週前追い切りか最終追い切りにウッドチップコースで攻めの調教が行われる傾向があります。
基本馬なり調教ですが、時計を出す調教では終い11秒台の好時計を叩き出しており、ラスト1Fの動きは要チェックですよ。
ラストもしっかり伸びていて、加速ラップを刻んでいるようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

ローズS以降は全く馬券内に絡めていませんでしたが、前走の阪神カップは2着に1馬身以上差をつける圧勝。
元々安定感はありましたし、やっと結果が出たという印象です。
芝1400mでは2戦2勝の得意距離でもありますし、相手関係も楽になる今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神カップ(1着)

12/16 栗CW良 強め
83.0 66.1 50.7 37.2 11.9 [7]

今回の一週前追い切り:阪急杯

2/18 栗坂良 馬なり
54.2 38.9 24.3 12.1

今走は馬なり中心の調整でしたが、ひと追い毎に動きは良化しています。
今週も珍しく坂路で追われましたが、軽快なフットワークで終い12.1秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でも、直線の伸びは優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは良好と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神カップ(1着)

12/23 栗CW良 一杯
49.2 36.6 12.2 [6]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪急杯

2/24 栗CW良 強め
48.2 36.7 12.2 [9]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
体重の軽い騎手が騎乗したとはいえ、大外を回って4F48.2秒はかなり優秀です。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚を見せていますし、折り合いもスムーズで仕上がりは万全です。


ベストアクター 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、レース間隔が短くても併走馬と調教しています。
併走馬には先行した形でも同入することが多いので、遅れていなければ特に心配はいらないでしょう。

比較的直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台前半の時計が多いです。
全体時計は平凡ですが、今走も折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と見ていいでしょう。
ちょうど1年の長期休養明けにはなりますが、当レースは昨年制した舞台です。
芝1400mでずっと走ってきた馬ですし、久々でも仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪急杯(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:阪急杯

2/17 美坂良 馬なり
52.8 38.3 24.8 12.5

強めに追われた3歳未勝利のトロワエスポワールと併せて、0.6秒追走同入しました。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを更新。
若干失速しているのは気になりますが、終い12.5秒なら優秀です。
先週も直線は鋭い伸びを見せていましたし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪急杯(1着)

2/26 美坂稍 馬なり
54.0 39.1 25.3 12.5

強めに追われた3歳未勝利のロッソビアンコと併せて、0.3秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪急杯

2/24 美坂良 馬なり
52.6 38.0 24.7 12.4

強めに追われた3歳未勝利のトロワエスポワールと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで自己ベストを更新。
直線は若干失速しましたが、終い12.4秒なら優秀です。
ひと追い毎に状態は良好しており、久々でも態勢は整ったと考えていいでしょう。


レシステンシア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
水曜追いは併せ馬で強めの調教が施されており、鋭い反応を見せていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
レース直前の一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですね。

前走は初の古馬相手でもありましたし、休養明けということもあって8着に敗れました。
近走は中々勝ちきれてはいませんが、G1阪神JFでは5馬身差をつけて圧勝していますし、G1桜花賞、G1NHKマイルカップでも2着に好走しています。
ポテンシャルはかなり高い馬で、相手関係が楽になる今走も、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(16着)

11/11 栗坂良 強め
51.9 36.6 23.5 11.6

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:阪急杯

2/17 栗坂重 一杯
50.2 35.9 23.2 11.5

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると力強い反応で、直線は11.5秒の猛時計をマーク。
重馬場でも絶好の動きを見せており、騎手騎乗とはいえ全体時計もかなり優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(16着)

11/18 栗坂良 馬なり
52.0 37.0 23.9 12.0

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪急杯

2/24 栗坂良 一杯
50.5 36.1 23.4 11.5

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週も一杯に追われると絶好の動きで4F50.5秒の好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.5秒の力強い伸び脚を見せています。
2週連続で終い11.5秒の時計を出しているのも好感が持てますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。