きさらぎ賞2021 追い切り情報

きさらぎ賞2021 追い切り情報

きさらぎ賞2021 追い切り情報


2月7日(日)中京芝2000m

アランデル 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われ、水曜日は併せ馬で気合付けをしています。
水曜追いはウッドチップで追われることが多く、併走馬には同入・先着が多いです。
そのため、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

馬なりでも好時計を出すことが多く、直線も12秒台の伸びを見せています。
また、一週前追い切りでは失速ラップもありますが、最終追い切りではしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
今走も楽に好時計を出していて、折り合いもつくようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:芙蓉ステークス(2着)

9/24 美南W重 馬なり
82.5 66.4 51.9 38.8 13.3 [8]

一杯に追われた古馬オープンのピースワンパラディと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:きさらぎ賞

1/28 美南W稍 馬なり
82.8 67.1 52.9 39.5 13.3 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のラパンセソバージュと併せて、外を0.8秒先行して0.4秒遅れました。
今週は軽めの調整でしたが、併走馬にも遅れて直線も失速しています。
先行したにも関わらず遅れを取ったのは気がかりですが、前走時も一週前追い切りは失速ラップです。
前走も最終追い切りでしっかり仕上がっていたので、今走も最終追い切りの動きには期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:芙蓉ステークス(2着)

9/30 美南W良 馬なり
68.2 52.4 38.3 12.5 [5]

馬なりに追われた古馬3勝のハルサカエと併せて、外を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:きさらぎ賞

2/3 美南W稍 馬なり
54.8 39.8 13.0 [8]

馬なりに追われた3歳未勝利のノックトゥワイスと併せて、外を0.2秒先行同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、ラストは13秒とイマイチです。
格下の併走馬にも先行して追いつかれた形ですし、仕上がりはマズマズと考えていいでしょう。


ジャンカルド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強め、最終追い切りで軽めに追われる傾向があります。
水曜追いは美浦南Wで追われ、併せ馬で気合付けを行うことが多いです。
併走馬にはいつも同入、先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

近走はプール調教も併用していますが、まだ若いので特に心配はいらないです。
また、前走のように失速ラップでも結果は出ているので、しっかり動いていれば問題は無いでしょう。
ひとレース毎に力をつけていますし、初重賞でも楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:葉牡丹賞(2着)

11/26 美南W稍 強め
66.9 51.4 37.8 13.2 [5]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた障害未勝利のアーバンキッドと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:きさらぎ賞

1/27 美南W稍 強め
79.6 64.1 50.5 38.1 13.6 [6]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは13.6秒とイマイチです。
ただ、全体時計は80秒を切る猛時計を叩き出していますし、プール調教を併用しながら入念に乗り込まれています。
仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:葉牡丹賞(2着)

12/2 美南W良 馬なり
68.2 51.8 38.2 13.6 [3]

今回の最終追い切り:きさらぎ賞

2/3 美南W稍 馬なり
55.6 40.2 12.8 [6]

輸送もあるため今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは良好でラストは12秒台の好時計をを叩き出しています。
先週は全体時計が優秀でも直線で失速していたので、折り合いがついたのは好感が持てます。
プール調教を併用しながら入念に乗り込まれていますし、仕上がりは良好と考えていいでしょう。


ドゥラモンド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは美浦南Wで追われていて、併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れる傾向もありますが、結果は残しているので、しっかり動いていれば心配はいらないでしょう。
また、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
いつも折り合いはついていますので、失速ラップなら注意が必要です。
まだ若い面はありますが、力強い走りを見せていますし、相手関係が楽になる今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(7着)

12/9 美南W良 強め
69.7 53.8 39.6 12.2 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のライルと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:きさらぎ賞

1/27 美南W稍 馬なり
69.5 54.9 40.2 13.2 [6]

一杯に追われた新馬のエクランドールと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、引き続き軽快なフットワークで動きは良好です。
行きっぷりも抜群で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
併走馬に差を詰められたのは気になりますが、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(7着)

12/16 美南W良 馬なり
68.5 54.0 40.4 12.8 [8]

馬なりに追われた2歳1勝のシュネルマイスターと併せて、外を0.6秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:きさらぎ賞

2/3 美南W稍 馬なり
68.2 53.0 38.3 12.5 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のムスコローソと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、力強いフットワークで併走馬を圧倒。
直線も12.5秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ヨーホーレイク 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われる傾向があります。
併せ馬で気合付けをするも多く、併走馬にはしっかり同入、先着しています。
格上相手でもかなり追走しての遅れでなければ、引き続き好調と見ていいでしょう。

全体時計も一杯に追われて、栗東CWで6F82秒台の時計なら優秀です。
直線も鋭い伸び脚を見せていて、しっかり折り合いもついていれば仕上がりは良好と考えていいでしょう。
道悪でも問題ない馬ですし、相手関係が楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(3着)

12/17 栗CW良 一杯
82.8 66.2 51.5 37.8 12.4 [7]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳オープンのアドマイヤザーゲと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:きさらぎ賞

1/28 栗CW重 一杯
83.4 66.8 52.0 38.0 12.1 [6]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のレイオブウォーターと併せて、内を0.5秒追走して0.4秒先着しました。
先週は一杯に追われて併走馬に遅れを取っていましたが、今週は一杯に追われると力強い反応で好時計をマーク。
ひと追い毎に動きは良化していて、併走馬に先着しているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(3着)

12/23 栗CW良 強め
83.5 68.0 52.7 38.9 13.3 [5]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のエカテリンブルクと併せて、内を0.9秒追走してアタマ差先着しました。

今回の最終追い切り:きさらぎ賞

2/3 栗坂重 馬なり
55.5 40.6 26.4 13.2

馬なりに追われた新馬のセブンハピネスと併せて、0.9秒追走同入しました。
先週一杯に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで折り合いもスムーズです。
先週は絶好の動きを見せていましたし、このひと追いで態勢は整ったと見ていいでしょう。


ラーゴム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、最終追い切りにはしっかり先着しています。
格上相手でも最終追い切りで遅れを取るようなら注意が必要ですよ。

毎回折り合いもついていますし、直線は鋭い伸びを見せています。
全体時計は82秒台が通常で、直線も12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今走は初重賞でも2着に好走していますし、更に力をつけた今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都2歳ステークス(2着)

11/18 栗CW良 馬なり
82.9 67.6 52.8 38.7 12.0 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのヒンドゥタイムズと併せて、内を0.9秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:きさらぎ賞

1/27 栗CW不 馬なり
84.0 67.7 52.2 38.0 12.1 [6]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のステラリアと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、全体時計もこの馬なりに優秀です。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都2歳ステークス(2着)

11/25 栗CW良 馬なり
86.1 69.3 54.0 39.8 12.7 [4]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のステラリアと併せて、外を2.0秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:きさらぎ賞

2/3 栗CW重 馬なり
81.1 64.7 50.7 37.6 12.8 [7]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のステラリアと併せて、内を3.1秒追走して0.2秒遅れました。
併走馬には遅れましたが、全体時計は81.1秒の好時計で自己ベストを大きく更新しています。
かなり追走してのものですし、特に心配はいらないです。
直線も12秒台の時計が出ていますし、仕上がりは良好です。


ランドオブリバティ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走同入が多く、先行した形でもしっかり先着はできています。
そのため、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

馬なり調教でも直線の伸びは優秀で、いつも終い12秒台の時計を出しています。
いつも折り合いはついていますし、今走も折り合いがついて直線も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は騎手が落馬して競走中止となりましたが、それまでは2勝と実績はありますし、今走も仕上がり万全なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(競走中止)

12/16 美南W良 馬なり
66.7 52.5 39.0 12.7 [8]

一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のグラナタスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:きさらぎ賞

1/27 美南W稍 馬なり
69.8 54.3 38.5 12.5 [8]

一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのルッジェーロと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで直線は12.5秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、格上の併走馬に追走同入できているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(競走中止)

12/23 美南W良 馬なり
71.7 56.4 41.8 12.3 [8]

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のコスモスケアヘッドと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:きさらぎ賞

2/3 美南W稍 馬なり
69.7 54.3 40.2 12.5 [8]

最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のダイワダグラスと併せて、内を0.2秒追走して0.1秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで併走馬を楽に圧倒。
2週連続で終い12秒台の時計が出ているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。